- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061325487
作品紹介・あらすじ
うさぎのはなちゃん、きつねのこんくん、あひるのがあこちゃん、りすのりすこちゃんは、つんつく村のもみのきマンションにすんでいます。
今日は村のおまつりの日。4人は朝から、森をぬけ、おまつりの会場へと向かいました。
あなぐまじいさんの回転木馬づくりを手伝ったり、村に伝わる伝統のパイづくりを手伝ったりしているうちに、おまつりの準備はどんどん進んでいきます。ピーヒョロロ、ダンドコドン。大きな音を合図に、おまつりがはじまりました。みんなでおいしいパイを食べて、回転木馬に乗って……。
そして真っ暗な夜が訪れたとき、村のみんなは、願いをこめて、ランタンに火をともしました。
さあ、4人は、どんなことをおねがいしたのでしょう?
感想・レビュー・書評
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もみの木マンションに住む仲良し4人
1階はうさぎのはなちゃん
2階はきつねのこんくん
3階はあひるのがあおくん
4階はりすのりすこちゃんです
きょうはつんつく村のおまつりです。
もみの木マンションの4人もおまつりを楽しみにしています。野原にはたくさんのテントが並んでいます。ランタンが置いてあるテントにがあおくんは惹きつけられました。
毎年おまつりの最後にそのランタンに火を灯して、願い事をして空に放つのだそうです。
つんつく村の夏のお話です。
大人は余計なことをつい考えてしまいます。つんつく村ってなんなんだろうか…どうして4人はもみの木マンションに一緒に住んでいるんだろうか…親は?村の人たちの中には親子で住んでいる人達もいるのになぜ?
そういうことを考えるとお話に入り込めないので、なるべく考えないようには努めていますが、つい綻びがあるとそこから現実が見えてきてしまいます。
ランタンを見て、これなに?というがあおくんに対し、毎年やっていることだよと答えるということは、があおくんにとっては初めてのおまつりなんだ、去年はいなかったんだと読み取れてしまい、そこから蓋をしていたはずの疑問が溢れてきてしまいました。
そうなると、普遍的にある日常を切り取った読み物ではなく、今見せているものとは違う過去があるお話だと認識してしまいました。細かいですが、あれ?と思ったところです。
子供達にとって、この本大好き、家に置いて欲しいとまでならないのは、そういうところからきているのかもしれません。子供にはお構いなしだろうと思いがちですが(もちろんそういう子もいると思います)、意外と子どもは細かいところをよく見て聞いているし、読み手の大人(私)のあれ?と引っかかった部分についても、言葉にはお互いしなくとも案外気が付いていたりもするものなのだと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「うさぎのはなちゃん、きつねのこんくん、あひるのがあこちゃん、りすのりすこちゃんは、つんつく村のもみのきマンションにすんでいます。
今日は村のおまつりの日。4人は朝から、森をぬけ、おまつりの会場へと向かいました。
あなぐまじいさんの回転木馬づくりを手伝ったり、村に伝わる伝統のパイづくりを手伝ったりしているうちに、おまつりの準備はどんどん進んでいきます。ピーヒョロロ、ダンドコドン。大きな音を合図に、おまつりがはじまりました。みんなでおいしいパイを食べて、回転木馬に乗って……。
そして真っ暗な夜が訪れたとき、村のみんなは、願いをこめて、ランタンに火をともしました。
さあ、4人は、どんなことをおねがいしたのでしょう?」 -
お祭りでパイを食べたり、ランタンに火を灯して願いことをしたり、
ちょっと無国籍風で、でも、ワクワクするなぁ。 -
つんつくむらの長閑なおまつりが描かれた絵本。まつりの様子が隅々まで描かれていて、絵のいろいろな部分を注意深く見てると、いつまでも楽しめそう。長閑な雰囲気の絵柄も話の内容に合っていると思います。
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手作りのいろんなパイが振る舞われたり、手作りの回転木馬に乗れたりとつんつく村のおまつりはどこか異国風。音楽に合わせてみんなで踊ったりするのはどこも一緒だなぁとお祭りの楽しさに酔う。
暗い夜空にポワッと浮かぶランタンの灯火が美しい。
「らいねんも また、おまつりに こられますように」は表面的には単純でシンプルな願いごとだけど、その裏に秘めた祈りに思いを馳せると人それぞれに奥が深いな。過ぎていく夏を愛おしむ今に重なる。
3歳9ヶ月。 -
3歳〜。外国のお祭りの雰囲気が伝わります。
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おまつりの楽しさがとても良く伝わってきて、本の隅々まで見入りました♪
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絵もお話の内容もかわいい。
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辛口で申し訳ないけれど、こんなに文字の読みづらい絵本は初めて。本作りにまだ慣れていない出版社かと思いきや大手出版社。年間の出版ノルマとか諸事情を察してみたり…
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ストーリーは普通だし、動物達である必然性も無い気がするけど、
おまつりの中盤から後半にかけての構図が良い。
ランタンを飛ばす場面は、あまりに嵌まりすぎて言葉につまるほど。
…でもないか?(どっちだ)
とにかく、読み終わるととっても和む絵本。
なんだか適当なレビューですみません(笑)。