100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
4.23
  • (1965)
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本棚登録 : 10812
感想 : 1381
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061272743

感想・レビュー・書評

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  • 読み聞かせてるだけで、泣きそうになる。子どもに何度も読んでもらいたい本。生きることの意味が詰まっている。

  • 前半のねこは正直いやな奴。
    彼が可愛がってくれた(どろぼうは仕事に利用してたけど)どの人間も好きになれなかったのは自己愛が過ぎて周りを見下してたからじゃないかなーと。野良になってもめすねこのプレゼントを馬鹿にするだけだし。
    そんな彼を変えたのが「そう」と「ええ」しか台詞のない白いねこ。あーこういうなびかない美女にふりむいてほしくて、聞かれてもいない自慢で自爆しちゃう所あるある。でもそこから「そばに いても いいかい」のひと言が言えたねこは偉い。
    それからずっと彼女のそばにいて、最後白いねこがなくなってから泣いて泣いて後を追って動かなくなったねこ。愛のないところに生はなく、生のないところに死は訪れないってことかなーという気がした。死なないことが幸せなんじゃなく、愛を感じて生きることが幸せなんだと。白いねこに最後出会えたねこは幸せ者だったんじゃないかなと思った。

  •  その昔、娘のために購入した絵本だが、図らずも自らハマってしまった。命とは、家族や仲間とは、死とは。そして愛とは。人との繋がりとは。様々な読み方が可能な、そして様々な暗喩が込められている秀作である。
     読み継がれているのもむべなるかな。
     1977年刊行。

  • 久しぶりの再読。
    ラストをすっかり忘れていて。
    白ねこと子供ができて、歳をとって、
    白ねこが息をひきとって、ねこはけっして生き返らなかったんだ。
    100万回も生き返ったのに、最後は幸せだったんだね。

  • 久々に読んでみたくて読んだ。 そばにいていいかい。 の一言が深いな。 つまらないプライドなんていらないんだ。 愛する存在ができてよかった。 時間という期限があるから 自分の人生を大事に 人を大事に生きないと

  • 猫はなぜ101回目は生き返らずに、死んだのか(死ねたのか)、知り合いと話し合ったら、みんなぜんぜん違う解釈をしていて驚きました。不思議な絵本です。

  • 何回か読んでいる好きな絵本

    たまたま行ったカフェにあったので
    久しぶりに読み返してみた

    やっぱり好きだわ。

    その時の自分の状態で微妙に印象が違ってくるのも楽しい

  • 大人が楽しめる絵本。
    生まれ変わり、輪廻転生、生きるって?死って?・・究極は、「愛」って??・・いろいろな事を考えさせられます。

    ラストは、賛否両論あるだろうけど、私は「100万年生きて、ようやく本当の「生」を生ききる事ができたのならよかったね♪と思いました。
    それははじめて「愛」というものを知ることができたからなのかな・・「生きることは愛すること」。
    そう、教えてくれた気がします。

    とても味わい深い絵本です。

  • とらねこの物語。娘が子供のころに読んでたのを思い出し。65歳になって読みました(笑)
    これは、大人の絵本でもありますね。かわいそうなとらねこ・・・。でもおばあさんと住んでた時、のらねこになったときは気楽でよかったですね(笑)そして、白いねこと出会って本当に幸せな暮らしができましたね!

  • NTV系ドラマ【偽装の夫婦】で主人公が勤める図書館での読み聞かせシーンで用いられていた。

    家族が死んだから泣いたと・・・。

    そう?

    • なおみさん
      私も持ってますぅ。
      好きな絵本です^^
      私も持ってますぅ。
      好きな絵本です^^
      2015/09/14
    • しょうさん
      超ロングセラーだけど最近存在を知りました(^^;)

      色々考えさせられました。
      超ロングセラーだけど最近存在を知りました(^^;)

      色々考えさせられました。
      2015/09/16
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著者プロフィール

1938年、北京生まれ。絵本作家。ベストセラー『100万回生きたねこ』のほか『おじさんのかさ』、『ねえ とうさん』(日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)など多数の絵本をのこした。
主なエッセイ集に、『私はそうは思わない』、『ふつうがえらい』、『シズコさん』、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)、『死ぬ気まんまん』などがある。
2010年11月逝去。

「2021年 『佐野洋子とっておき作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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