38度線上の怪物 (手塚治虫漫画全集)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061086432

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  • 1948年発表「吸血魔團」のリメイク作品。映画『ミクロの決死圏』の大元のネタとしても有名です。ヒゲオヤジとケン一が体の中で結核菌や白血球と戦いを繰り広げます(体内ネタは、その後「ドラえもん」や「ドラゴンボール」にも出てきますね)。

    人間の体温であるところの38度と、北朝鮮と韓国を分断する北緯38度線をかけています。結核菌のモードさんとケン一が決裂するシーンの描写が秀逸。

  • 手塚らしい、医学の知識満載のお話。
    意外とリアリストな主人公とヒゲオヤジ。
    あとがきにも触れているが、実は中身は…、という内輪話全開の所が、
    手塚の核心について触れているようで面白い。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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