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- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061158481
感想・レビュー・書評
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砂漠の神であるヤハウェがいらなくなり、農耕民(定住民)となった信者には、治癒神が必要とされてくる。そこで登場したのが、治癒奇跡・悪霊払いをするイエスであった。
論理展開が巧み。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
聖書の読み方は色々あるけれど、この本は聖書をヘブライ語圏の口伝集大成として捉え、周囲の様々な文化圏からどのような内容の神話・伝承が流入し、聖書の中のエピソードとして登場しているかを探っている。
新約聖書でイエスが奇跡として盲目の者やらい者を「癒す」が、その「癒す人」としての属性をギリシャの医神エスクレピオスに求めたり、同じく「死んで甦る」属性をバァル神話のバァルやアドニスに求めたりする。
日本史受験者として世界史や世界地理に疎いせいか、点でしか捉えられない古代文明の繋がりや伝播についてを改めて面白く読ませてもらった。 -
イエス=キリストを治癒神の視点に置き、アスクレピオスとエシュムンの二つの神と比較した本。
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