- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061385610
作品紹介・あらすじ
要約が、あなたの知にドライブをかける!
あなたは、先月読んだ本の内容を覚えていますか? 仕事の合間に読んで「ためになった!」と思ったネットの記事の内容を人に話すことができますか? 私はこれが、心底苦手でした。仕事柄、年間1000冊以上の本に目を通しますが、読んだそばから内容を忘れてしまい、頭に入れたはずの知識を活かすことができていなかったのです。しかし、ある時『認知科学』という学問分野に出会い、科学的なアプローチをもってこの課題の克服に成功します。キーワードは、要約(サマる)×クラウド。さあ、「使い捨ての知識」を頭に流しこむ日々に別れを告げ、「一生ものの知」をスマホに入れて持ち歩く、生産性の高い人生をスタートさせましょう!
感想・レビュー・書評
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読んだ本の内容を覚えていないという、本をよく読む人なら一度は体験したことのある悩みに対して「サマる(要約を作る)」ことを提唱する本です。赤ペンを持ちながら本を読んで気になったところに線を引いたりするのですが、結局、ちゃんと時間を取って頭を整理することが大事なように感じました。この方法を今後実践するなら、この本を買った元は十分取れると思います。欠点は、懇切丁寧ゆえに準備体操のパートが長いことです。実際に要約を作る段階に至るまでが割と長いので、人によっては必要な部分だけ読むのがいいと思います。
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[雑感]
■読書版Wikipedia。
■良本だと思うが,作業が面倒臭いので
実践はしないと思う。
■ただ,負担にならない程度,
部分的に取り入れてみたいとは思う。 -
サマる技術……こんな風にサマれたらとおもうのだが、あまり参考にはならなかった……。
「思考のフレームワーク(例えば、絵の具を混ぜると新しい色をつくることができる)をたくさん持つということが、教養を身につけることなのではないか」は確かにそう。
キーワードがサマリーとクラウドとあるが……疑問や議論のまえに巨人の肩にのってしまうことはその通りだが、本著が巨人の肩にのってサマることそのものを一ミリまえに進めているのかどうかはわからない。巨人における、巨人は体がでかい、といったことを並べただけなような気がした。 -
誤字脱字がありすぎて、読んでいて萎える。申し訳ないけど。内容も、そんないいこと書いてあるんだろうか。スマホとか、クラウドとかをサマるための前提としているところが、ちょっと好きじゃないなぁ。わたしは、もっと古風な努力をしていきたいと思うので。
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学ぶための読書は、自分の行動や思考にどうインプットを反映できるかが大切で、そのために要約をし、自分の言葉として獲得すること、さらにはそれをアウトプットするための場としてまさにこのブクログのようなクラウド上で発信すると良いという。
上記は分かってはいるけど、実際どこまで実践できてるんだろうと、再考できる機会になった。
その他、ある領域について学ぶ際の流れ、その際の本の選び方は参考にして、実践していきたい。
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その分野に関する深掘り読みにおいて、一冊目に読むべき本は、学術書の入門書
①所属する学問分野を特定する→○○学、みたいな
自分の勉強したい分野は基本的に、どこかの学問分野に所属する
②その分野の学術書の入門編を読む(1,2冊)
③中でも気になる分野の学術書の入門編を読む
④その分野の本の実用書やビジネス書を読む(3〜5冊)
現場の声を聞いてみる、自分で実際に試してみる
→現実で実践し、腹落ちさせる
現実には、本では触れられていないような細かい問題点がある、現場の声を聞くこと、実際に実行した結果を基にチューニングしていくことは、本を読むことと同じくらい重要
「書を読み、町へ出よう」
本の選び方
著者の経歴やプロフィールからその道の専門家かどうかを確認する -
この本の内容を一言でいうと、『「読書×要約(サマる)×クラウド」最強説』かな
読書をして、きちんと要約を作り、クラウドに保存した要約を見直すことで知識への定着を図ることができる。
ただ、この要約を作るというところが大変で、1冊読むのにすごく時間かかりそう。
これぞと思った本にくらいしかできないかもです。
ちなみに流し読み的に読んでいてすら誤植3つも気づいたが、、この出版社大丈夫か?ちゃんと校正とかしてんのか?少なくとも編集者は要約するほど読み込んでいないよね。
あと無料で優秀なテキストエディタがたくさんあると言いつつ、有料の秀丸エディタを紹介しているのはどうかと(優秀であることは間違いないが)
【読書メモ】
「要約」について
・目安として1小見出し(小見出しがない場合10ページ目安)につき1メッセージを要約する
・元文章をもったいぶらずにガンガン削って要約をつくる
・アナログだと大変なので、テキストエディタを使うとよい
>手順
・タイトルを確認する
・ラベリング(文章ごとに役割を判別する)する
・ラベリングを参考に文章を段落単位に削る
・文章をさらに文章単位で削る -
【目次】(「BOOK」データベースより)
情報の扱いには、正しい技法がある(効率のよい選書法とは/「読む」を科学する ほか)/第1章 「いい本」を選びとる方法(「ハズレ本」を引かないためにできること/未知なる知識と遭遇する「探検型」 ほか)/第2章 「理解」「記憶」「活用」のメカニズム(本に潜む「サポーター」を探せ/「はじめに」・「あとがき」を最初に読む ほか)/第3章 本をサマって、活用する(本を読む前の「準備」が、質のいいインプットにつながる/頭に入れる前の、ひと工夫 ほか)/第4章 サマる技術で、「知」を統合する(要約はシナジーを生む/ジャンルごとにフォルダを作成する ほか) -
・サマる技術を実践することにより、断片的だった知識は体系化され、記憶に残りやすくなるだけではなく、適宜活用することが可能になるのです。
著者の船登惟希さんは、わかりやすくて面白い教育コンテンツを企画・製作している。船登さんにとって、年間千冊ほどの本を読み、その内容を活用することは必要不可欠な技術とのこと…この本は日々高い成果を求められるビジネスマンやクリエイターのために、そのサマる(要約をつくる)という方法を惜しみなく開示しています。
この読書法を実践することにより、断片的だった知識は体系化され、記憶に残りやすくなるだけではなく、適宜活用することが可能になるのです。船登さんは、要約をクラウド上にまとめることを推奨していますが、もしかしたら、本が好き!に備わっている機能も、このサマるという方法を支援してくれるかもしれません。
本を書くような人は、原典が曖昧だったり、エビデンスがなかったりするような、いい加減なことは書けないので、サマることで、言葉の定義を正確に把握し、引用する文章の原典に近付く努力と、それを素早く引き出す工夫が必要なのだと思いました -
本を沢山読む人のアウトプットテクニック「サマる技術」
なるほどと思えず反面、ここまでやるのは大変だなあとも思いました。
でも参考にはなりました。