ナポレオン狂 (講談社文庫)

  • 623人登録
  • 3.60評価
    • (47)
    • (82)
    • (130)
    • (7)
    • (4)
  • 66レビュー
著者 : 阿刀田高
  • 講談社 (1982年7月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061362352

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
宮部 みゆき
東野 圭吾
フランツ・カフカ
有効な右矢印 無効な右矢印

ナポレオン狂 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 久しぶりに恐怖で鳥肌が立ちました!
    グロに頼らず、純粋な恐怖で攻めてくるのがすごく好き。
    中でも代表作の「ナポレオン狂」は一作目で心の準備ができてないという事もあってか読み終わった瞬間にゾワゾワ〜と背中がざわつきました。

    後から考えれば考えるほど恐怖を感じる作品もあったり、考えさせられる作品もあったり…
    全編通して楽しめました。

    「後は読者の想像におまかせ」がこれほど怖いとは…

  • 父に勧められて。
    日常の裏側に潜む薄暗くて不気味な世界が非常に淡々と描かれています。それが余計に怖い。
    これで阿刀田作品にハマりました。
    「サン・ジェルマン伯爵」「透明魚」が好き。

  • ニヤけつつも背筋が凍るのが心地よい。

  • 初めて読む種類の作品!最後のどんでん返しにヒヤッ…。とにかく最初のナポレオン狂は、予期せず読んだので、読後の衝撃がしばらく続きました。面白かった!!2016/9/2完読

  • ●ポジティブ感想

    超有名作家・阿刀田高なのに、多分初めて読みました。
    結末で襲う“無重力感覚„! オチがスッと途切れて、宙にフッと放り出されるような心地を味わえる、その瞬間が面白かったです。

    失礼かもしれませんが…、多くの男性は「話にオチがある」ことを重要視しすぎてくどいです。身近にいる男性達がそうなのですが、これでもかとぐりぐり念押しするように話した末に、まだオチとか結論とかいうものを重~くダメ押しするのが、おじさんくさいのだ。
    こういうスマートな切れ味がいいなあ。察する余地を残してくれるところに、インテリジェンスを感じます。

    2、3作目辺りまでは楽しませていただいていたかな。
    あと、「凶暴なライオン」の軽やかな残酷さに、Zamamiro的な愉快さを覚えました。

    この本を貶す人なんていないでしょう。誰もが絶賛する、揺るがぬポジションにある、"アガリ"の本です。

    ---ネガティブな感想は見たくないかたは、ここまででお願いします。苦情は受けつけません。---


    ●ネガティブ感想

    残念ながら、大半は不潔で不愉快でした。
    一人くらい下記の発言をしても傷などつかないのを確信しているからこそ、臆することなく表明できますが、この本に載っているほとんどの作品が、私は嫌いです。そのことを、どこかに吐き出さずにはいられません。

    どんなに素晴らしい着想や名文で書かれていても、読書は個人の好き嫌いでしか測れないものですね。嫌いなものは嫌いです。きっと、自分にブラックユーモアへの耐性がないのでしょう。

    多分、レールの上を走るような生活なんてつまらないから、枠の外に連れ出すような物語をお書きになった、ということなのだと思うのですが……、
    サラリーマンはお気楽で退屈なもので、日々の主婦業をこなしている女性は一段低いもの、と思いこまれているような気がしなくもない時があります。

    誰かがしなければならないことを責任を持って果たしている人間とは違う場所から、小馬鹿にしながらモノ述べてる感が、市井の人間としては気持ちのいいものではなく、笑えませんでした。
    それと、女性をいちいち嫌らしく登場させるので、そのたび眉の根っこをぐっと中央に寄せなければ、読み進められるものではありませんでした。

    こみあげる嫌悪感で、いろいろ殺されちゃいました。

    好き嫌いを無視して言えば、見事な職人作です。

  • 高校生の時に読んで以来、懐かしさのあまり再読。全然内容は覚えていませんでしたが、流石の切れ味!これこれ、とゾクゾクする切れ味を堪能しました。来訪者は特にいいですね!

  • 再読。1979年刊行の短編集。
    昔も好きだった阿刀田高さん。電子書籍がセールだったので思わず購入。
    ナポレオン狂 / 来訪者 / サン・ジェルマン伯爵考 / 恋は思案の外 / 裏側 / 甲虫の遁走曲 // ゴルフ事始め / 捩れた夜 /透明魚 / 蒼空 / 白い歯 / 狂暴なライオン /縄ー編集者への手紙ー
    ・直木賞受賞短編集。
    ・「来訪者」は日本推理作家協会賞受賞。

    35年前の作品とは思えないほど時代を感じさせない。
    予想どおりのオチもいくつかあるが、自分が色々読んできたからだと思う。当時はすごく感動した。

    ・「来訪者」小さな子のいる裕福な家庭に出産時に世話をしてくれた家政婦が訪ねてくるが。予想通りとはいえ、怖い話。
    ・「裏側」妖艶に変化していく妻への疑惑。これは予想外。面白かった。
    ・ 「甲虫の遁走曲」入院中の白タクの運転手に代わって、家計を助けるため白タクで稼いでくれるフォルクスワーゲン。主人公とフォルクスワーゲンのやりとりにジーンとしたし、最後の落とし方も良かった。
    (電子書籍 楽天kobo)

  • 怪談の短編集。以前に別の短編集で「この人は怪談が向いている」とレビューしたことがあるが、本作ではその良い部分がうまく押し出された印象を受ける。なお、SF作品であったように、オチが先に見えてしまうものもあるが、そこだけをメインとしていないので、気にならない。

    収録作すべて割と万人にオススメは出来るんだけど、少々エロ表現も入っているので、高校くらいからかな。ものすごい名作ってわけでもないけれども、面白いですよ。

    余談にはなるけれども、よほど気に入っているのか、電話のベルを何度も「ルン」と表現しているところだけは引っかかった。

  • 第81回直木賞受賞作。
    最後の数行の切れ味が鋭く、
    特に「ナポレオン狂」と「甲虫の遁走曲」は、
    ヒヤリとさせられた。

  • ナポレオングッズマニアにナポレオン似の人間を照会したら・・・も面白かったけど、最後の『縄』もぞっとしてよかった。適度にヒヤヒヤしたい人向け。

  • 昔ラジオで22時前によく聴いたショートショートの原作なのね。でもよくできとる。

  • ナポレオン狂 のみ読了。

  • [再読]

    どれも日常に潜む怖さが絶妙で、好きな短編集です。
    特に″ナポレオン狂″″サン・ジェルマン伯爵考″が。

  • 20140313読了。
    短篇集で、ちょっと読むにはちょうどいい長さ。すっきり、はっきりというものはあまりないのだけど、最後の1行で、背筋がぞわっとくるものがいくつかあった。
    表題作の『ナポレオン狂』もその一つ。ええっそうなの!?という衝撃で終わった。

  • 背筋が寒くなるようなお話しの短編集。連作ではないです。 全部面白い(楽しいという意味では無い)。世にも奇妙な物語的な感じです。 現代ホラー好きにはオススメ。

  • きわめて日常的な出来事を語りながら、最後の数行で一挙に暗転する展開は切れ味があります。
    ただ、どれも捻った作品ばかりで、モヤモヤな感じが残りました。思わず膝を打つような鮮やかな作品があれば全体の印象が変わったのでしょうが…。
    ベストは日本推理作家協会賞を受賞した【来訪者】。現実には絶対起こらないとは言えないのでとても怖いです。【ナポレオン狂】も良作だと思います。

  • 阿刀田ワールド満載の一冊です。 本作は何度、読んでも、下げが分かっていてもおもしろい。 オムニバスドラマの「世にも奇妙な物語」で有りそうな作品です。 是非是非、再読をしたい名作です。

  • ブラック・ユーモア短編集の珠玉の一冊。ゴルフの話は最高に笑えるし、巻末の楽屋落ち話も面白い。

  • うまい!って感じのもあれば恐ろしいのもあり笑いありで楽しめた。
    構成や、直接的な表現を使わず読者の想像力を誘導しオチをつける技術が素敵。

  • そちらがわに行ってしまうのは紙一重だなあと思います

  • 直木賞ものを読みたいなーと思いつつタイトルに惹かれて手に取った一冊。短編集です。なかなか変わった発想と美しい文体でさらっと読めた。

  • ≪来訪者≫ゾッとする。
    差別的な心理描写が続いた後のラスト。

  • ミステリ?というか、をさらっと短編で消化してくれる。
    サクサク読める。
    一通り、うまいオチ付きで面白い。

全66件中 1 - 25件を表示

ナポレオン狂 (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ナポレオン狂 (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ナポレオン狂 (講談社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

ナポレオン狂 (講談社文庫)のKindle版

ナポレオン狂 (講談社文庫)のAudible版

ナポレオン狂 (講談社文庫)の単行本

ツイートする