限りなく透明に近いブルー

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著者 : 村上龍
  • 講談社 (1976年7月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061128231

限りなく透明に近いブルーの感想・レビュー・書評

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  • 何度目かわからない再読。村上龍衝撃のデビュー作。1976年当時の原色の街・福生を舞台に繰り広げられるドラッグとセックスの饗宴。この小説で注目すべき点は「視点」の圧倒的な「清潔感」だろう。実際やってることはかなりえげつない。黒人との乱交パーティー、電車の中での半レイプ、繰り返される嘔吐、自殺未遂、腐ったパイナップル・・・汚くてしょうがないあれこれが主人公「リュウ」の眼を通すと現実感が失われ圧倒的な清潔感が生まれるのだ。「リュウ」はちゃんとした人格を持った一人の青年だが、その視点はカメラ・アイのような役割を持っている。今にも壊れてしまいそうな詩的な感性とその清潔感がこの小説に芥川賞を取らせたのだと思う。それと特筆すべきは執筆当時の風俗を歴史資料のように知ることができる点だろう。時々挟み込まれる音楽・薬物ネタ。ドアーズやローリングストーンズならともかくバーケイズなんて今ではあまり名前が挙がってこないし薬物にしてもメスカリンやニブロール、ボンドで遊んでいる奴なんて現代においてはそうそういないだろう。それと登場人物の古臭いセリフ回し。「味噌汁だけでも吸おうと思った」「おれミルクなしやからなあ」など現代ではあまり使わない言葉だろう。
    万人にはお勧めできない超問題作だが、合う人にはとことんフィットしてくれる作品だろう。俺が思うにこの作品のような路線を続けていたら村上龍は自殺していただろう。それほど壊れやすい感性がこの作品を成り立たせている。

  • 意味がわからない作品だった。
    でも、どこかの口コミ評価で、
    「この作品から何かを求めてはいけませんね。私は雰囲気を楽しみます。伝わってくる気だるさが好き。」
    とコメントしている人がいた。
    ふーん。そうなんだ。なるほど。そう言われるとわからなくもない。何も求めない人にはオススメの本かも。

  • 主人公リュウ。想像しただけできたないことだらけで、若さをおおきくかいたかんじ。
    note 又吉、夜を乗り越えるから派生。

  • めちゃくちゃ気持ち悪かった

  • 【242】

  • 完全にいってる世界。

  •  絵具のパレットのゴキブリの小さな腹の中では赤と青が混じり合い、潰すと鮮やかな紫色の体液が出る。ほらほらほら、とスポイトを静かに押せば僕の中の血とヘロインが混じり合う。柔かい毛に包まれた胞子をただ風に飛ばす羊歯のような静かな植物に自分がなったように感じ、ビルから飛び降りて遠去かる空を見ながら恐怖と風圧に捩じ曲がる女の唇が頭に浮かんだ。

  • 具合が悪くなりそうな描写の後に、目に浮かぶような文章が続いて
    後味も思ったほど悪くはなく、読みやすかった

  • 「胸糞悪くなる話だよ」
    そう友人から言われ逆に興味が湧き購入。

    私としては胸糞悪くなるというか、
    非道徳的で非倫理的な出来事が
    あまりにも淡々と綴られているため不気味さを覚えた。

  • 1976年(昭和51年)第2位
    請求記号:Fムラカ 資料番号:010536449

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