- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061385016
作品紹介・あらすじ
2019年8月10日、瀧本哲史さん逝去―。代表作が本書となります。
本書は、著者がいま、京都大学で二十歳前後の学生に教えている「意志決定の授業」を一冊に凝縮したものです。今後、カオスの時代を生きていく若い世代にいちばん必要なのは、意思決定の方法を学ぶことであり、決断力を身につけることです。もう過去のやり方は通用しないし、人生のレールみたいなものもなくなってしまいました。「答え」は誰も教えてはくれません。となれば、自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていくしかないのです。仕事をどうするか、家庭をどうするか、人生をどうするか?この本で私と一緒に「自分で答えを出すための思考法」を学んでいきましょう。きっと、あなたの人生を変える授業になるはずです。
感想・レビュー・書評
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決断しないという大きな決断をしているっていうのはちょっと刺さったよね。
ならちゃんと考えた上で決断を下したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学生に対して行った「考える力」を養うための
講義を書籍化したものです。
その講義内容とは、ディベートつまり主張が相
反する対話を繰り広げることにより、最適解を
導き出す手法を学ぶことです。
日本人はディベートを苦手とすると言われてい
ますが、それは相手の意見を否定することは、
相手の人格も否定するととらえてしまい、感情
的になってしまうからです。
ここでは自分の考えとは切り離して、ルール上
の賛成者と反対者に回って議論を重ねていく、
つまりロールプレイと理解することです。
それぞれの立場で反証や論証を行うことにより、
高次な結論に辿り着く。それを一人の頭の中で
も行うことができます。
そうすると決断的思考が培われていくと著者は
主張します。
まさに生きるための武器となる一冊です。 -
ディベートのケーススタディを通じて、思考するコツを解説する本。
クリティカルシンキングの入門に良いと思う。 -
コンサル思考。デカルトの方法序説を参考にすれば理解できることが多数あると思う。
若い人が読んで、決断しながら省みて、もう一度読むを、繰り返すと良い。 -
2023年再読。決断するためにディベートをする。自分で自分につっこみ反論を出し尽くす。まぁなんか提案持っていっても大体反論されるので、この思考方法は役に立つかもな。
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道筋はロジックで。
でも最終的な決断は主観に宿る。
だから人間は個性的でいられるのかな。
AIが人間を超えるとしたらそれはAIが主観を持ったときなんだろう。 -
人生は決断の連続(決断しない、という決断も含め)だが、本書はその決断をロジック立てて思考し、その時点において最適な行動を行うための考え方を学べる一冊。
自分の考えの逆の立場になり反論を考え、さらにその反論を考えることで深堀りしていく、ということを意識していきたい。 -
背ラベル:141.8-タ
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反論は視点を増やすために歓迎する
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3.2