三国志英雄ここにあり 上 (講談社文庫 し 2-1)

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  • 講談社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061312791

感想・レビュー・書評

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  • 演義ベースの三国志。流れるように読める文章力は素晴らしい。

  • 空から人が降ってくるなんて、面白い始まり方だ。
    こちらの作品では余り反応を示さない劉備が気になるけど
    趙雲と関羽がそこで出会っていたかという設定とか無理なくて良い。

  • 柴田錬三郎は なぜ 三国志を書こうとしたのか?
    そのことに興味がある。

    上巻を読んで いちばんショックだったのは、
    北方謙三の三国志と比べて、
    呂布が 俗物的に 描かれていることだ。
    たしかに 義理の父を殺したということや
    董卓を殺めたりすることや
    徐州での挙動など 客観的に見ると
    呂布の行動は なぜということに答えることができない。

    呂布の赤兎馬にたいする愛情も薄いのだ。 
    貂蝉への思いも ふーむ。
    ちょっと違うなぁ という感じである。

    張飛は ありのままのすなおさがあるが
    関羽は やはり うまく描けないのだね。

    劉備玄徳は、格好良すぎ。
    曹操は えげつなさが 十分でていていいなぁ。

    さて、中巻で、やっと 諸葛孔明が本格的に
    でてくるのですね。どんな諸葛孔明になるのだろう。

  • ある 上中下

  • 読了。

  • 実は他の三国志をちゃんと読んだ事が無い。

    正確に言うと、シリーズの完結まで読んだ事が無い。
    つまり王道の吉川三国志も読んでなければ、正史も演義も違いがわからない。
    俺にとっての三国志基準は、この本と、横山光輝の漫画がベースになってます。
    現在は北方三国志を読み始めた所ですが。

    この柴錬三国志は確か中学の時に読んだので、そう考えるとかなり古い作品と言える。もう二十数年もの昔になってしまった。

    記憶も定かじゃないが、今思い返せば、ちょっと劉備がオトコマエに描かれ過ぎてるような印象が(笑)
    そして諸葛孔明の人間離れさよ(笑)

    でもかっこいい!
    中国の歴史物をよく読みますが、この本がきっかけであるのは間違いないです。
    個人的記念作品。

  • 数ある三国志モノの中でも、個人的には一、二を争う傑作。吉川版に比べて武侠小説的色彩が濃く、ダイナミックかつエネルギッシュで一気に読ませる。中学生の頃、横山光輝のマンガとコレを読んだだけで三国志マニアを気取っていたのも今では良い思い出。

  • 学生時代に読んでこれで三国志好きになりました。
    かなり古い本ですが文章がたいへんすばらしくて、面白いです。

  • カバー違い。

  • 小説の三国志の中ではだいぶ読みやすい。

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著者プロフィール

1917年-1978年.岡山県生れ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代ものの短編を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念。1951年、『イエスの裔』で第26回直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に創作し1956年より「週刊新潮」連載開始の『眠狂四郎無頼控』は、剣豪小説の一大ブームを起こす。1969年に『三国志英雄ここにあり』で第4回吉川英治文学賞を受賞主な作品に『赤い影法師』『御家人斬九郎』『剣は知っていた』『決闘者 宮本武蔵』『チャンスは三度ある』など多数。

「2022年 『第8監房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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