怪盗クイーンと魔窟王の対決 (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061486515

作品紹介・あらすじ

ファンタスティックミステリー第3弾!

クイーンが「勤労意欲のかたまり」だって!?
信じられる?信じられない!

伝説の石といわれていた「半月石(ハーフムーン)」が公開されるという。別名「願いがかなう石」とか、「神の石」とよばれているこの石こそ、怪盗の美学を満足させる獲物だ。いつになく勤労意欲のかたまりになっているクイーン。相棒のジョーカーを香港映画期待のアクションスターに変身させ、自分はそのマネージャーになりすまして、魔窟(まくつ)にのりこんだ……。 いっそう華麗に、思いっきりC調(シーちょう)に!

特別口絵付録つき

感想・レビュー・書評

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  • 『願いがかなう石』『神の石』ともよばれている半月石(ハーフムーン)を、怪盗がねらうにふさわしい獲物として、クイーンがねらいます。

    一方、半月石の持ち主、王嘉楽(ウォンカーロツ)は、半月石を護れたら自分の勝ち、奪われたら負けというゲームをしようとしていました。

    魔窟とよばれる人工島、四龍島(スーロンとう)城砦で行われるゲーム。勝つのは誰でしょうか。そして、ゲームを始めようと考えたのは、本当は誰でしょうか。

    ゾッとする恐ろしさも感じる物語でした。

  • 相変わらずクイーンとジョーカーの会話はクセになるような面白さで、今までよりファンタジー感が増した作品だと思う。
    しかし、設定も見事ではやみねかおるの作品の新しい面を見れたような気分になった。

  • 今作でぐっと怪盗クイーンの世界が広がるように思う。前作だってクルージングに出ていたけれどそういう意味ではなく、世界の未知の余白が見えてきた。

  • 図書館の児童書の棚でふと目に着いたので手に取った一冊。シリーズの二作目と知らず読み進めたので登場人物と彼らを取り巻く環境が少し分からず残念。でもそういうハンデも気にならない程面白く読めた。文章も簡潔で分かりやすく、すいすい読める。登場人物全員が非常に濃いがそれぞれが存在を殺しあうことなく、活躍していたので非常に楽しめた。 小学生のころに読んでいたら恐らく、もっと早く読書のよさを知っていただろうと思う。

  • 伝説の石といわれていた「半月石」が公開されるという。別名「願いがかなう石」とか、「神の石」とよばれているこの石こそ、怪盗の美学を満足させる獲物だ。いつになく勤労意欲のかたまりになっているクイーン。相棒のジョーカーを香港映画期待のアクションスターに変身させ、自分はそのマネージャーになりすまして、魔窟にのりこんだ・・・。いっそう華麗に、思いっきりC調に。

    小牙やヴォルフたち新キャラ登場。ヴォルフとルイーゼの会話(想像含)がめちゃくちゃ可愛いというか笑えます。クイーンの野球やサッカーのルール知らないのに目立ちたがり事件に対してジョーカーやRDの冷めた目がwwめげないクイーンですが、一瞬ヒヤリとする場面もありつつ、最終的に王を欺いたのにはさすがだなあ~と思いました。石の願いなのか、自らの願いなのか――別に石に限らず本当にそれが自分の意思なのか、自分の思いをしっかり持って行動する人でありたいものです。

  • まさかはやみねかおるで深見真調を感じられるなんて・・・。大変嬉しかったです。

    えーっと王✕ヴォルフが好きな感じです。

  • 伝説の石といわれていた「半月石」が公開されるという。別名「願いがかなう石」とか、「神の石」とよばれているこの石こそ、怪盗の美学を満足させる獲物だ。いつになく勤労意欲のかたまりになっているクイーン。相棒のジョーカーを香港映画期待のアクションスターに変身させ、自分はそのマネージャーになりすまして、魔窟にのりこんだ…。いっそう華麗に、思いっきりC調に。小学上級から。

  • 読み終わった後に知ったのだが、魔窟王の対決は3作目なんだそう。ありゃま
    、2作目も探して読もう、そうしよう。
    魔窟王の対決は途中からバトル小説っぽくなってふきました。でもカッコいい。
    基本的に童心に返って子供のような純粋な気持ちで読んでいたんですけど、クイーンとジョーカーくんとの馴れ初めの話が途中ちら見せされたときはさすがに邪な気持ちが首をもたげた。そ、そうか……クイーンとジョーカーくんって同い年かと思いきや、おにショタな関係にあたるのか、そうか……
    ハッ いかんいかん これは児童書だ。
    クイーンはいったい何歳なんだろう?
    謎が深まる第3巻。B級らしくカッコよく、いやあ、本作も面白かった。

  • 今回は魔窟と言われる富豪の島に乗り込むクイーン。

    ・・・早いところジョーカーくんの箱話を読みたいです。

  • チビ1号、小学校にて

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著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。

「2023年 『都会のトム&ソーヤ 日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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