4 いちばん身近な裁判の話 (池上彰さんと学ぶ12歳からの政治)

制作 : 学研プラス 
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784055012324

作品紹介・あらすじ

もし歩きスマホで事故を起こしたら? ある日突然、裁判員に選ばれたら? 小中学生の身に起こりうるテーマ・事例を取り上げ、池上彰が解説。子どもたちが政治に興味を抱く“きっかけ”を提供する、「いちばん身近な政治の本」です。

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭の池上さんのお話から引き込まれる内容。

    ”「やられたら、やり返す」というのではお互いに傷つくだけですし、きりがありません。かといって、悪いことをしていないのにそのまま引き下がるのは悔しいし、悲しいですよね。”(P4から引用)

    どうしても堺雅人さんの大ヒットドラマの決め台詞を思い出してしまう序文である。
    やり返すのも、引き下がるのもよくない。裁判所に公正で客観的な立場から判断してもらう、「裁判を受ける権利」が日本国憲法で保障されているのだ、と池上さんは教えてくれる。
    続けて、「大津事件」についても触れて「司法権の独立」を説明してくれる。なるほど、明治の時代にこんなことがあったのか、と唸らずにはいられない。国交に忖度せず、死刑ではなく無期懲役の判決を出した当時の裁判所は立派だ。三権分立なのだ。

    裁判と言うと、堺雅人さんが弁護士役で大活躍したドラマのイメージが強かったが、こうして三権分立と合わせて真面目に勉強しておいてよかったと思う日がくるに違いない。

    『半沢直樹』
    https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/

    『リーガルハイ』
    https://www.fujitv.co.jp/b_hp/legal-high_2013/

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著者プロフィール

昭和女子大学附属昭和小学校英語科専任講師。日本児童英語教育学会(JASTEC)関東甲信越支部運営委員。小学校教員向けの講座などで講師を務め、指導者の育成にも携わる。

「2020年 『小6英語をひとつひとつわかりやすく。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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