超図解 勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本

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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054060555

感想・レビュー・書評

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  • アドラー心理学の理念が分かりやすくまとめられており、手に取りやすい本。

  • 上手にできないのは誤った目標のせいではないか、素質の使い方を間違っているのではないかと考えるのが、目的論を基礎にしたアドラー心理学。
    確かに〜しかし、もし〜ならばが自分の口をついたら、人生の問題から逃げている自分がいないか、厳しくチェックすべき。
    われわれは、われわれが自分の経験に与える意味によって自らら決定した者である。
    目的論の立場に身を置くと、原因という犯人探しをしている自分自身が、実は犯人であることが白日の下にさらされる。
    この辺りが、わたしに響きました。優しいようで厳しい、アドラーの言葉。変わろうと、変えようと思えば、自らの人生の目標、ライフスタイルも変えていける。人のせいにせず、自分が自分を作っているということをポジティブに捉えていけたらと思う。

  • 「1時間でわかる」というのは、自分にとっては時間が足りなかったが、アドラー心理学の5つのキーワード「劣等感」「ライフスタイル」「共同体感覚」「3つの課題」「勇気」が関連付けて整理されている。
    個々の劣等感が物事の意味づけの傾向であるライフスタイル(性分)を選択させ、また劣等感を補償するように集団・社会としての共同体が構成されるので、人生における3つの課題によりよく適応するためには共同体に貢献するコモンセンスを自らの目的として選択する勇気が大切だと分かる。
    また、専門家ではなく作家としての感覚を生かして、アドラー心理学に関連するドラッカーの使命、コヴィーの7つの習慣、ゲーム理論、モジョ・スコアカード、ジョブスの言葉などをからめて、理解と自己決定の助けが図られている。
    概略をつかむには十分だろうが、さて使えるかとなるとまた別のように思える。
    14-171

  • 「人間であるということは劣等感を持つことである」とは、アルフレッド・アドラーの言葉だが、タイトルの示す、彼の心理学は勇気の心理学であると思った。

    彼の心理学は、目的論的な観点であるため、対の概念である運命論とは異なり、自分の心掛けや行動によって見直しや修正が、可能である。私達は、劣等感を取り除くために自分を改善するはずである。

    ★書きかけです。。

  • 人生の意味について、自分なりに腹落ちできました。

    劣等感との向き合い方や、社会という共同体の中でどう生きていくか。

    自分は今まで私的論理で行動し、共同体に貢献する姿勢をまったく見せずに生きてきたから苦しかったんだなあと思いました。

    小手先ではなく、考え方が変わる本でした!

著者プロフィール

ノンフィクション作家。1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。同志社大学嘱託講師。心理学や哲学、美術、歴史、情報技術など幅広い分野で執筆する。
心理学系の著作に『図解 影響力の心理学』『図解 アドラー心理学の「幸せ」が1時間でわかる本』(Gakken)、『マズロー心理学入門』『人間性心理学入門』(アルテ)ほか多数。

「2023年 『図解決定版 勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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