出雲神話 (講談社現代新書)

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著者 : 松前健
  • 講談社 (1976年7月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061158443

出雲神話 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

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  • 1976年刊行。著者は立命館大学教授。

     日本古代国家成立において、欠くことのできない出雲の存在。そしてそれが文献として現れる出雲の神話。その神話を非常に丁寧に解読した一書。

  • 訳がわからない個所もあったけども。
    「スサノヲのヤマタノオロチ伝説はアンドロメダ型の説話の他の説話の影響を受けて生まれた」とするのではなく「既に『怪物を退治し、いけにえにされていた乙女と結婚』の形が出来上がっていた。それが、後から来たアンドロメダ型の説話と結びついただけ」とする説は斬新だった。
    しかし、初めて見たということは、↑はあまり支持されていない説なのかしらね。

  • 【資料ID】20610
    【分類】162.1/Ma81

  • ○ 出雲神話には虚像と実像とがある。前者は記紀における出雲を舞台とする説話群であり、後者は「出雲国風土記」に記された出雲の風土伝承すなわち原出雲神話である。
    ○ 虚像としての出雲神話は、出雲以外の多くの地の国つ神をもこの神系に含む、全国的なスケールのものである。
    また、高天原の天つ神に対立する葦原の国の国つ神の世界という理念的産物である。
    ○ 実像としての原出雲神話は、素朴な風土伝承で、そうした理念は見られない。
    ○ 虚像は、大和朝廷側の理念・構想に基づくものであるが、その成立事情については、諸説があり、どれも多少の真実性を含むが、とくに「ふげき」信仰が、もっとも有力、かつ効果的に説明である。
    ○ スサノオにも、虚像と実像とがある。虚像が高天原に反抗する巨魔的な役割を持ち、実像は出雲や紀伊などの民間の豊饒神・文化神である。前者は、7,8世紀の休廷側の創作であり、後者が古い原像である。
    ○ スサノオの名は「出雲国風土記」に見えるように、地名のスサから出ているが、その本来の原郷は、出雲のスサではなく、紀伊のスサである。この神は、もと紀伊の漁民の奉ずる、海のかなたの根の国から船で来臨する豊饒神であった。

  • カタカナばっかで読みにくいなあ。

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