小早川隆景 (学研M文庫 え 5-11)

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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784059012078

感想・レビュー・書評

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  • 地方の一豪族から中国一の大名へと成長した毛利家の歩みを通して、戦国きっての知将、小早川隆景の生涯を描く。その人柄と智謀で毛利家に留まらず、豊臣秀吉ら多くの武将たちからも信頼された隆景。特に豊臣政権では毛利家の実質的な代表として活躍した。最後は自らが継いだ家名を賭してまで主家である毛利家を守ろうとした姿勢から、学ぶことは多い。ゲーム等ではあまり扱われない豪族時代の毛利家を知る上でも参考になる一冊。

  • 小早川隆景、毛利元就の息子の中で最も父親に気質が似ているとされますね。この小説では偉大な父を尊敬しつつも、一方で非情ともいえる策略に反発を覚え、葛藤する姿が印象的でした。それを乗り越え、毛利家の大黒柱に成長し、最後まで毛利家のために尽くす隆景の心情描写が興味深かったです。

  • 戦国時代の中国の情勢と生き残りをかけた知恵を伺えたので面白かった

  • 毛利一族に関してはあまり読んだことがなかったのでさらに関心を持ちました。
    今後は毛利関係も読んでいこうと思います。
    九鬼の水軍に敗れたり秀秋関係はあまり書いてませんでしたね~。

  • ゴロゴロ転がる(笑)。元春と隆景の仲のよさに転がる(笑)。何、何であんたらそんなにお互いのこと好きなの?というくらい。

    話の流れは「決戦!厳島」。厳島合戦にたどり着くまでが長い。そこから先は急降下。「え、もうここ?」みたいな。厳島後もじっくり読みたかった。そんな想いがマイナス★

  • 隆景、超好きです、よ。
    興味をもった理由は、秀秋を養子にするエピソード。毛利のためなら自分の家をつぶすことになっても…、て、どんなけ主家思いなの?!と。
    実際、本を読んで見て、はじめて、毛利元就の息子だとわかったり、三本の矢を説かれた人だとわかったり。知らないことばかりだったので、おもしろかったです。
    関が原で、吉川広家が西軍に味方しなかったのに対して、広家憎し!と思ってたのですが、毛利サイドの本を読むと、広家の方こそ、毛利を思ってたのじゃないか、と、思わず思ってしまいました。

  • 父・毛利元就の『三本の矢』の教えを忠実に守り、本家毛利のために戦った義将。
    お勧めです。

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著者プロフィール

小説家。著書『白磁の人』『一葉の雲』『凍てる指』など多数。

「2018年 『満州ラプソディ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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