- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061399150
作品紹介・あらすじ
銃火が止み、子供たちは惑う──。
銃を置き、日本の高校に進学したサキ。様々なギャップとアラタへの複雑な感情に悩む彼女に訪れた、三者面談の日を綴った「私のトリさん」。
元娼婦であり、アラタの語学の教師であり、現在は難しい立場でアラタに接するホリー。そんな彼女は、アラタの心を縛ることができるのか? 知られざる女の戦いが描かれた「新しい首輪」。
停戦後、変わりゆく生活に適応できず、懊悩するイブン。ただ純粋に父を規範とする少年に、自らの狭い世界を打ち破る日は訪れるのか?(「若きイヌワシの悩み」)
そして、2014年秋の徳島マチ★アソビで行われたアナログゲーム「マージナル・オペレーション[R]」とつながる、もう一つの日本篇「子供使いの失踪」。
全てが本篇以降の時間軸に位置する、書き下ろし4篇を収録。待望の短編集第2弾!
感想・レビュー・書評
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マジオペ、ストーリーがだらだらしてきて雰囲気もわかりにくくなってきた感じがする。それでもキャラで読めるのがすごい。
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語り手が移動して、新しい情報や世界の膨らみが見られるかなぁと思ったのですが、あんまりそうでもなかったです。本編からの連想で書かれた番外編。本編読んで、読者がいろいろ想像を膨らませる、その想像の範囲内というところ。新規要素が少なかった……。
学校に行け、行かないの話は、もっと具体的な話や、建設的な話にもっていくことはできないのかという思いになります。勧めるほうも、勧められるほうも、抽象的なレベルでやり取りしているから、どっちにも感情移入がむつかしい。
こういう世界なんだろうって受け入れながら読むこと自体は、他の作品でもやっているし、構わない筈なんですが……この作品は、だんだんそれがつらくなってきました。 -
サキかわいい。
相変わらずのアラタや、イブンの意外な一面、新キャラなどおもしろかった。