若おかみは小学生!PART3 花の湯温泉ストーリー (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 599
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061486478

作品紹介・あらすじ

人気急上昇!シリーズ第3弾 こんどのお客は手ごわいぞ・・・・・・・・・

温泉旅館のすばらしさ、わたしたちが見せてあげる!!
花の湯温泉の名誉をかけて、おっこと真月(まつき)がタッグを組んだ!!

人気シリーズ第3話。夏休みの宿題もそっちのけで若おかみ業に精をだすおっこ。ある日、“春の屋”に大ホテルチェーンのあととり息子・三木が泊まりにくる。三木に「温泉旅館が大ホテルにかなうわけがない」と言われ、おっこは発奮。このときばかりは、とライバルの真月も協力を約束、二人のユーレイ、ウリ坊と美陽(みよ)にも励まされ、花の湯の名誉ばんかいに立ち上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は真月さんが目立っていました〜。恋をするわ、おっこと協力して問題を解決するわ、イメチェンをするわ…色んなところを見せてくれました。おっこと真月さん、良いライバルだなあ。ラストに出てきた形見の紅水晶のペンダントが気になる〜、早く続きが読みたいです!

  • 最後らへんまつきとそうたさんが、握手をしていて、耳を引っ張りたいところだが、大きな手に包まれていて引っ張れなかった時のまつき可愛い

  • おっこちゃんの行動力と純粋さは、ささくれだった心を癒してくれます。

  • またまたラストは意味不明な状態で終わった。やっぱり『引き』なのだろうか。他の本を読みたいので、もういいかなと思った三巻目。

    ここまで読んで思う。シーンがぶつ切りなので、伏線としてのシーンというよりも思いつきでいったんそこに入れ込んだのかなと。上手くシーンとシーンが繋がらない。
    一巻のラストの『実はウリ坊のユーレイはおばあちゃんの幼馴染で、主人公に乗り移って助けた』というのも、二巻で『おばあちゃんが写真を探して見つけた時に、昔の写真が出てくる』けど、別にストーリーとしてはあってもなくてもいいシーンだしとりあえず『入れました』みたいなものしか感じない。何というか、『説明のためのシーン』にしか見えない。

    おそらくキャラを深めるための大切なシーンのハズなのに、扱いが雑に見える。他にも母親から貰ったペンダントも二巻では出てこなかったのに、三巻ラストでいきなり『ユーレイ撃退アイテム』になっている。意味が分からない。一巻ではそのペンダントを見ている時に『ユーレイが出てきた』というのに。

    さらに、三巻になっていきなり『誕生日が過ぎた』となっていて、『誕生日はこんな事をした』という過去の語りで何があったかを読者に伝えている。
    そこ、物語として『書く』シーンじゃないのだろうか。あんなに『誕生日に渡してもらうハズだった母親の形見になったペンダント』を一巻で書いてたのに、三巻でいきなり『誕生日が過ぎた』事になってるの驚くわ。



    二巻で雑誌の取材を受けて、三巻では人気が出たよという話になっている。
    そしてまた、お客様の為に奮闘する主人公の話。

    この物語に必要とされているシーンが分かりやすくていい……とは思う。主人公の誕生日シーンよりも主人公がお客様の為に奮闘しているシーンが重視されている。

    主人公は『受け身だけど、キレやすい』という謎キャラなのはそれが動かしやすいからだと思う。書き手としては『受け身キャラ=周囲の言葉で簡単に動いてくれるので周囲のキャラの言葉を書けばいい』『キレ易い=怒るキャラはそれだけでハプニングシーンを作りやすい』

    以前、なぜ少女漫画の主人公はドジっ子が多いのかという謎に答えてたものがあったけど、『その方が物語が動かしやすいから』とあった。確かに、ドジっ子はそれだけで物語を動かしやすく、目立つシーンを作りやすい。

    同じように『キレ易いキャラ』も物語を動かしやすいけど、こちらは注意しないと読者の反感をかう。おっこ(主人公)はこの辺りは良い感じに『他人のために怒る』ので、読者の反感をかわずに物語の中の客を不快にさせて自信を無くすというワンパターンシーンが仕上がっている。

    三巻目になると、それ、もう要らないとも思う。
    客にキレて自信を無くすか、転んで失敗して自信を無くすか、新しい事をやろうとして失敗してしまうかの三種類ほどで二・三巻が仕上がっている。

    三巻ラストでユーレイが絡む話になりそうだな……とは思ったけど、物語が『若おかみ』になってるのでそれはないだろうなと。また説明っぽい話でさらりと流れて『お客様とのやり取り』に終始しそう。

    三巻目でウリ坊(男の子)が女湯を覗こうとするシーンがあるけどそこで
    「ちょっとしたかわいらしい少年の好奇心やのに」とウリ坊が言っているの時代だなぁと思う。
    今の時代設定でこれを書いたら、いろいろ問題大あり。

  • 大ホテルチェーンの跡取り息子が偵察にきた?!
    偉そうな態度で、旅館を見下してる。
    旅館にしかできないおもてなしがある!おっこは奮闘する。

  • お客様のために素敵な温泉をつくったところがいいなと思いました。

  • 紅水晶の真実が知りたくなってきました。

  • 図書館

  • (2016-04-17)

  • 2巻では最後にしか出なかった秋野美陽と、その妹・真月の萌えの真骨頂がフルに発揮されるのが、この3巻。すごいぞ。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。嵯峨美術短期大学卒業。講談社児童文学新人賞に応募した作品で注目され、作家デビュー。おもな作品に「若おかみは小学生!」シリーズ、『パンプキン! 模擬原爆の夏』『長浜高校水族館部!』『よみがえれ、マンモス! 近畿大学マンモス復活プロジェクト』(以上、講談社)、『妖怪コンビニで、バイトはじめました。』(あすなろ書房)、『クルミ先生とまちがえたくないわたし』(ポプラ社)などがある。「若おかみは小学生!」は2018年にテレビアニメ化、劇場版アニメ化され、大きな話題となる。

「2022年 『病院図書館の青と空』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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