Fate/Zero(6)煉獄の炎 (星海社文庫)

著者 :
  • 星海社
4.37
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本棚登録 : 1280
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061389120

作品紹介・あらすじ

ついにその本性を顕にした言峰綺礼の罠に、敢えて真正面から立ち向かう衛宮切嗣。燃え盛る煉獄の炎の中、絶望に打ち拉がれたセイバーを待ち構えるアーチャー。熾烈な第四次聖杯戦争を生き残った英霊と魔術師は今まさに満身の力を振り絞り、最終決戦に挑む。宿命の対決の火蓋は、切って落とされた-。虚淵ハードボイルドの精華、ここにあり!これは始まりに至る物語-。慟哭の最終巻。

感想・レビュー・書評

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  • よかった!今まで読まず嫌いだった!ウェイバー陣営に救われた。続きが読みたいなあ。士郎はどんな子なのかなあ。wikiでかじっただけの士郎ではなく、士郎の物語をきちんと読みたいなあ。
    それにしても、zeroの主人公が切嗣とはなかなか思えないよね。
    2017.09.04

  •  ようやく読み終わった。この物語(Zero)の終わりが、別の物語(stay night)の始まりとなる。複雑でもあり、感慨深くもあるラスト。ここから、新しい物語が始まる。「stay night」という、出来上がった物語からよく、これだけのものを構想し、まとめあげたなあというのが率直な感想。前日譚として破綻なくまとまっているだけでもスゴイのに、一つの読み物として面白かった。脱帽。

  • 面白かった!これでZeroは完結だけど、物語としては始まりに辿り着いたところ、ということなので、SNも見たいと思う。
    救いのない物語だったけれど、読み終えた気持ちとしては、鬱というより愉悦。皆が涙し絶望し諦めた世界に煌めく愉悦。
    ただ、ウェイバーに関しては、目に見える形で希望が持てた。ライダーに惚れる。

  • 全六巻読了しました。

    実は虚淵氏の作品にきちんと直接触れるのはまどかマギカを初としてこれが二つ目だったのですが、先に読んでいたマテリアル本で氏が「バランスファイター」と称されていたことが、これを読み終えてよくわかりました。
    ガンアクションや格闘やレース、そして群像劇としてもその筋書きに悲劇や非情な描写が山のようにある一方、悲劇に終わらない王道な成長物語まで見事に描ききっている引き出しの多さには、本当に感服させられます。
    登場人物の情が緻密に絡み合い、作用した結果として物語を展開させていく手腕は素晴らしいと思いました。

    私自身アニメ放映をきっかけとして全巻読んでみたクチですが、もしWikipediaを始めとするネット上の情報だけでアニメ1期13話分以降の展開を知っている方がいらっしゃるなら、絶対にエア読書で知ったかぶるような真似はせず、原作を読んだほうがいいと思います。

    「誰かが纏めた不正確な二次情報」に騙されないため、というのは勿論ですが、何より悲惨な末路を遂げるキャラの多くが、伝聞や箇条書きじゃ絶対伝わらないレベルで相当酷いことになってますから(笑)

  • 虚淵玄がFateという作品を書くとこうなるものかと感心した。全6巻となかなかボリュームがある今作ではあったが読んでる時はそんなこと感じさせず、6巻を手にしたときはこの物語も終わってしまうのかと寂しさすら覚えた。
    切嗣という男の理想をいだいて士郎はStay/nightという戦いに身を置いていくと思うと感慨深い。
    ただ仕方が無いとはいえ雁夜おじさんと桜のラストは悲しい・・・。おじさんが最大の犠牲者だったよな・・・。

  • 6/10.
    聖杯って結局何だったんだ?あまり読み応えのない終わりだった。とは言っても面白い部分も充分あった。

  • 良かれと思ってしたことが裏目に出続けて、未曽有の悲劇と怨嗟を産む。
    それもまた聖杯が作り出す歪みであり、人間の宿業でもある。
    それでも、と先へ進み続ければ最果ての海に至れるかもしれない。

  • ウェイバーの物語だった
    ウェイバーかわいい
    ウェイバーがんばれ

  • 最終巻、一気読みでした。
    私にとってフェイトの入口だったので、次はstay nightに進もうかと思います。

  • 文章はまだ甘い感じがするのだけれど、物語の展開やキャラクターが滅多面白かった。オケアノスを語る時のあの独特な同人臭はなんなのだ。素晴らしかった。

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著者プロフィール

Nitroplus所属のシナリオライター。小説家。主な代表作は『Phantom PHANTOM OF INFERNO』『Fate/Zero』『白貌の伝道師』。

「2015年 『RPF レッドドラゴン 6 第六夜(下) 果ての果て』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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