「やめること」からはじめなさい (星海社新書)

著者 :
  • 星海社
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本棚登録 : 780
感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385078

作品紹介・あらすじ

やることばかりで疲れません?実は「やめる」ことでうまくいく。答えが見えないあなたへの51のヒント。「やったもん勝ち」の時代は終わった。これからは「やめるが勝ち」。

感想・レビュー・書評

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  • ブクログに書くことすらやめたほうがいいかも。

  • 著者は日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。現在、執筆・講演を行う他、複数の組織で社外顧問を務めている。

    著書に「死ぬまで仕事に困らないために20代で出会っておきたい100の言葉」「人生で大切なことは、すべて書店で買える」等多数。

    がんばっているのに報われない人生を、報われる人生へと一変させる方法は一つしかない。
    手放すことである。

    今まで正しいと頑なに握ってきた固定観念を手放すことである。今いる地獄から飛躍できないのは、多くの固定観念という荷物を持ち過ぎていたから。本当にただそれだけの話なのである。

    本書では非常識とも思える手放す事例を列挙している。今までの追加し続ける体脂肪率の高い肥満人生から、1つずつ手放していくスリム人生への道しるべを以下の4章から51のやめるについて記している。
    ①職場でやめる11のこと
    ②人間関係でやめる11のこと
    ③お金でやめる7のこと
    ④情報と勉強でやめる9のこと

    本書はある意味危険性もはらんだ一冊といえる。
    やめることを行うというのは確かに大切である。しかし、実力も経験もノウハウも何もないまま十分に力がついていないにも関わらずやめてしまうととんでもないことになる。

    人間やはりどこかのタイミングではがむしゃらにどんどん新しいことを初めて色々学ぶ時間も必要である。
    そしてある程度自分の能力が身に付き回りも見えるようになってからはじめてやめることを行い自分のあるべき姿へ注力すべきルートを確立する必要がある。

    何歳から社会人何年目からがそれにあたるのかは、人それぞれであり、目指すべきところによって大きく変わる。

    今の自分がそこまで達しているかはわからないがやめるという道も見ながら新しいことも行いそしてやめるという試行錯誤の中において成長を続けていくというステージに足を踏み入れつつあるのかもしれない。

    今出会えて良かったと思える一冊。

  •  飛躍するために「やめる」べき、51の教えが記されている。

     印象に残っているものを8つに絞る。なかなか、刺激的で鼓舞されるような言葉が多いと想う。

    2 上司の言うことを聞くのをやめる。
    (ただ、ひとつ条件がある。あなた抜きでは成り立たないくらい仕事で圧倒的実績を残すことだ)

    11 机の上に物を置くのをやめる。
    (「決断力」と「机の上の整理整頓具合」は比例している)

    12 まあまあ好きな人とは付き合いのをやめる。
    (成功者たちは大好きな人と大好きなことだけをして、心から人生を謳歌してる)

    23 貯金をやめる。
    (この世で最もお金がかかる道楽。それが貯金だ)

    24 値札を見るのをやめる。
    (物の価値がわかるようになるに従い、感性が研ぎ澄まされ、年収は上がる)

    39 奴隷をやめる。
    (奴隷の特徴は、自分が奴隷であると気付いていないことだ。自分が奴隷であると思っていないから、王様や貴族になろうとは考えず、「奴隷の長」をなることを、目標に日々仕事をしている)

    46 友達を増やすのをやめる。
    (友達はがんばってつくるものではなく、一人でがんばっていたら勝手にできてしまっているものだ)

    51 ここ一番で考えるのをやめる。
    (優秀な人は1万時間が考え続けてきた結果を最後の一瞬で決める。ここ一番のときに考え込むのは、普段考えていない何よりの証拠だ)

     何もかもやみくもにやればよいわけではない。「やめる」ことを選んだとき、「やるべき」ことが、必然的に残るのであろう。

  • 中谷彰宏氏や断捨離関係の主張を寄せ集めて再加工したような著作。
    新鮮さはない。

  • 嫌いな仕事をするのをやめる。
    武勇伝を語るのをやめる。=武勇伝は過去に生きている証拠。
    カバンの地べたに置くのをやめる。
    言い訳をやめる。=言い訳にエネルギーを使わない。
    机の上を整理整頓する。=決断できない人は書類を積み上げる。
    大好きな人と大好きなことだけをして、心から人生を謳歌する。=感謝の気持ちが芽生えて、謙虚になる=人とお金が集まる。
    2次会には参加しない。=次があるとの期待を持たずに真剣勝負。
    どうでもいい話しはしない。
    前置きはやめて結論は先に言う。無駄な挨拶はいらない。
    口にしたことはすべて行動に移す。=社交辞令はいわず、言ったら行動する。
    貯金はこの世で最もお金がかかる道楽である。=終わりがない=自分への投資が大事。
    値札を見ない。=物の価値がわかるようになる。
    無料サンプルに飛びつかない。
    使わないものを部屋におかない。=部屋の状態は頭の中と同じ。混沌としていてはうまく働かない。
    一年間使わなかったものは捨てる。整理とは捨てることであり、整頓とは残った必要なおのをいつでお取り出せるように並べることである。
    欲望を否定しない。
    ツイッターはやめる。=ムラ社会にはまらない。
    英語の勉強をやめる。=英語が話せるだけでは意味はない。
    新聞を読むことをやめる。=人からの情報を大事にする。
    テレビを見ることをやめる。
    メールチェック、ネットサーフィンをやめる。=ネット上に一次情報はない。
    資格の勉強をやめる。
    夢を語るのをやめる。=夢を語るのは、言外に今は違う、ということをいっている。語るなら常識を逸脱した勘違い、にする。
    スケジュールを埋めるのをやめる。
    「努力している自分」を感じたら、それは好きなことではないからやめる。=無意識に続けていることが好きなこと、であり人生そのものである。
    ここ一番のときに考えこまない。=ずっと考えてきた事柄ならすぐに結論が出るはず。

  • 読んでみて、半分ぐらいは既にやめてることだった。確かに『やめる』『あきらめる』ことをしていくと、自由になることは増えてくる。問題はやめて得たその時間に、何をしたいのか、どうすごせばいいかということだけど、この本にはそこが書いてない。書いていないのは、その『第一志望』を持っていることが前提だからだと思う。時間の、気持ちの使い方のバランスが取れていない人には参考になるかもしれない。

    前書き、後書きが黒地に白抜き文字ってのはどうなんだろう。なんか脅迫されている感じ。

  • 使わないものを部屋に置くのをやめる。
    部屋の状態はあなたの頭の中だ。

    スケジュールを埋めるのをやめる。
    本当にやりたいことのために空けておく。

  • かなりぶっ飛んでると感じてしまう項目もありましたが、できるものから少しずつやめることができれば、もっと自分のために生きられるんだろうなと思った。

  • めちゃくちゃ好き嫌い別れそうな本だけど、個人的には全て簡潔に言い切ってて読みやすいし、本として内容も面白い。著者も全部を一気に実行しろとは言っていないのでかいつまんで参考にしたいと思う。最後の一文は笑った。

  • やりたいこと、やらなきゃいけないことで頭が一杯になっていた自分にとって、ひと呼吸おいてゆっくり整理できる心持ちになれる本だった。極端な内容もあるが、捉え方に幅ができたのではと思う。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。岐阜県各務原市育ち。文筆家。東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を自らのミッションとして執筆活動を行っている。著書は本書で180冊目。音声ダウンロードサービス「真夜中の雑談」、完全書き下ろしPDFダウンロードサービス「千田琢哉レポート」も好評を博している。

「2024年 『29歳までに知っておきたかった100の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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