中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立 (星海社新書)

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  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385658

感想・レビュー・書評

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  • 90年代にネットが登場して以来、中国のインターネットがどのように発展してきたのかを記した初の通史。著者は2002年に昆明に移り住んで以来、その歴史をつぶさに見てきた。中国人だと発信し得ない検閲制度の発展ぶりについても記してあり、大変に貴重。
    ワールドワイドウェブからの独立というのは言いすぎのような気がするが、ローカライズされたネット環境に大半の中国人が満足しており、ネットが民主化の起爆剤にならない現状や、そうさせないための中国当局の手腕のすごさが手に取るようにわかった。

著者プロフィール

アジアITライター。1976年東京都出身。東京電機大学卒。システムエンジニアを経て、中国やアジアを専門とするITライターとなる。現地の消費者に近い目線でのレポートを得意とし、バックパッカー並の予算でアジア各国を飛び回る日々を送っている。「文春オンライン」「ASCII」「engadget」などを中心に多数の連載を持ち、単著に『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』『中国のITは新型コロナウイルスにどのように反撃したのか? 中国式災害対策技術読本』(いずれも星海社新書)などがある。ツイッターは@YamayaT

「2022年 『移民時代の異国飯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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