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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
表題作は狂気の境を描いていて、ゾッとさせられる。
星新一からショートショートを読み始めたが、阿刀田さんのは星さんよりも独特の「暗さ」があってまた面白い。
第81回(1979年上半期)『ナポレオン狂』受賞
第32回 日本推理作家協会賞受賞『来訪者』受賞 共に収録
ラスト数行でのオチの匂わせ方が絶妙で上手い。
初出は30年以上前だが古臭さはそれほど感じられず、短編としてちょうどいい読み応え。
ほのめかすエロスとブラックユーモア。
「捻れた夜」と「甲虫の遁走曲」が面白かったと思う。
ただ、表題作「ナポレオン狂」をはじめ何作かで、読み終わる前にオチがわかってしまった。
「奇妙な味」と呼ばれるこの作風は、いま読むには少し物足りなさが残る。
切れ味が良い。特に「訪問者」の予想外のラストにはぞっとする。
が、全体的にきれいにまとまった印象が強く、私にはそれがかえって物足りなく感じてしまった。
日常のちょっとしたところを効果的に切り取る描写力、人間の奥底に潜むどろどろとしたものをさらりとまとめあげるストーリーテラーぶり、淡々としつつもファンタスティックな捻りを加えたオチ。
アンソロジーにちょっとずつ収録されて読んだならば、きっともっと「面白い」と思ったことだろう。あるいは、文芸誌に掲載されている形で読んでもよかったかもしれない。
なんと言うか、「喉に引っかかる」ものがない。つるりと飲み込めてしまう。それ自体は全然悪くない、むしろ褒められていいものだと思う。しかし、どうも・・・喉越しが良すぎるビールは好きじゃない、って人がいるらしいけど、あれかな私は?
ブラックユーモアが好きな人にお勧めです。ショートミステリなので、一話が短く、隙間時間に最適。とにかく、ニヤッとさせられてしまう結末は、阿刀田ミステリーの醍醐味・・・。
注)結末を想像させる終わり方がありますので、ハッキリ・キッパリ・スッキリとした終わり方がお好みの方には向きません。
ナポレオン狂が一番気味悪かったが、他はなんだか荒唐無稽で・・・
もっと背筋が凍る感じがいいな。
ブクログ談話室で推薦されていたので手にとった一冊。
星新一を真っ黒にした感じ。エログロ自重しない。好き。
表題作「ナポレオン狂」と「来訪者」がお気に入り。
ぞっとするような読後感、でもやめられない。
ここから阿刀田高ワールドに嵌りそうです。
全13話。読んでいると、ふるっとカラダの何処かが震えるようなそんなミステリアスで、不思議な気持ちになれる一冊です。とても読みやすい!というのが、私のオススメする理由です。読みやすいのに、阿刀田先生の世界は深く、そのなかに惹き込まれるともっとソコへ漂っていたくなるような・・・、読んだ後もアトをひく作品でした。眠れない夏の夜長にピッタリ、薄くかいた汗がヒンヤリ・・・しますよ。あ、ゆる~いエロチズムを感じられるのもいいですねぇ。
久しぶりに読んだ阿刀田高。最近のぼくにはストリートそのものは好みではない。それでも文章の作り方、その鮮やかさには相変わらずうならされてしまった。
芸達者。名人。職人。
父に勧められて。
日常の裏側に潜む薄暗くて不気味な世界が非常に淡々と描かれています。それが余計に怖い。
これで阿刀田作品にハマりました。
「サン・ジェルマン伯爵」「透明魚」が好き。
直木賞受賞作品。
背筋を冷たい手で撫でられるような、ぞくぞくとする恐怖を与えてくれる。下手なホラー小説よりよっぽどよく出来たホラーです。
ブラックユーモラスの名手の真骨頂を堪能あれ。
内容は短編集ですな。
なにやら不思議な内容でどういうこと何なんだろうーって読んでいくと
最後の1ページで何がどうなってたのか分かるっていう。
含みがある書かれ方してるのでとても面白いです。
世にも奇妙な物語に近い感じかな。
ブラックユーモア!
てか実際に世にも奇妙な物語の脚本になったのあった気がする…不確かだけど。
ちょっと怖い部分もありますが
(夜読んでしまったので最悪だった。)
読み終わってオチが分かった時には
そうだったのかーという爽快感と
そういうことかー怖っという鳥肌感が味わえます。
オチの部分からこういうことかって意味を推測するのがまた楽し!
ただ私は最後のお話『縄』のオチが分からないんですー。
何度読んでも分からん。
何故だ。
誰か理解してる人いたらこっそり教えてください!笑
毒を秘めたショートショート。
出だしはいたって普通。何が来るかと構えていた出ばなを挫かれるように物語は平和に進んでいく。
何も怪しい匂いがしないところが怪しい。けれども、その違和感を探っているうちに気が付くと背後にいたような驚き。
そう来るか、と最後の数行でヒヤーッとさせられる。
毒を毒と分からせない巧みな作品ばかりだと思う。こういうのも刺激があっていいねぇ。
ショートショートというと単純に星新一を思い浮かべてしまうが、彼のとはテイストの違う面白さ。
星氏の作品は自分の愚かさを突きつけられて罰の悪い思いをする、教訓的な話が多いが、阿刀田氏の作品には作意を感じる。用意周到に罠を仕掛け、はまった獲物をそ知らぬ顔で深みに誘う、そんな作品だ。そして、責める相手はその罠に関わらせた偶然だ。
ううむ、面白い。
日常をブラックユーモアに引き上げる。
短編集。ブラックしてますね~。
きわめて日常的なことをえがきながら最後の数行でどんでん返し・・。しかもブラックに切られる。お~コワ・・。
その昔、この本を読んで阿刀田高さんの本のファンになりました。心がザワザワする、後味の悪い話しです。でも面白い。
『ナポレオン狂』 ナポレオンの関連物を収集する男。自分をナポレオンの生まれ変わりと信じる男。二人を合わせたフランス語の教師。収集家の持つ「剥製」の本の秘密。 『来訪者』 出産後に付きまとう病院の雑役婦。家政婦として使われようとするが・・・。 『サン・ジェルマン伯爵考』 3年前死んだ父からの遺言で「サン・ジェルマン伯爵」と名乗る男とホテルで会う男。伯爵の語る不老不死の秘密。 ... 続きを読む »
ショートショートの名手、阿刀田高。
表題作はもちろんのこと、どの作品も切れ味が凄まじい。
阿刀田作品はこれが初めてでしたが、一瞬で虜になりました。

その昔読んだのを思い出した。表題作はおぼろげながら覚えている。ブラックユーモア溢れる1冊。






