- Amazon.co.jp ・本 (525ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061330719
感想・レビュー・書評
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「モンテ・クリスト伯」とならぶアクレサンドル・デュマの代表作。
「ダルタニアン物語」と「モンテ・クリスト伯」という二つの大長編が、同時期に日刊新聞に連載されたと知ってびっくり。
それだけでなく、「王妃マルゴ」も同時に連載していたということだ。
デュマは猛烈な仕事量を誇る作家で、1日12時間から14時間書き続けたらしい。
当時はもちろんパソコンとかはなく、全部ペンで手書きしていたわけですからね。
協力者の存在があったとはいえ、手塚治虫なみの創作量だ。
本書は誰もが知っている通り、ダルタニアンと、アトス、アラミス、ポルトスの三銃士の活躍を描く歴史アクション小説。
物語の展開もさることながら、ルイ13世とリシュリュー枢機卿が統治する17世紀前半のフランス絶対王政という時代背景が興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いわゆる『三銃士』の前半。
めちゃくちゃ面白い!
次はどうなるんだろうとどんどん先を読みたくなる1冊。 -
騎士道はなやかな頃のフランス。剣と恋と冒険を求めてパリにやって来たダルタニャンは、無双の剣士ポルトス、アラミス、アトスの三銃士と友情の契りを結ぶ。陰謀と奸計、恋と野望に身を投じるダルタニャンは、ガスコーニュ魂を発揮して着々と運命をきりひらくーー翻訳文化賞受賞の傑作ロマン歴史小説。
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150年以上前に書かれた冒険ロマンって、今スターウォーズのエピソード4を見るようなものなのかな、と危ぶみつつ読んでみた。ところが、想像していたよりもずっと入り込めて、500ページ以上あるのに3日で読み終わってしまった。前のページに何度も戻って伏線を回収しながらの読書もいいけれど、無心に「この先どうなる?」と読む楽しさを思い出させてくれる本。
事件と会話でぐいぐい進む作りで、(フランスだからか)「努力」抜きの「友情・勝利」が基本というところが週刊少年ジャンプっぽい。主人公の個性がほかのメインキャラより薄いのもジャンプ的。入り込んで読めるように、そういう風にしておくのが普遍的なのかな。なんというか、脳の原始的な領域がダイレクトに刺激される感じがする。
個人的にはボナシュー夫人のコケットリーにやられた。ああいう意のままにならないギリギリの雰囲気って、とおーくのほうで憧れなくもない。 -
副題「友を選ばば三銃士」。
ほんとはこちらを読みましたが…感想はブッキング版に。
NHK人形劇『三銃士』放映開始…だからではないんですが(笑)、感想を書こうと思ってのびのびになってました。高校生のときに読み始め、途中飽きて絶版、探し回ってコンプリート。最終巻読了まで10数年かかりました。それからまたすごーく時間が経って…記憶があいまいな巻もあるので、ちびちび書いていこうと思っています。
◇私が持っているのは講談社文庫『ダルタニャン物語(鈴木力衛訳)』全11巻ですが、表紙データがなくて地味すぎるので、同じ鈴木訳を復刊してくださっているブッキング版でノートを作っています。ご了承ください。 -
ずっと前に読み終わった本。
NHKで人形劇が始まったので、再読。(その頃書いた文です)
さすがに全巻読む気はしないので、人形劇でやるだろうと思われるあたりまで。
三銃士編はすべて放映するかな?
ともあれ
お気楽ご気楽でええかげんな物語。
ただその場限りでストーリーを楽しんでいればいい。
「ダルタニャン物語」8つのポイント
・無鉄砲
・友情
・図々しさ
・ルーズさ
・単純
・チャンバラ
・ダルタニャンの悪賢さ
・人妻ゆえに我愛す
(2009年11月13日読了) -
NHK教育の『新・三銃士』を見て、原作を読んでみたいと思いました。
全11巻と相当長く、お金もかかりそうですがせめて第一部程度は読んでおきたいです。 -
全11巻読了。
昔は三銃士編が好きだったけど、いまは二十年後以降のほうが好き
(…オッサン萌える!)
途中すごくだれるのですが、がんばって乗り越えたら感動のラストがあります。 -
子供の時に「三銃士」を読んで心躍らせたのに、大人になってあれが子供向けに抜粋され書き直した物と知り驚いた。
そりゃあ大人向けの方が数十倍面白いです。フランスの貴族社会庶民の生活がよくわかる。
そして大人になると主人公より、脇のストイックで高潔な貴族のアトスと、なまくら坊主のアラミスに魅力を感じるのはしょうがないですね。しかしこれは大冒険活劇小説ですねえ。 -
これは講談社文庫版で、私の本棚に並んでいるのもこのシリーズですが、お薦めは1968年8月から刊行されたハードバック版の全11巻。
現在では入手困難ですが、図書館などで探して一度手にとってみてください。
小野木学画伯の素晴らしい挿絵とともに、各巻の月報で武田泰淳(第1巻)、なだいなだ(第3巻)、遠藤周作(第7巻)といった著名人(それも若い頃の写真つきで楽しい)のエッセイが読めます。
とにかく無類におもしろい。鈴木力衛氏の名訳を得て、まさに、巻を措く能わず、という言葉がピッタリ。
http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20090115
https://yasu-san.hatenadiary.org/entry/20090115/1232019303
https://yasu-san.hatenadiary.org/entry/20180203/1517276349
https://ameblo.jp/yasuryokei/entry-12490705147.html