- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784059006305
作品紹介・あらすじ
江戸城の台所人、鮎川惣介は幼なじみの剣の達人、片桐隼人と協力して、その鋭い嗅覚で数々の難事件を解決してきた。近頃、江戸で評判の稲荷寿司の屋台で、なぜかそこの稲荷を食べた者は身体の痛みがとれるという。藪医者呼ばわりされた滝沢宗伯の依頼で屋台を調べてみると、どうやら阿片を茶に混ぜているらしい。一方、大奥では女の骸が発見される。佳境に突入するシリーズ第三弾。
感想・レビュー・書評
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第三弾
大奥に関連するこれまでの話の完結編?
若き水野忠邦と大奥で権勢をふるうお美代の方を中心に京の倒幕勢力の陰謀、首謀者は不明でこれまで何人の普通の人々の犠牲が
娯楽読物としては常に消化不良?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
料理に関することと、男前sageチャンスが来たときの惣介は生き生きしてるw将軍家だろうと町家だろうと家庭の事情は様々で悩みは尽きない。1巻から続いた大奥 がらみの事件もこれで一応の決着をみせるわけだが、なんかややこしいそっちの事件より、浮き世の辛さとそれでも生きていかなければいけない人々がだす答えの方 が気になる。
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L 包丁人侍事件帖3
すでにシリーズ3冊目なので仕様もわかってきたけれどなんせイレギュラー三昧。御目見得以下なのに将軍に謁見できて可愛がられ、発端は大奥絡みだったのに全て城の外で解決。料理人だけれど料理のシーンや食事のシーンは少なく、頼りの嗅覚もそれほど役にたってない。
まぁ友情かな、見所は。 -
作家永井路子が昔、自分は食べ物の描写が苦手で、うまい杉本苑子と比較して、料理をしないせいだと書いていたけれど、この人の料理も、素材、作り方、出来上がり共に永井派。なのになんで、包丁人を主人公に書くのか。食べ物そのものはあまり推理に関わってこない(主人公の嗅覚が捜査には役立っている)のに。
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3/10-3/11