アドルフ・ヒトラ- (権力編) (歴史群像シリーズ 42)

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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784056007398

感想・レビュー・書評

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  • だいぶ前に読んだのでうろ覚えだが、ヒトラーについて「どうせ対ソ戦は短期決戦の見込みは失われたのだから、東部戦線の混乱に乗じてユダヤ人殲滅だけは成し遂げなければならない。そのために徹底的な持ち場死守を現場には命じ戦争とそれによる混乱と非人道的な行為が平時に比べれば許される状況を徹底的に長引かせることが、ヒトラーにとって重要だった」というような考察があり、当時としてはかなり納得した覚えがある。後年読むことになるシュペーアの回想録に出てくる、ヒトラーのベルリン破壊命令(通称「ネロ指令」)に付随して「この国民は弱者であることを証明したのだから、そのような国民が戦後生きるための原始的なインフラを残すことなど考慮する必要はない。どのみち優れたドイツ人は既に死んでしまったのだから生き残るのは屑だけだろう」という暴論と、シュペーアのこの破壊司令の阻止に奔走する様も少し描かれており当時としてはこのムック本で第二次世界大戦やホロコースト、多様な要素をはらむ第二次世界大戦ヨーロッパ戦線をわかった気になってしまったムック本。それでも概略を知るには図やイラスト、写真も多く初心者には有用かと思います。

  •  二冊ある歴史群像のヒトラー本のひとつ。こちらは政治思想的なものがメインで、ヒトラーの民族観や領土政策、オカルトとの関与やナチ幹部の紹介など。特に戦争終結後の欧州支配構想や、オカルトとの関与が面白い記事。

  •  やはりこのシリーズはいいですね…「歴史群像シリーズ」。初心者でもかなり分かりやすい本だと思いますよ。所々イラストや写真等挿入されており、とても分かりやすいと思います。
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    <BR> 恥ずかしながら、実はヒムラーや、ゲーリング、ゲッペルス位しか知らなかった位だったんですが、ほんと理解できましたからね…(笑)さすが、学研と思いましたね…。この手の本はお得意のようで(笑)ナチスの事を手っ取り早く知りたい方にかなりお勧めです。
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    <BR> 後、ヒトラー著の「わが闘争」有るじゃないですか…アレから先に読まないほうがいい気がします…是を読んでからと言うか、ヒトラー自信の事を知ってからの方がいいでしょうね…。割と、事実を霞めていたり、している所が有るみたいなので。

著者プロフィール

昭和女子大学附属昭和小学校英語科専任講師。日本児童英語教育学会(JASTEC)関東甲信越支部運営委員。小学校教員向けの講座などで講師を務め、指導者の育成にも携わる。

「2020年 『小6英語をひとつひとつわかりやすく。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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