独裁者の最強スピーチ術 (星海社新書)

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著者 : 川上徹也
  • 講談社 (2012年4月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385177

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独裁者の最強スピーチ術 (星海社新書)の感想・レビュー・書評

  • 星海社の新書は、一般的な新書を文芸作品とすると、ライトノベル的位置付けを狙っている内容構成になっていると感じた。ペンよりもスピーチが世の中を動かすという理論になるほどと思いながら、イチ日本国民として、今後の社会・政治的動静を冷静に判断できる力が改めて必要であると思うことができた。

  • 独裁者がなぜ聴衆を魅了するのか?この疑問に答えようとする本書では、以下に指摘。①欠落・欠点の指摘。特に過去における欠落。②これを救う騎士としての振舞い。③提示するのは過程でなく、単純かつ抽象的な夢・結果。④2人で戦うべき敵の存在の設定に加え、敵が巨大であればあるほど有意味。⑤語るべき夢は、困難に遭いながらもその敵を打ち負かすこと。⑥こういうストーリー構築だが、語りは、偽悪的な振る舞い(自分を一旦貶め、下から目線としての振る舞い)。他方、獲得させるべき夢や結果は、名誉など精神的利益を含むが物的利益が一番。
    具体的には、①不利益の回避、②逸失利益喪失の回避ということになるだろう。まるで悪徳商品の販売勧誘のごとし、であるが、演説におけるストーリー構築は、勧善懲悪のマンガのストーリーになぞらえることができる、とも言えようか。

  • 響くスピーチをいかに作るかについて、ヒトラーと橋下徹を例に説明する。
    資料を含めてプレゼンに活かせる発見が多く得られた。橋下信者なこともあり、モチベート力も高く感じた。

  • 上司よりお借りした本。
    ヒトラーと橋下徹を例に挙げて独裁者の話し方、ストーリーの作り方について説明をしている本。
    読みやすくてわかりやすい。
    最後の方はまた同じフレーズ、と言いたいことがわかってくる。
    ひとつの勉強。

  • ヒトラーと橋下徹の演説を揚げて、独裁者が人を心をつかむスピーチについて説いた一冊。

    「独裁者=悪」という価値観に縛られつつも、偏ることなく丹念に分析している姿勢が印象に残った。

  • ヒトラーと橋下のスピーチ力をいかに自分のものとして落とし込むかが課題。あと選択肢を迫られた場合、どちらも選ばないということも頭に入れて置かないといけない。非常に参考になった。

  • ”独裁者の最強スピーチ術”川上 徹也著 星海社新書(2012/04発売)

    ・・・ヒトラーと橋下徹のスピーチ術。
    橋下とヒトラーが似ているというテーマではなく他著書で扱えなかったヒトラーと発売時に話題性の高かった橋下を扱った形。

    ・・・各スピーチの詳細解説。参考になったりならなかったり(笑)

  • 人を動かす立場に立つなら読んで損はないと思います。大勢の心を掴み行動へ移させるストーリーの黄金律とは何か。ヒトラーと橋下徹の演説に見出せるテクニックに魅せられました。

  • 安倍晋三じゃん!

    しかしこのスピーチ術ってほんとに使えるのか?会社の人とかってそんなに頭悪いのでしょうか。あと最後のあとがきは正直余計だったかな…

    ヒトラー分析は面白かったです。

  • 仕事上必要な人にとってはお金を出してもいいレベル。
    図書館でかりて読んだけど、早速Amazonで購入しました。


    「ストーリーの黄金律」
    1.何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公が
    2.なんとしてもやりとげねばならない遠く険しい目標・ゴールをめざして
    3.数多くの障害・葛藤・敵対するものに立ち向かう

    <独裁者になるためのスピーチ術10ヶ条>
    ①何よりも「熱」を持て
    ②自分の政策を心に残るワンフレーズで表現し、それを繰り返せ
    ③欠落した主人公にしたてあげ、それを救う白馬の騎士を演じろ
    ④具体的な政策は語らず大衆に夢を見させろ
    ⑤必ず敵をつくれ。その敵をできるだけ巨大化せよ
    ⑥2つのストーリーを交錯させ錯覚させよ
    ⑦聴衆のプライドをくすぐれ!聴衆が心の中で思っていることを話せ
    ⑧目の前にいる人間の利益になることを話せ
    ⑨強い権力者にはへつらい媚びよ。用がなくなったら捨てよ
    ⑩自分に風が吹いている間になるべく権限を奪え


    <橋下流 人を取り込むスピーチ術10ヶ条>
    ①一人称を「僕」にし、無駄な敬語は省く
    ②みなさーんと何度も呼びかけ連帯感をつくる
    ③3つ並べる
    ④サウンドバイトで心に噛み付く
    ⑤似た構文をリフレインしていく
    ⑥偽悪的に振舞う
    ⑦徴収によって言葉遣いや内容を変える
    ⑧実施する政策が歴史的大事業だと思わせる
    ⑨徴収を自分たち側に巻き込んでいく
    ⑩いちどチャンスを与えてくださいとお願いする

  • 著者の前著「あの演説はなぜ人を動かしたのか」の解説を、違う演説者の例をとりあげて解説している本。政治演説はできるようでできないし、即興で社会演説をおこなえと言われると引いいてしまう。台湾での林飛帆の演説のうまさに感化され、自分のちからをつけねばと思い買った本。

  • 【あいつむぎ2013年4月陳列】2013.4.23 推薦者:ヒメ(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-282.html

  • 人を魅了する話し方について書かれている。分かりやすい例として、ヒトラーの例をあげ、国民がなぜ熱狂したかがわかる。政治は政策ややったことではなく、言葉だということがよくわかる。言葉に踊らされることなく、成そうとすることを正しく見極めたい。逆に、自分自身には人を動かせる、心を魅了できる言葉を話せるようになりたい。チームでの仕事や、提案、プレゼンには必要だと思うから。もちろん、良いことを進めるという前提でだが。

  • スピーチをする際の参考にはなったが使いどきはかなり限られると思う。

  • 【内容】
    本書は独裁者に学ぶスピーチ術の本である。ただ、スピーチのみならず、人の心を動かしたい人にとっては非常に有効な人心掌握術の本でもある。独裁者は、なぜ「言葉だけ」で世界を動かすことができるのか?悪名高い独裁者であるヒトラー。そして現代日本で「独裁者」と呼ばれている橋下徹。この二人の演説を中心に、ストーリーブランディングの第一人者である著者が徹底分析。多くの人を行動に導く秘技をあぶり出す。 (「BOOK」データベースより)

    【感想】
     ヒトラーと橋本市長の演説から、人の心を動かすテクニックを解説した一冊。2人の演説が、そのまま記されており、演説の巧さを感じずにはいられない。それを読むだけでも価値はあるが、筆者によれば、人を動かす演説の「ストーリーの黄金律」とは、「1.何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公が、2.なんとしてもやりとげようとする遠く険しい目標・ゴールをめざして3.数多くの障害・葛藤・敵対するものに立ち向かっていく。」この3つの要素がスピーチに含まれていると、人は感情移入しやすく、心を動かされやすく、行動に駆り立てられやすくなる。神話時代からストーリーを語り継いできた人類が共通して持っている性質であるとのこと。(p58)

    ■独裁者になるためのスピーチ術10ヶ条(P105)
    ①何よりも本人が「熱」をもて
    ②自分の政策を心に残るワンフレーズで表現し、それを繰り返せ
    ③国を欠落した主人公にしたてあげ、それを救う白馬の騎士を演じろ
    ④具体的な政策は語らず大衆に夢を見させろ
    ⑤かならず敵をつくれ、その敵をできるだけ巨大化せよ
    ⑥2つのストーリーを交錯させ錯覚せよ
    ⑦聴衆のプライドをくすぐれ!聴衆が心の中で思っていることを話せ!
    ⑧目の前にいる人間の利益になることを話せ
    ⑨強い権力者にはへつらい媚びよ 用がなくなったら捨てよ
    ⑩自分に風が吹いているあいだに、なるべく権限を奪え
    ■橋下徹流 人をとりこむスピーチ術10ヵ条(P225)
    1.一人称を「僕」にし、無駄な敬語は省く
    2.みなさーんと何度も呼びかけ連帯感をつくる
    3.3つ並べる
    4.サウンドバイトで心にかみつく
    5.似た構造をリフレインしていく
    6.偽悪的に振る舞う
    7.聴衆によって言葉づかいや内容を変える
    8.実施する政策が歴史的大事業だと思わせる
    9.聴衆を自分たち側に巻き込んでいく
    10.一度チャンスを与えてくださいとお願いする

     演説をする機会はそうそうないとは思うが、スピーチをする際には参考にしたい。ただ、実際に実行するのは、センスと努力が必要であろうとも思う。「言葉力」「スピーチ力」を高めたい。

  • これはおもしろい。
    ヒトラーと橋下の演説を並べて分析した本。わかっていた部分を明確に、うまくまとめている。確かにそうだ、と納得した。やや牽強付会な点もあったが。
    自分のスピーチ、生徒のスピーチにも参考にできる部分は多い。

  • p32
    ヒトラーは、彼自身が持っていた希有の才能である「スピーチ力」を最大限に生かそうと努力を重ねた。
    全身が映る鏡の前で身振りなどを何度も研究し、取り巻き連中に効果的かどうか尋ねることもよくあった。ヒトラーの

    「ヒトラーは鉛筆で(終わったばかりの演説の原稿に)書きこみをしながら独り言を言っていた。『ここはよかった……ここは効果満点だった……ここは削るべきだな……』
    彼は生涯で最も感動的な演説をおえてからまだ一時間とたっていなかった。
    彼は説教し、懇願し、怒号し、絶叫した。それなのに、そこにいるのはわたしが見たこともないほど冷静で理性的な一人の男だった」
    『アドルフ・ヒトラー』(ジョン・トーランド)より

    p51
    「大衆の受容能力は非常に限られており、理解力は小さいが、そのかわり忘却力は大きい。この事実からすべて効果的な宣伝は、重点をうんと制限して、そしてこれをスローガンのように利用し、そのことばによって、目的としたものが最後の一人にまで思いうかべることができるように継続的に行わなければならない。
    人々がこの原則を犠牲にして、あれもこれもとりいれようとするとすぐさま効果は散漫になる。というのは、大衆は提供された素材を消化することも、記憶しておくこともできないからである」
    (上巻 第六巻 戦時宣伝)

    p52
    「宣伝は、鈍感な人々に間断なく興味ある変化を供給してやることではなく、確信させるため、しかも大衆に確信させるためのものである。
    しかしこれは、大衆の鈍重さのために、一つのことについて知識をもとうという気になるまで、いつも一定の時間を要する。最も簡単な概念を何千回もくるかえすことだけが、けっきょく覚えさせることができるのである」
    (上巻 第六巻 戦時宣伝)

    p53
    ヒトラーは、演説する場所や時間にも気をくばった。
    特に夕方にこだわった。なぜなら夕方が一般的に人間の心理的バリアが一番弱まる時間帯だからだ。
    場所についても同様だ。人の心が動きやすい場所とそうでない場所がある。
    一般的に人はまわりに人が大勢いて、その熱気を感じると、自分の心も動きやすくなる。

    p54
    ヒトラーは、演説の演出や喋り方も場所によって変えた。
    狭い限定された場所では短く歯切れのいい演説をしたが、野外などの大規模な集会では演説の内容よりも会場全体の雰囲気を盛り上げる演出に力を入れた。

    p58
    「ストーリーの黄金律」とは・・・
    1.何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公が、
    2.なんとしてもやりとげようとする遠く険しい目標・ゴールをめざして
    3.数多くの障害・葛藤・敵対するものに立ち向かっていく。
    この3つの要素がスピーチに含まれていると、人は感情移入しやすく、心を動かされやすく、行動に駆り立てられやすくなる。
    神話時代からストーリーを語り継いできた人類が共通して持っている性質だ。(p58)


    p73
    彼は、『わが闘争』の中で、戦時宣伝は、とにかく主観的に一方的になることが大切だと強調する。客観的な事実など必要ないと。

    p75
    あえて耳ざわりいのいいことを言わない

    ヒトラーの演説の特徴に「あまり具体的な政策を語らない」ということあがる。

    公表することによって違う考えを持った支持者を失望させることを恐れた

    p77
    物語の主人公ドイツとヒトラーを重ね合わせ、うまくすり替えているのだ。

    p86
    ①過去から現在までの、我々のストーリー
    ②現在から未来に繋がる、我々のストーリー

    p89
    ヒトラーの睡眠術的レトリック

    ①数字の多用
    ②最上級表現及び極端な形容詞の多用
    ③同じ意味の言葉を、表現を変えて繰り返す
    ④二者択一を迫る

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  • 人の心を操りたいすべての人へ

    本書は独裁者に学ぶスピーチ術の本である。ただ、スピーチのみならず、人の心を動かしたい人にとっては非常に有効な人心掌握術の本でもある。独裁者は、なぜ「言葉だけ」で世界を動かすことができるのか? 悪名高い独裁者であるヒトラー。そして現代日本で「独裁者」と呼ばれている橋下徹。この二人の演説を中心に、ストーリーブランディングの第一人者である著者が徹底分析。多くの人を行動に導く秘技をあぶり出す。優れた演説に共通する「人を動かすストーリーの黄金律」とは何か。「人を動かすための武器」をここに授けよう。

  • 芸能人は歯が命、権力者は言葉が命。

  • 君も独裁者になれる!

    ヒトラーと橋下徹から、人々の心を掴む演説の仕方を解説した本です。

    ヒトラーというと「歴史上最悪の独裁者」として嫌悪されます。しかし、彼は選挙によって選ばれた、合法的な独裁者です。選挙で選ばれるには大衆の心を掴むことはとても重要です。

    人々の共感を得る演説には法則があり

    「何かが欠落した主人公が、遠く険しい目標に向かって、数多くの敵や葛藤と戦っていく」

    というストーリーを盛り込めばいい、というもの。

    本書に掲載されているヒトラーと橋下徹の演説は、見事なまでにこの法則に従っています。

    この内容を活かして、自分も今日から独裁者の道を歩んでいきたいと思った。

  • ストーリーの黄金律とは①何かが欠落したおちくは欠落させた主人公が
    ②なんとしてもやりとげようとする遠く険しい目標・ゴールをめざして
    ③数多くの障害・敵対するものに立ち向かっていく。というものがあるのを知って人を動かす演説はこれを多用しているのだと納得した。

  • 読み応えあり。「政治」は「ことば」なのが良く理解できる。
    身近でも使えそうな。

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