いのちの ふね (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 137
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061324824

作品紹介・あらすじ

別れの悲しみを希望に変える。命はめぐり、つながっていく。

感想・レビュー・書評

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  • 〝夜が明ける。そのすこし前「いのちのふね」は、空の上から降りてきます...たくさんの人が、気持ちよさそうに、船の中に入っていきます。 歳をとって動けなくなった人、重い病気だった人、可愛がられていた犬や猫もいます...世界中のどんなところにも、その船は飛んでいきます。 大きな事故や戦争のあった処にも...みんなを乗せた船は、大きな雲の中に入っていきま。 船から下りると、今までと同じように笑ったり、話したり、楽しかった事、あなたのことを思い出すのです。 「あなたの気持ち分かってる。 大丈夫、今まで有り難う。これからも元気でいてね」 そう思っているのです・・・〟人はいつか死に、残された周りの人は、その人の死を心の中で反芻し、生きていく。 命はめぐり、繋がっていくのです――。

  • 命は繋がっていると言うこと。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 5歳11ヶ月

  • 輪廻転生を青の世界で柔らかく表現。

  • 魂の輪廻

  • この世界を旅立った人たちの行く先は…?
    きれいな水色と白を基調とした柔らかで愛情溢れる絵で描かれる死後の世界。
    そして新しいいのちへ。
    遠く旅立ってしまったあの人も、今はきっと笑っている。そう思える絵本です。

  • 3・11、今年は、北海道でも大地震があった。いのちの大切さ、伝えたい。

    透明感のある絵、

    ふねのおなかから
    たくさんのとりがとびたっていきます

    あたらしい いのちが うまれます

    こどもたちに読み聞かせると、
    いろんな対話が生まれます

    ぜひとも読み聞かせてほしい一冊。

  • 生と死のはなし。
    とりのふねにのり、天国?にのぼって赤ちゃんにかえったあと、とりが赤ちゃんをはこぶ。
    C8771

  • 幼稚園
    死生観

    死んだら、鳥に似たいのちの船にのる。
    雲の広場で過ごした魂は若返り、コウノドリに運ばれ新しい命となる。

  • 2013.11月 市立図書館

  • 「くらいよるがおわりよがあけるすこしまえ いのちのふねは そらのうえから おりてきます」幼い子供にも語りやすい平明な言葉、そしてブルーと白を基調に静かに輝くような絵を通じ、「いのち」はめぐり、つながっていくことを伝えます。夜から朝へ変わりゆく空の色合い、ふわふわと気持ちよい雲の中で思い思いに穏やかに過ごす旅だった人々や動物たち。雲間から見える下界の風景が、一心に描かれています。旅だった「いのち」を思い、自分が今ここにいることの不思議やいとおしさが心に染みてきます。

  • 死んだ生き物たちの魂を乗せる船がある。
    それは世界中のどこにでも現れて人や胴動物の魂を乗せていく。

    雲の上についたら、生き物たちは思い思いのことをして過ごす。
    そして、だんだんと赤ん坊に戻っていく。
    赤ん坊はまた船に乗って、コウノトリによって世界中に運ばれていくのだった。
    そうして、また新しい命としてこの世界に生まれるのだった。

    全体的に青と白の絵。
    幻想的ではある。

  • 静かにじんわりと心に寄り添う感動を味わいました。
    輪廻転生を思い、人の死に新たな命の希望を見出すことで
    今を生きる私たちは勇気付けられるのかもしれません。
    亡くなった人たちはいなくなった訳ではなく、
    我々により近い場所=私たちの心の中で見守り続けてくれているのです。

  • 空の青さがとっても美しい絵本。
    そこに浮かぶ雲の、薄いけれども存在感のある白さが映えていて綺麗だ。
    生と死、再生と希望の物語が素朴な言葉で語られている。

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著者プロフィール

1952 年、東京都に生まれる。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』で産経児童出版文化賞JR賞を、『あるヘラジカの物語』で親子で読んでほしい絵本大賞を受賞。主な作品に「のりものえほん」シリーズ、『ティラノサウルスのはらぺこないちにち』、『せんろはつづく』、『みずとは なんじゃ?』、『としょかんのきょうりゅう』、『戦争をやめた人たち』が、鳥の巣研究家として『鳥の巣いろいろ』、『ツバメのたび』、『鳥は恐竜だった』などの著書がある。静岡県在住。

「2022年 『三日月島のテール 行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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