霊長類南へ (講談社文庫 つ 1-1)

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著者 : 筒井康隆
  • 講談社 (1974年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061360105

霊長類南へ (講談社文庫 つ 1-1)の感想・レビュー・書評

  • カタストロフという単語が脳内に響きながら、著者が描く人間のエゴと暴走を読み進めた。ジャズと酒と女とナンセンスが融合した長編で、これまでのショートショートの集大成とも言える作品。中国の有り得な(くもな)い偶発事件から始まる核戦争が、第X次世界大戦の様相を呈する中で、エアポケットのように核弾頭が着弾しない東京周辺にいた新聞記者・澱口に焦点を当てつつ進行する物語は、世紀末と言うに相応しい大混乱だ。21世紀に東日本大震災を経験した我々だが、現実にはSFと同じようなパニックにならずに済んだのは幸いだった。

  • 行き違いで発生した核戦争から人類の滅亡まで。極地に立たされた愚かな人間の行動をコミカルに描いていて、最後は哀愁漂を漂わせて締めくくっています。少しグロいですが、さらっと読めてしまいます。

  • 「世界の終わりの終わり」
    中国が核ミサイルを間違って打っちゃった。
    報復とアメリカも。ソ連も。
    大気圏をミサイルが舞う。
    地球はボコボコww。
    汚染されていない町はなくなり、
    人間はどうなる?
    そもそも核という名のウイルスを持つ、
    人間という種は安全な地帯なんて、
    もうどこにもなかったけどね。

  • 2011.6.1(水)。¥100。
    2011.6.2(木)。

  • 人類滅亡のときってこんなもんかも…怖い。

  • ぼへぇー。人間コワイ。

    でもほんとにあんな風になっちゃうもんなのかなぁ。
    よくわかんないけど
    平和な世界であってほしいものです。

  • ひょんなことから核戦争が始まってしまい,わずか数日間でほぼ全人類が滅亡へと向かってしまう.いわゆるハルマゲドン(作中ではアーマゲドンと表記される)を描いた小説.もはやどうしようもないことを悟った時の人間の行動について,個人レベルから,大規模な群集レベルまで,さまざまなシチュエーションが想定され,シミュレートされている.そのリアルさには並々ならないものがあった.面白くて一気に読んでしまったが,一方で,あまりの救いの無さに,しばらく気分が沈んでしまった.

  • どこまでも馬鹿馬鹿しい。著者のセンスオブナンセンスが盛大に発揮された名著。

  • 中国が間違えて日本と韓国とロシアに原爆を落とし、世界的な核戦争に発展する。
    人々がパニックに陥る描写が生々しい。

  • アホらしいきっかけで発射されたミサイルによって、世界最終戦争が勃発、そして人類は滅亡。いつもの筒井節で描かれる“その時”の人間たちの姿は、ナンセンスなようで笑い飛ばしきれないものがあり…読後感はけっこうヘビー。ただし、救いはないけど諦めに似た愛は感じたり。発表当時と異なり冷戦体制は崩れた現代ですが、人間の愚かさという点でのこの作品のリアリティは普遍的な気がします。(2006/7/13読了)

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