光で語る現代物理学: 光速cの謎を追う (ブルーバックス 762)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061327627

作品紹介・あらすじ

16歳のとき、少年アインシュタインは考えた。「もし光の速度で光を追いかけたら、光は止まって見えるはずだが、実験でも理論でもそうなっていない。それはなぜか?」と。この光速度への疑問が、古典物理学の常識をくつがえす相対性理論誕生の下敷きになったという。極微の世界をさぐる量子力学も光の研究がきっかけであった。とすると、光は、小は素粒子の世界から大は宇宙創成までをつらぬく現代物理学の軸である。では、人間は光によって自然の謎をどこまで読みとったのか、そして光速度が違っていたら、宇宙は存在しただろうか?

感想・レビュー・書評

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  • 大学時代に教わった教授の本

  • 16歳のとき、少年アインシュタインは考えた。「もし光の速度で光を追いかけたら、光は止まって見えるはずだが、実験でも理論でもそうなっていない。それはなぜか?」と。この光速度への疑問が、古典物理学の常識をくつがえす相対性理論誕生の下敷きになったという。極微の世界をさぐる量子力学も光の研究がきっかけであった。とすると、光は、小は素粒子の世界から大は宇宙創成までをつらぬく現代物理学の軸である。では、人間は光によって自然の謎をどこまで読みとったのか、そして光速度が違っていたら、宇宙は存在しただろうか?

    【目次】
    1章 初めに光ありき
    2章 近代科学は光の研究と共に
    3章 古典物理学と光の正体
    4章 相対性理論と光の速度
    5章 量子力学と光
    6章 反物質の世界と光のかけ橋
    7章 光は力の担い手
    8章 光のものさし、光の時計
    9章 エピローグ―もしも光速の値が違っていたら

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著者プロフィール

1948年生まれ。早稲田大学名誉教授。理学博士。著書に『寺田寅彦』『入門 現代物理学』『科学史人物事典』『科学史年表』『どんでん返しの科学史』(中公新書)、『ノーベル賞でたどるアインシュタインの贈物』(NHKブックス)、『ノーベル賞で語る20世紀物理学』『光と電磁気─ファラデーとマクスウェルが考えたこと』(講談社ブルーバックス)『エネルギーの科学史』(河出ブックス)など多数。

「2020年 『高校世界史でわかる 科学史の核心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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