- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061325890
作品紹介・あらすじ
2009年にデビューしたシゲタサヤカ氏の最新作です。
デビュー作『まないたにりょうりをあげないこと』では、「まないたが料理を食べてしまう」というユニークな設定で話題になりました。その後、同じレストランを舞台にした続編『りょうりを してはいけない なべ』『コックの ぼうしは しっている』も好評で、他社からも『オニじゃないよ おにぎりだよ』(えほんの杜)など、話題作が多く生まれており、現在もっとも人気のある絵本作家のひとりです。
本作、『カッパも やっぱり キュウリでしょ?』は、講談社の新刊としては3年ぶり。満を持しての刊行です。今回の主人公は、「コック」ではなく、妖怪の「カッパ」。野菜のキュウリが好きで好きでたまらないカッパが、ある日出会ったのは緑色の謎の物体。よく見ると、その物体は生きていた! しかも、キュウリの輪切りそのもの! 驚きつつも、カッパは企むのです。このキュウリを食べてしまおう・・・・・・と。
シゲタ氏の作品は、予想もつかない展開が魅力ですが、今回の作品もシゲタ節が炸裂。不条理さを感じつつも、読者は主人公のカッパ同様、驚きと脱力感が入り混じる不思議な気持ちになること間違いなし。衝撃のラストは、必見です。
感想・レビュー・書評
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えーーー!そうなの?!と子どもと一緒に笑いました。シケタさんの本…突拍子もなくて好きです。
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間違いなく笑える絵本。この人のセンス…やみつきになります。色々考えながらページをめくったけど、答えは結局わからずじまいで、カッパと同じ気持ちになりました…。
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3歳3ヶ月息子
息子は「ん?」と分からないようだった。それでも、シゲタサヤカさんの絵本は好きみたいで、何度も読まされた。
母は初めて読んだ時、フランスパンだったオチは爆笑した!
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夜、カッパが突然キュウリを食べたくなり、自販機まで買いに行く。
その途中で倒れているキュウリを見つける。
カッパは家へ連れて帰り、おいしくなったら食べるつもりで看病してやる。
最初緑だったキュウリは萎れた緑、茶色、とどんどん色が悪くなっていく。
それなのにキュウリはもうすっかり元気になった、と言う。
さては、食べられることに気が付いて逃げ出す気だな、と思ったカッパはもう家へ帰れるというキュウリの後を心配だからとついて行く。
キュウリは自分もキュウリが大好物だし、ハムと挟んで食べると言う。
なんだか様子がおかしいなと気づくカッパ。
自分を食べるなんて…と。
キュウリの家が見えたところでカッパは気が付く。
こいつはキュウリじゃなくてパンだ、と。
ショップを受けたカッパは寝込んでしまう。
もうしばらくキュウリもパンもこりごりだ、と。
そこへ、パンがお礼にキュウリを持ってきてくれる。
カッパもやっぱりキュウリでしょ?、と。
キュウリを看病して、最後は情が移って食べられなくなって仲良くなる落ちかと思っていたら…。
事情が分かって読むとキュウリの変色には納得。
笑える。
骨折り損のくたびれもうけだとは思うけれど、寝込むほどかな、とは思うけれど。
自販機で売っているいろいろなキュウリも面白い。 -
ぼくは、キュウリソーダが、飲みたい。
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きゅうりの正体見たり……シゲタさんの絵本はやっぱり面白い。こどもはかっぱもっかい、とのこと。
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細かく描かれているけれど、ゆるーい絵、テンポよく進んでいく最高のオチがあるストーリーです!
あいつの正体は何なんだ?巨大なきゅうりじゃないのか?わくわくする絵本です。皆はきゅうり好き?(おさかな) -
絵がユニークで、キュウリが食べたくて仕方ないカッパ、自販機にきゅうりを買いに行くなんていうのも普通に笑える。ちょっと予想外のラストで、ストーリー的にも面白いと思う。