いもさいばん (講談社の創作絵本)

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  • 講談社 (2016年7月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061332959

いもさいばん (講談社の創作絵本)の感想・レビュー・書評

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  • 『あらしのよるに』のきむらゆういちさんと、『じごくのそうべえ』の挿絵で殊に
    有名な田島征彦さんのコラボ作品。
    うん、これは泥臭くなりそうだ(笑)と予想していたら、その通り。
    畑で採れたサツマイモは一体誰のものかと、読んだ後も考え続けている。

    おじいさんが丹精込めて作ったサツマイモが、毎晩盗まれている。
    罠を仕掛けたり落とし穴を掘ったりと、その辺りは面白かったのだが、犯人が猪と
    判明したところから話ががらりと変わる。
    もともと自分たちの棲み処だったところを、人間が勝手に畑にしたのだというのだ。
    「じめんも やまも かわも そらも にんげんだけのもんじゃ ねえ」
    「あめや たいようも にんげんが つくったって いうのけ?」

    おじいさんの味方はいない。もう、寄ってたかって言われっぱなし。
    折衷案などというものは、決して提案されない。
    労働の対価としての収穫なのだが、山の動物たちにその概念はない。
    よくよく聞けば「屁理屈こくな」なのだが、誰のものでもない土地に勝手に
    作物を作ったのだから、それを奪っても罪でも何でもないという。
    うーん、これって、これって、どこかの国にそっくり。。
    では君たちは、誰のものでもない土地でただ奪ってきたの?
    土地が豊かになるような努力はしたの?
    他のひとたちにも喜んで提供してきたの?
    みんなのものだと言うなら、おじいさんが君たちのものを奪ってもいいの?

    なんて、心の声が様々に乱れてくる。
    田島さんの野太い黒い線がシュールで、こちらに訴える力がそれは大きい。
    秋の読み聞かせにぜひどうぞ。
    中学年から。約8分。
    途中縦に持つページもあるのでご注意。

  • ダイナミックな絵と繰り返しの展開。大事に育てたサツマイモが日に日に何者かに盗られてしまうので対策を練るおじいさん。
    当たり前とおもってることを考えるきっかけにもなる絵本。

  • はたけにそだったりっぱなおいもが、あるひとつぜんぬすまれた。
    いもどろぼうは、なんとウリボウ。
    おやのイノシシがいうことにゃ~どろぼうなんてとんでもない、はこんでいるだけだと。

    はたけはだれのもので、いもはだれのもの?

    さいばんのけっちゃくは???

  • 20160906 朝3年生
    20160923 朝5年生
    20170914 2年生午後

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いもさいばん (講談社の創作絵本)の作品紹介

おじいさんが丹精込めて育てたさつまいも。今年のできはいいぞ、とほくほく喜んでいたら、そのおイモが盗まれた!誰が盗んだんだ大事なおいも。いもどろぼうを捕まえようとおじいさんは大奮闘。とうとうつかまえたと思ったいもどろぼうは、ウリボウたち。
ところがウリボウやどうぶつたちは、さつまいもを作ったのは太陽や土。だからこのおイモはぼくたちのもの、とゆずらない。さてさてほんとうに悪いのはおじいさん?ウリボウ?
きむらゆういちさんとたじまゆきひこさんが、はじめて一緒に挑んだ意欲作!

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