マージナル・オペレーション 03 (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 星海社
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本棚登録 : 241
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061388543

作品紹介・あらすじ

新宿を恐慌に陥れた戦いの後、アラタたち一行は日本を出国し、タイへと降り立った。その地でアラタを待っていたのは、"子供使い"の悪しき影響で横行する少年兵を使ったビジネスと、"あの男"との思わぬ形での再会だった。再び、ファンタジーで現実を壊すべく、戦いに身を投じるアラタだったが、僅かな油断が、子供たち-そして、彼を愛した女の命を窮地に陥れてしまう…。熱帯の戦場に血飛沫が舞う、緊迫の第3巻。

感想・レビュー・書評

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  • そして、仲間たちの血は流れる──。
    新宿を恐慌に陥れた戦いの後、アラタたち一行は日本を出国し、タイへと降り立った。その地でアラタを待っていたのは、“子供使い”の悪しき影響で横行する少年兵を使ったビジネスと、“あの男(キシモト)”との思わぬ形での再会だった。再び、ファンタジーで現実を壊すべく、戦いに身を投じるアラタだったが、わずかな油断が、子供たち──そして、彼を愛した女の命を窮地に陥れてしまう……。熱帯の戦場に血飛沫が舞う、緊迫の第3巻!

    最前線にて作品をお読み頂くことができます。
    最前線で『マージナル・オペレーション 03』を読む→
    http://sai-zen-sen.jp/fictions/marginaloperation/

  • 戦闘シーンは結構あっさりしているので、芝村さんが描きたいのは戦闘ではないのだなと第3巻にして気づいた。

  • 本作で大きく話が動いた印象。

    まずはキシモトの再登場。それも(逆恨みながらも)アラタへの強烈な悪意を抱いての。そして、それを引き金として発生するソフィとハキムの件。

    これまでのアラタの作戦は外れることなく、子供達も死傷することなく、順調に話が進んでいました。良くも悪くも予定調和に近い状態で、安心して読んでいました。

    しかし今回先に記載した件を引き金についにそれが崩れます。同時に今後の展開が読みづらくなり、良い意味で緊張感が作品に漂うこととなりました。

    その変化があったからか、一巻の頃にくらべてアラタの心理描写が増えている気がします(これが作者の言う「ウェットな」という感覚でしょうか)。個人的にはこの傾向は良い変化に感じます。

    より物語を楽しめるようになった今、これまで以上に次の展開が気になるところです。

  • 前半は相変わらずのテンポよく読める感じでサクサク読んだけど、後半は…恐れていた子どもたちに死者が…。ドン底回というだけあって、辛い。。

    最初は24人だったのが最後には2000人に。どうなることやら。

  • 舞台も再び海外に移り,展開がめまぐるしく映り変わる第3巻。
    すぐに4巻を読みたくなりますよ。

  • 図書館借り出し

    後半、まさかの展開でした。

    前半の「イトウさんていう悪い女の人に騙されてて」
    「悪い!女!イトウ」でこっちも騙された。

    4巻は貸し出し中だったので予約だけしておきました。
    次も楽しみです。

  • 3になると仮想空間のゲーム操作が全く出てこずに、乱闘と戦争ごっこになってしまっていた。4も出版するということをあとがきで書いているが、ゲームはほとんど出てこないということになれば、話題として読めばいいのは1だけかもしれない。

  • シリーズのちょうど真ん中の巻とのこと。アラタの感情的には一番どん底にあたる巻。確かに、ひどい。これまでありそうでなかった、イヌワシが回避してきた状況についに陥った、というべきか。
    中盤から終盤にかけての展開が、ある程度淡々とした文体で語られるものだからこそアラタの感情が伝わってくるというものでした。流石。

    あとまぁ、あの朴念仁はシュワさんを見習えよ!! といつになく思いましたね!(笑)

  • 全五巻(予定)らしい。
    話が大きく動いて、次巻が楽しみ。

  • 読み終わったあと、アラタとジブリールと、他のみんなのことを思って、泣きたくなった。
    1巻と2巻は、ただ、アラタたちの幸せを願って、微笑んで終わっていたのに。
    今後、アラタたちがどうやって、幸せになるのか。知りたい。
    イヌワシは傷ついて、嘆いて、悶え苦しみながらも、子どもたちを幸せに連れてってくれると信じてる。

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著者プロフィール

ゲームデザイナー、作家、漫画原作者。
第5回日本ゲーム大賞優秀賞、第32回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』をはじめ、『絢爛舞踏祭』や『ガンパレード・オーケストラ』三部作などを手がける。
その特異な世界観と研ぎすまされたシステムから、「芝村ゲー」と呼ばれ、高い評価と熱狂的なファンを多数獲得している。
小説の代表作に『マージナル・オペレーション』シリーズ(星海社FICTIONS、全5巻)があり、同作は『月刊アフタヌーン』でコミカライズが連載中。また、『マージナル・オペレーション』前史にあたる新シリーズ『遙か凍土のカナン』(星海社FICTIONS)もヒット中。近年は多くの漫画原作も手がけている。
現在、世界観設定などを担当したブラウザゲーム『刀剣乱舞』が大ヒット中。Twitterアカウント @siva_yuri

「2023年 『マージナル・オペレーション [F3]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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