Fate/Zero(3) 王たちの狂宴 (星海社文庫)

著者 :
  • 星海社
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本棚登録 : 1352
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061389069

感想・レビュー・書評

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  • アニメを見た段階で読むようにしています。詳細なキャラクターの感情を読むためには小説の方がおもしろいです。どの陣営もマスターと英霊がうまく噛み合わないというか、わずらわしくもどかしい関係性なのがおもしろい。どの人物も自分の信念とか願いがあって、それに向けて尽力しているのはわかるけど、うまくいかないものなんだなぁと。人生は厳しい。聖杯問答がとてもよかったです。セイバーがあわれだ。アニメにあった凜の大冒険はないのですね。原作の方が、希望が見えない終わり方なのでしっくりきます。とてもてんこ盛りで、文字数以上の読み応えのあった巻だと思いました。

  • キャスター討伐戦途中~綺礼対アイリ&舞弥~雁夜おじさんによる凛救出~聖杯問答まで。
    セイバーとランサーが清々しい信頼関係で背中を任せ合っているのと同時に切嗣とケイネスが殺し合っている図式は皮肉が効いてる。そりゃあマスターとサーヴァント間の信頼なんてないな、と。Zeroを見て、Fateにおける相性は能力値よりはるかに大事だと悟りました。切嗣とセイバーはあかん。
    時臣師の采配もダメダメだーー!雁夜おじさんはバケモノなんて呼称されるし勘違いが痛すぎるよーー!!
    次巻も楽しみです。

  • 購入して読み。

    ・切嗣を守ろうとするアイリスフィールと舞弥の愛情(とそれに戸惑う綺礼)
    ・騎士として生きたいけど、マスターの妻に惚れられてままならないランサー
    ・ウォッシュジーンズをウェイバーに買ってもらってうれしい「アレクセイさん」ことイスカンダルさん。王とは?という聖杯問答からのアサシン蹴散らしっぷりが素敵

  • 感想

    ライダーの宝具は素晴らしく胸震わせてくれた。筆者は英霊たちの過去、資料を読み込んでよく調べ上げたのだろうなと思わせる一冊。

  • セイバーは切嗣の命を受けて、キャスターの討伐に出かけます。さらに、その動きを察知したケイネスも、ランサーをキャスターのもとへと送り込みます。しかし、これは切嗣の罠でした。切嗣は、ランサーと離れて行動することになったケイネスの襲撃を開始します。

    一方、セイバーとともにキャスターとの戦闘に当たっていたランサーは、マスターの危機を悟り、顔色を変えます。互いに好敵手であることを認め合っているランサーの窮状を知ったセイバーは、彼をケイネスと切嗣のもとへと向かわせます。こうして、セイバーと切嗣の主従は、ますますその溝を深めていきます。

    その後、ライダーがセイバーとアーチャーを誘い、酒宴を設けることになります。3人は、お互いのめざす王道を語り合うことになり、セイバーは自分が信じてきた正義という価値が、果たして王道と呼べるような貴いものなのか疑問を抱くことになります。

    そこに、綺礼のサーヴァントであるアサシンが襲撃を仕掛けてきます。ライダーは宝具「王の軍勢」(アイオニオン・ヘタイロイ)を使って、圧倒的な力でアサシンを倒します。

    コメディ担当かと思いきや、ライダーが意外な強さを見せたことで、ストーリーの行方が俄然気になってきました。

  • 2013.11.14
    聖杯問答の話大好き

  • 今回の見せ場は個人的に「聖杯問答」。王を名乗る三人のサーヴァントの、それぞれの王道のぶつかり合いが面白い。聖杯戦争もそろそろ中盤。アニメで先は知っているが、それでも続きを読むのが楽しみです。

  • 9784061389069  274p 2011・3・10 1刷

  • ケイネスvs切嗣とか聖杯問答とか見せ場が多いので、DVDとかで繰り返し見ちゃったシーンが多いからかも知れませんが、アニメで内容知っているとここまでの一気読みは辛いかも。
    上記のように中盤の見せ場が多い巻なので、初見の方には嬉しいかな。

    凛ちゃんの冒険は蛇足気味でもアニメの方が精神的に優しいです。

  • 3巻のハイライトは、泥沼化する昼ドラ陣営と、
    ストーカー化するキャスター、そして王飲み会。
    ちょっと違った趣の方も居ますけど、英霊が7人揃ってこの展開…。
    非常に面白かったです。
    ギリシャ神話だと、能力的な面は置いといて、
    思想とか言動とか人間臭さがありますが、
    4次戦争は特にそう云った趣がありますね。

    切嗣VSケイネスは胸躍る戦いでした。
    私はアニメは見ていないのですけど、この戦いを映像で見ると、
    また恰好良いのでしょうね。
    一寸ヤンデレてきたソラウさんが素敵でした。
    そして、思想を2人の王に全否定されるセイバー…。
    ギルガメッシュは何故アルトリアに興味を抱いたのかと思いましたが、
    こうして見ると成程…と思いますね。
    Stay nightではセイバーの思想に
    そんなに違和感を覚えませんでしたけど、王問答を見ていると、
    確かにセイバーは王らしからぬし、
    そう云った所にも女性らしさが潜んでいたのね…と感じます。
    Stay nightはまぁセイバー以上にマスターも大概でしたからね。
    おかげで彼女の滑稽な所とかあまり目につきませんでした。

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著者プロフィール

Nitroplus所属のシナリオライター。小説家。主な代表作は『Phantom PHANTOM OF INFERNO』『Fate/Zero』『白貌の伝道師』。

「2015年 『RPF レッドドラゴン 6 第六夜(下) 果ての果て』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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