装甲悪鬼村正 宇宙編 (星海社FICTIONS)

  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061399280

作品紹介・あらすじ

西暦2041年――生活圏を宇宙まで拡大させた人類は、死を超越した未曾有の外敵「生械体(エジプシャー)」からの苛烈な侵攻を受けていた。

地球を死守する最後の砦である月面基地に配属された連盟航宙自衛軍の蒼海三樹夫と黒瀬由梨巴は、人類最新鋭の数打劒冑(レッドクルス)「銀星弐号(ズィルバー・シュテルン2)」を装甲し、その驚異的な技量をもって生械体を迎撃する。だが、復活した生械体の王子・ツタンクアメンは圧倒的な聖甲虫(スカラベ)の劒冑「ケプリ」と大軍を率い、月基地進軍を開始。人類はかつてない窮地に追い込まれていく……。

宇宙を舞台に新たな「善悪相殺」の死闘が紡がれる!

感想・レビュー・書評

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  • 本編1ページ目からこんなにワクワクさせてくれる作品って、いつぶりだろう。

    というくらい、面白い作品でした。

    え? いきなりそれなの? そこらへんを取り上げてお話に組み込んじゃうの?
    ネタバレになるので、あまり触れられませんが
    世界史のあそこらあたり(ぼかしすぎ…)を多少知っているとますます楽しいです。

    ゲームでの登場人物もちゃんと出てくるし

    大本ネタであるゲームでの「そこで殺しちゃう? なんでここで? え?」というのもそのまま生かされてるし(ゲームプレイ中の戸惑いがそのまま再現されましたワァァ)

    いやいや、面白かったです。
    挿絵カラーで、ラスボスがとってもアホ面だったのもご愛嬌。


    文体がスッキリしていて、こう、

    脳の中のよけいな異物を払いのけながら
    言葉や文章が
    すっきりした白い廊下を進んでいく

    みたいな、とてもとてもクリアなところも魅力でした



    ところで、主人公の性癖(相当変態らしい)がはっきりしないまま終わってしまいましたが
    どのくらい特殊だったのかが気になってしまってしようがありませんわ……

  • 時代がかなり下ってるから、村正から地続きじゃないと思ったら地続きだった。ちゃんと繋がりがあって嬉しい。登場人物の名前とか技とか。

    村正のキャラクターによる夢の共演もあり。

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著者プロフィール

1951年北九州市小倉生まれ。1973年九州芸術工科大学芸術工学部(現九州大学芸術工学部)卒。同年特許庁に入庁。1977年、審査官。1980年、欧州諸国デザイン保護の調査のため英国に長期滞在。1982年、総務部(企画調査室)。1987年、工業所有権研究室。1989年、審判部審判官。1997年、審判部審判長。2002年7月に特許庁を辞職し、弁理士登録。2004年、弁理士試験委員。鈴榮特許綜合事務所常務顧問。現在、弁理士実務修習講師。みずの永芳特許事務所。

「2023年 『意匠のQ&A』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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