「ミステリーの館」へ、ようこそ-名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061485976

感想・レビュー・書評

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  • ちゃんと読んだ初めての小説。
    知り合いが読んでいたから自分も何となく買って読んだけど「こんなにも小説は面白いのか」と、今まで生きていた中で一番の衝撃を受け、退屈な日常がどこかに吹き飛んでいってしまったみたいだった。(今まで、といっても当時小学3年だけど笑)
    読書に没頭していくきっかけになった本でもある。最初に出会ったのがこの本じゃなかったら本を読むことに今ほど楽しみを見出だせていなかったかも。はやみねかおるに(いい意味で)人生狂わされた人間は多分私だけじゃないはず。
    袋とじの本が珍しいということすら知らずに読んでいた。楽しかった。初めて読んだ時から何年も経つけど、今でもたまに当時の気持ちを思い出すように本を開いている。自分にとって大切な一冊。

  • 小学生の頃はまっていました。何度も何度も読んでたみたいで、ほとんど内容を覚えていました。
    当時はあんなに時間がかかっていたのに、1時間ちょっとで読めてしまいました。
    学童向けだけど、大人が読んでも面白いと思います。

  • 教授、伊藤さん、亜衣、真衣、美衣とレーチは、マジシャンのグレート天野がつくったテーマパーク『ミステリーの館』に行きます。そこで教授は、本物の『ミステリーの館』へつうじるかぎをもらいます。

    教授はかぎを手に入れて本物のミステリーの館に行きますが、本物のミステリーの館は袋とじになっており、それだけで進むのがワクワクします。

    幻夢王と名乗る人物からグレート天野に復讐するという脅迫状がとどいており、本物のミステリーの館に集められた人たちは、そのゲームに参加させられます。

    道で崖くずれがおきて陸の孤島になってしまったミステリーの館。そこで幻夢王が行う消失マジックと脱出マジック。民族学を研究する学生快人の推理によりマジックの謎は解けたかに思えますが、何故かもやもやが残り、赤い夢へと誘われます。

    そこでまた袋とじです。教授が本当の謎解きをしてくれます。
    赤い夢の世界にいる教授。私もはやみねかおる氏のおかげで、赤い夢を楽しむことができました。

  • 小中学生の頃に大好きだった夢水清志郎シリーズ。私のミステリー小説好きな所は、思えばこの頃からもうそうだったのかもしれないな〜。
    中でも本作には、子どもながらにちゃんと衝撃を受けたのを覚えてる。子ども心を掴む袋とじの仕掛けにも大興奮だったな。
    人が死なないミステリー小説。素敵です。大人になって色んなミステリーを読んだ今だからこそ、改めてまた読み返したくなるシリーズです。

  • 二重の袋とじ。最後ゾッとした。

  • 児童書では画期的であろう
    「袋とじ」つきです。
    しかも2段構えなのは
    あとがきの本を上回るのでは?

    そんな遊び要素もある
    面白い本ではありますが
    最初のミステリーの館で
    名探偵がもらったあるものからしても
    なかなか謎に意外性がありましたね。
    鍵がない!とあきらめないように。
    ないということは…

    本編の事件は
    先入観が優先するので
    犯人は見出せないことでしょう。
    だけれども、疑える人が
    実は…なのです。

    この作品は
    数少ない名探偵が
    思い悩む作品です。
    それはある真相での
    事実ですが、ある言葉で
    本中明記はされてないものの
    あることを示唆する表現が
    でてきています。

    多分…かも。

  • いやあ、袋とじの本ってなんか興奮しちゃうよね。子供の本なのにトリックが意外にすごいし、意外性もあっていい本だわ

  • 夢水一行は偶然にも真のミステリーの館のカギを手に入れてしまいます。腹ペコでもなぞ解きをちゃんとしてくれます。…たぶん。

  • 袋とじやばす

  • 引退した老マジシャン、グレート天野のつくった『ミステリーの館』。そこに招待された人々を待っていたのは、幻夢王と名乗る謎の人物からの脅迫状だった。そして翌日、第一の予告状にあった「消失マジック」のことばどおり、老夫人が部屋から消えた…。密室トリックの謎にいどむ夢水(迷)探偵の推理が、またまた読者をあっといわせる。
    名探偵夢水清志郎事件ノート第10作!

著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。

「2023年 『都会のトム&ソーヤ 日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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