自分を敬え。超訳・自助論

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054062061

作品紹介・あらすじ

刊行から150余年。起業家、芸術家、アスリート…全世界の挑戦者たちを刺激し続ける不朽の名作『自助論――SELF HELP』のスピリットがここに蘇る!33万部突破ベストセラー『スラムダンク勝利学』を著したスポーツドクター辻秀一による「超訳」。

感想・レビュー・書評

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  • 自分と向き合い、行動することを習慣化することが大切だと学んだ。それをするもしないも全ては自分次第。才能の有無ではなく、習慣化し、いかに努力できるか、成長していけるかが人生であるということをあらためて学んだ。

    もう一つ、初めて出会った言葉として、「玲瓏な心をつくる」というものがある。透き通った美しい心を持つことで素直に純粋に直感的に生きることができる。すてきな言葉であり、ぜひ自分が目指したい姿であると感じた。

  • ぱぱっと読める

    全ては自分次第
    人生は自分を習慣化すること

  • 内容はいいのだけど、ウーンそうですか…といったところ。
    超訳だからね。やはり原書に近いもの読まないとね。

  • 記述していることは、何ら異論の出ない正しいことである。しかし、すっと入ってくるわけなく美辞麗句が並んでいるだけに感じた。また内容も広く薄い。なぜすんなりと気持ちが入ってこないかを考えてみたが、なぜWhyの説明が少ないのと、例示がないことだろうか。余力があれば一度原著で読み直してみたい。

  • サクッと読める。自分を愛することを大切にしたいと思う人におすすめ。

  • くじけそうな自分の友にしていました。「人生とは、自分が決めたことをベストだと自覚できるように精一杯努力すること」

  • より良く生きるためにできることや心構え

    自分の作った檻や固定概念を越えること

    自らの内に秘めた、行き止まりのないエネルギーを活用すること

    自分を敬う、この概念は新鮮でした

  • [読んだ理由]==================
    職場の先輩に薦められたので。


    [読んだ後の感想]==============



    [内容纏め]====================


    [メモ]========================


    ■1:自分を敬え
    日々の生活の中、為すべきことは刻々と変化し、自分の意志とは裏腹に周囲から命じられる場面も少なく有りません。
    けれどもそれをやる自分が何を大事にしているのか、その基準はブレないはずです。
    自分が大事にしている人生の価値基準、それは単なる知識ではなく、自分そのものと思っていいものです。

    とにかく大切なのは、自分で決めていると自覚することです。
    人生は何が正解家などわからないものです。
    そんな曖昧な中で、自分で決めたことを自分自身で尊重して生きていることが、何よりも大切なのです。

    私が尊敬する米国UCLAの伝説のバスケットコーチ、ジョン・ウッデンは『成功とは自分自身がベストを尽くしたと満足を感じることだ」と述べています。


    ■2:自分を信じよ
    意志とは自分自身であり人間性です。
    人間性を磨くとは、石を磨くということにほかなりません。
    ではどうやって医師を磨けばよいのでしょうか。
    答えは簡単です。自ら考えて自分で決めて行動する週間を身につけることです。

    どんな『自分』も世界とつながっています。
    いきなり世界を動かすことはできなくても、先ず自分を動かすことが世界の何かを少し動かすことになります。
    世界を構成する要素に自分が入っているのですから、自分が動けば世界も動いたことになるわけです。


    ■3:自分を鍛えよ
    『一歩、前に踏み込めばいいのだ」
    古代スパルタ人のある父親が、件が短すぎると文句をいう息子をこう諭したとしたといいます。

    自分自身の大敵は、居心地の良い今までの自分です。
    ちょっとでも今までとは違うことをしようとすると、人は不安になったり恐れたりする事があります。
    それに打ち勝つため、ほんの少しの勇気が持てるかどうか。
    人生の価値はそこで決定的に決まるのです。


    ■4:自分を磨け


    ■5:自分を鼓舞せよ
    熱意とは、本気で生きるという事です。
    人は自分の人生から逃げることはできません。
    人生には、様々なことが怒ります。
    それらの出来事に向きあい、熱意を持って本気でぶつかっていくしか無いのです。
    それこそ自分の人生を生きているということであり、格好いい生き方のはずです。


    ■6:自分を育てよ
    「今は二度とない』と考えるか『明日がある』と考えるのかでは、結果は雲泥の差です。
    「明日がある」と希望を持つことはたしかに大事ですが、
    それは見方を変えれば「今日が人生最後の一日になることもある」という事実を忘れさせてしまう嗜好です。
    残念ながら多くの人がこのことに気付かないまま、今日という一日をくずかごに捨ててしまっているのです。
    明日はある、しかし今日は二度とないと考えることが重要です。

    一生懸命は本当に苦しく、辛いことなのか、自問自答してほしいと思います。
    一生懸命に取り組めば、手を抜いてやっている時よりも肉体的にはつかれるかもしれません。
    しかし心の状態はどうでしょう。どこか楽しいと感じる気持ちはないでしょうか。
    人間の遺伝子は、一生懸命を楽しいと感じるようにプログラムされている、総聞きます。
    その証拠に、子供の頃は毎日が楽しく有りませんでしたか?
    子どもは毎日、一生懸命という遺伝子をONの状態にして生きているので、何かを成し遂げたわけでもないのに、ただ毎日が楽しいのです。

    時間は誰のものでしょうか。
    あなたは他の人の時間も共有しているということです。
    だからこそ、人生には時間厳守という礼儀が大事なのです。
    時間にルーズなことは、当人だけの問題では有りません。
    時間にルーズな人は、他の人と共有している有限な時間を無駄にしてしまっていることに気づいていないのです。

    自分の機嫌は自分で取ると決めることが大切です。
    外界の状況をあるがままに受け入れ、今すべきことにリラックスして集中すると、パフォーマンスの質が向上して元気な心の状態になります。

  • 【生き方】自分を敬え 趙訳・自助論/辻秀一/20150408(46/330)<189/9649>
    ◆きっかけ
    ・日経広告

    ◆感想
    ・サラリーマンは安定と引き換えにコマ扱いされるという諸行無常、生々流転というあきらめ感、割り切り感を含んだ整理を最近していたが、自分に対して、自己犠牲感なく誠実であること、機嫌良く生きること等、もう少し抗うことも大切と感じた。両者は成立するのか、一見相反する感じがあるが、それでも前向きに捉え、自分会社を存続させることが大切なのだろう。
    ・従流志不変、と通じるところがあるか。

    ◆引用
    ・自分会社が勝負している世界はこの社会と自分の人生。自分会社の生業は生きるということそのもの。
    ・自分自身にエネルギーを投資する。成長のために自分自身に全力を注ぐ。
    ・価値基準:自分を見つめ、自分はいったい何を大事にして生きているかを問うことによって見つけるもの。
    ・自分で決めて生きているということが、自分の場所に立っているということ。
    ・本当は自分はどうありたいか?自分が望んでいることに正直に生きることが肝心。
    ・成功とは自分自身がベストを尽くしたと満足を感じること=UCLA伝説のバスケットコーチ、ジョン・ウッデン
    ・心が変われば、行動が変わる、行動が変われば、習慣が変わる、習慣が変われば、人格が変わる、人格が変われば、運命が変わる。
    ・栄光を手に入れようとして外界の評価ばかり気にして、そのためばかりに生きていると、自分が空洞化してしまう。真の栄光とは、自分が今の自分に克ち、成長していくことでもたらされる。
    ・どんあ状況でも、自分を大事にし、自分を磨いていれば、自助の光は自身に降り注ぐ。
    ・自分自身の大敵は居心地のよい今までの自分
    ・その場しのぎの刺激により知的な喜びは確かな成果をもたらすことがない。=苦労は買ってでもしろ。
    ・魂とは意思であり、感情。考えて感じることを大事にしていいれば、欲望が入り込んでくる余地はなくなる。
    ・認知脳(外の行動に対応するため)+ライフスキル脳(自分の心のため)をバランスよく。
    ・考える力を育むことこそ、自分を鍛えることになる。
    ・人はよりよくなるため、お互いに影響しあっている。
    ・幸福感を自ら創り出す思考は、すべての物事をあるがまま受け入れ、今すべきことを一生懸命に楽しむ思考。その思考による感覚は、何かを不本意に行ったり、あきらめて認めたりする思考とは異なる。
    ・人格が財産であれば、それを外に求める必要も、人と比較する必要もない。
    ・勤勉さが人格のすべてを支配する。
    ・誠実に人に付き合う、ルールに誠実である前に、まず人間として大切にしたい、自分のありたい姿への欲求に誠実であることが重要。
    ・快活=機嫌よく生きる。=>パフォーマンスの質も向上させる。
    ・忠実さは、ただの従順とは異なる。他者のためではなく、自分自身に誠実であってこそ人は忠実さを発揮できる。自己犠牲感はない。
    ・健全な精神は健全な肉体に宿る。
    ・健やかな生活の3原則は、栄養、運動、休養。
    ・我慢する=耐える、のではなく向き合う
    ・熱意をもって生きることは、人生の質を間違いなく向上させる。
    ・仕事とは生きるための義務を超越した、自己表現であり作品。すべての人は芸術家。人に喜びを感じてもらう作品を、自分の才能と努力により創造・製作していく。
    ・行動=内容(戦略)+質(心)
    ・宮本武蔵、鍛錬、鍛は日々同じことを1000回(3年)、錬は1万回(30年)。コツコツ続ければ、どんな分野でも3年後には専門家になれる。30年続ければ一流の境地に到達できる。
    ・直感の力を信じて生きる。
    ・自分が人生を通じて信じるものと持つことが信念の基本
    ・信頼の基本は自己責任、行動の内容と心の状態(機嫌よく)
    ・今この瞬間に集中して、強い実行力を発揮する。
    ・人間の遺伝子は、一生懸命を楽しいと感じるようプログラムされている。
    ・組織にとってのあるべき姿と自分自身が人生で自己表現したいありたい姿がオーバーラップすれば、おのずと人の中に活力は生まれる。
    ・リスペクトマインド=思いやり、を持つ。
    ・時間厳守は最高位の礼儀
    ・スポーツは自分を磨く文化。勝ちを目指す中で、知育、徳育、体育を目指す全人格的成長のための活動。
    ・知恵を身につけていくには、まず何かをよりよくしようという思いが必要。
    ・自分の機嫌は自分で取ると決めること。外界の状況をあるがまま受け入れ、今すべきことをリラックスして集中すると、パフォーマンスの質が向上して元気な心の状態になる。
    ・自分の使命とは何か?言葉でなくとも、答えがなくとも、自分には使命があると理解しておくことが大切。
    ・自分で作り出す自信とは、理由なしに自分を信じられるということ。自分の内側にあるエネルギーを信じてること。この小さい積み重ねが、風格を作る。
    ・グローバル化が進み、過去の成功事例が通用しなくなってきている現代では、タフでしなやかな生き方が求められる。研鑽を怠ることなく、常に成長を持続し、外界の改革に柔軟に対応し、自分や組織に勝利をもたらす。

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著者プロフィール

辻 秀一:1961年東京都生まれ。北海道大学医学部卒業、慶應義塾大学で内科研修を積む。その後、「本当に生きるとは」を考え、人が自分らしく心豊かに生きること、すなわちクオリティーオブライフ(QOL)のサポートを志す。スポーツにそのヒントがあると閃き、慶大スポーツ医学研究センターでスポーツ医学を学ぶ。99年、QOL向上のための活動実践の場として、株式会社エミネクロスを設立。スポーツ心理学を日常生活に応用した応用スポーツ心理学をベースに、個人や組織のパフォーマンスを、最適・最大化する心の状態「Flow」を生みだすための独自理論「辻メソッド」でメンタルトレーニングを展開。37万部突破の『スラムダンク勝利学(集英社インターナショナル)』をはじめ、『リーダー1年目からの教科書(ぱる出版)』『自分を「ごきげん」にする方法(サンマーク出版)』『禅脳思考(フォレスト出版)』 『さよなら、ストレス(文春新書)』など著書他多数。最新刊は『Play Life, Play Sports~ スポーツが教えてくれる人生という試合の歩み方~(内外出版)』

「2018年 『メンタルトレーナー直伝 先生の“ごきげん思考”で、授業はうまくいく!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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