クレヨン王国 まほうの夏 (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061472044

作品紹介・あらすじ

楽しい夏休み、6年1組の24人は、箱根芦ノ湖畔のロッジでにぎやかに合宿。ハイキングコースで、にわか雨におそわれた清太と麻美は、クレヨン王国の落としもの「水色大福」を発見します。大福の親になった2人は、王国の秘密を守りながら、クラスメートの幸子を誘拐した犯人さがしをすることに…。クレヨン王国シリーズ推理小説仕立ての10作め。

感想・レビュー・書評

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  • 後半でまさに推理小説な場面があり、面白かった。水色大福とはなんなのか、よく分からない。水色大福にはどの生物が相応しいのか試行錯誤しながら、同級生が誘拐されて探し出す話。
    白ちゃんがそんなふうに関わってくるとは。
    水色大福の落ちはあっという間だったが、良かった。

  •  クレヨン王国シリーズ中で一番好きな作品。大人になって再読してみても、泣きそうになってしまった。クレヨンが落としてしまった水色大福を偶然拾い、芦ノ湖へ合宿に来ていた6年生の清太と麻美が大福・水太の両親となり、水太の本当の姿を探す物語。それと並行してクラスメイトが誘拐され、犯人の行方を追うというミステリー要素も加わり、小学生当時の私は手に汗握り読んだ。
     小学6年生でもしっかり母性を目覚めさせ、母親として接する麻美と、父親といってもまだ子どもらしさが抜け切らない清太の性差が対照的。水太がとても可愛らしいのでそれだけでも読む価値あり。ミステリー部分については、児童書なのでツッコミ所は多々あれど、まぁご愛嬌ということで。
     夏の間に読めて良かった。戦争ものが続き疲れていた心が癒された。

  • 大人たち…というか、この合宿自体に大いなる疑問が湧きます。
    こんな管理体制でいいの?と。
    そんな対応あり?と。
    足を傷だらけにしながら、子供たちだけで山を散策することから、今はありえないでしょうからね。
    この時代なら許された?
    とにかく子供の命だけは守ってほしい。
    そんなことばかり気になる私でした。

  • クレヨン王国シリーズは大好きで、かなり長いことシリーズを追っていました。人間だけの視点なく、自然界から見た人間というのがとても印象的です。

  • 「やっちゃんは、なぜ、おれがこのトンボをそんなにほしがるのかって、聞かないの?」「だって、清太くん、だまってるから。いいたくないから、いわないんでしょう?」

    やっちゃんのようにありたい。
    らしさ らしさ ぼくのらしさはなんだろう。

  • クレヨン王国シリーズで初めて読んだ作品。
    小学生の話なのに、今読んでも涙が出る。
    自分が小学生のとき、この物語に出会えてよかったです。

  • 「誰だって、はじめから親だったものはない」
    好きな女の子ができた男の子におすすめする一冊。

    ネタバレは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120711/1341954900

  • クレヨン王国シリーズの中で、大好きだった1冊。

    水太がなんともかわいらしい。

    子どもの頃は、こんな不思議なことが起こったらな~とワクワクドキドキ読んでいましたが、改めて読み返すと、最後、先生が幸子救出に子どもたちを駆り出すなんてありえないとか、現実的なことを考えてしまった。

    大人になるって、悲しい。

  • いとこに影響されて買ってもらった、はじめてのクレヨン王国

    結末がすごくさみしかった あたたかいのだけれど

    読んだ当時、主人公と同じ小学生だったので移動教室で夜中にこっそり抜け出す描写にどきどきしていました
    こんな楽しいことあればいいのにー と

  • らしさ、らしさ
    ぼくのらしさは、なにらしさ
    ほんとのぼくは、なんだろう

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著者プロフィール

名古屋市生まれ。早稲田大学文学部国文科卒業後文筆活動に入る。1956年 オール読み物新人賞受賞。1963年 モービル児童文学賞受賞。1964年 『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。1968年から1988年まで、自然に親しむ心をもった児童を育てる目的で学習塾を開く。
2012年逝去。主な著書に『クレヨン王国』シリーズ47タイトル、『静かに冬の物語』(以上すべて講談社刊)などがある。2012年逝去。

「2016年 『クレヨン王国黒の銀行(新装版) クレヨン王国ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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