かぶきがわかるねこづくし絵本1 仮名手本忠臣蔵 (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061333260

作品紹介・あらすじ

かぶきの三大名作のひとつ「仮名手本忠臣蔵」。
仇討ちを果たした赤穂浪士の実話をもとに、主君の仇討ちにいたるまでのさまざまな人間群像をえがいた不朽の名作です。
有名ではあるけれど、意外と知られていない物語を、ねこづくしで絵本に再現します。大序「兜改め」から十一段目「討入り」まで、ねこたちが真剣に、ときにユーモアたっぷりに演じる物語世界を、フルカラーでお楽しみください。
子どもから大人まで、かぶき入門におすすめの1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 元禄14年(1701年)の赤穂事件の討ち入りから47年目のこと、人形浄瑠璃として初演され、同じ年に歌舞伎化された『仮名手本忠臣蔵』をもとにした、愛嬌たっぷりの「ねこづくし」絵本です。徳川幕府は実際の事件を厳しく禁じていたため、時代設定や人物名などを置き換えて上演されました。▷時代背景は、鎌倉末期から南北朝時代の争乱を描いた『太平記』の設定に。▷事件の起こった「江戸城松の廊下」は「足利館の松の間」に。▷浅野内匠頭は塩治判官(出雲隠岐の守護)に。▷吉良上野之介は高師直(将軍足利家の執事)と、馴染み薄です。

  • 仮名手本忠臣蔵を猫が演じているように描いた絵本。

    猫の役柄が分かりにくく、話を端折っているので、唐突感もあるが、親しみやすさはある。

    最初の場面に出てくる47の兜が、のちの討ち入りの浪士の行く末を表しているように感じた。

    全体的にタイミングの悪さが悲劇を生んだような話だと思った。
    歌舞伎では、どの場面が特に人気なのだろうか。

  • 登場人物が多い…もともとややこしい話なんだろうな。
    絵本といいつつ、文章が多くて歌舞伎の台詞なども使われているので大人向けという感じ。
    とっつきやすさはある。
    解説がよかった。
    ねこかわいい。

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著者プロフィール

料理家、きき酒師(「きき」は、口偏に利)。料理家のアシスタントを務めたのち、東京と京都の日本料理店で板前として働き、研鑽を積む。独立後は料理家として雑誌や書籍を中心に活動。和食をベースとした、簡単でおいしい家庭料理のレシピが好評を博し、活躍の場を広げている。きき酒師の資格を持ち、日本酒への造詣も深い。著書に『温故知新 和食つまみ』(成美堂出版)と『ひとり分から作れる! 2品献立でかんたん和食』(グラフィック社)がある。

「2022年 『“だし”を使わなくてもおいしい煮もの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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