ウィルスは生物をどう変えたか: 進化の演出者・ウィルスの世界を探る (ブルーバックス 949)

著者 :
  • 講談社
3.15
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本棚登録 : 45
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061329492

作品紹介・あらすじ

私たち人間の遺伝子のなかには、少なくとも二種類のウイルスが住み着いています。これらはエイズや白血病を起こすウイルス、レトロウイルスの仲間です。しかし、恐くはありません。それどころか、このウイルスはもう、私たちの遺伝子に同化してしまっています。こうなると、人間の遺伝子かウイルスの遺伝子か区別できません。私たち人間の体の一部は、じつはウイルスだったのです。太古の世代から、私たちに受れ継がれてきたこのウイルスは、人間をどのように変えたのでしょうか。

感想・レビュー・書評

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  • 古い本で文体がデスマス調だったり複数のトピックがあっちこっちに行って統一的でない感じはあるものの、生命の起源についてやさまざまなウィルスについて知らない情報や著者の考え方に面白い部分があって参考になった。
    図書館で借りたのだが、2017年にも読んでいたようで、全然覚えてなかったのがちょっとショック。

  • 少し古い本になりますが、ウイルスと(それ以外の)生物との関わり、生物の進化について書かれた図書です。

    所蔵情報:
    品川図書館 465.8/H42
    越中島図書館 408/B 1/949

  • (特集:「感染症」)
    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/NP09300369

  • 大学時代に読んだ

  • 寝る前のフォトリーディング。
    翌日の高速リーディング。

    やはり進化論を前提として論を進めているので興味が湧かず、集中力と理解力がいまいちだった。

    下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:

    19-20:ミトコンドリアは精子からは遺伝できない。卵子のミトコンドリアが分裂し増殖する。そのミトコンドリアの遺伝子を調べると最初の人アダムの妻エバは、20万年前の人だと計算できるとのこと。

    49:DNAの前にRNAワールドがあったと推測されるとのこと。その理由はRNAは単独で遺伝子を編集する能力がある事が分かったからとのこと。1992年ごろからRNAはペプチド、すなわちタンパク質を作る能力もありそうなことが分かってきた。

    58-60:細胞の自己破壊(アポトーシス)は遺伝子にプログラミングされているが、その理由は分かっていない。
    著者はDNAは情報の保存装置なので命ではなく、、情報そのものが生命であるという。

    101:土のにおいは放線菌のせい。放線菌は抗生物質の宝庫。

    125-126:微生物が作った世界を人間が汚染している。著者はいずれ人間は罰を受けるかも知れないと述べる。

  • ののレビュ<br>
    えーと…趣味で買いました(笑)<br>ウィルス好きなんです!<br>って言っても生態の話ですが.<br>だって不思議な生き物ですよねぇ〜<br>もっと頭が良かったなら医学部行って勉強したかったなぁ…

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著者プロフィール

1933年生まれ。京都大学医学部卒業。京都大学ウイルス研究所長、塩野義製薬医科学研究所長、
副社長などを歴任。現在、医療法人尚生会西出病院顧問。京都大学名誉教授。
著書に『ips細胞ができた—ひろがる人類の夢』(共著、集英社)、『ウイルスとガン』
『現代ウイルス事情』(岩波新書)、『がんはどこまでわかったか』(講談社)、
『がんの遺伝子治療』(日経サイエンス社)ほか。

「2008年 『がんと闘う温熱療法と免疫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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