しっぽをなくしたイルカ -沖縄美ら海水族館フジの物語- (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061487765

作品紹介・あらすじ

世界初 イルカの人工尾びれはできあがるのか?
「フジ、もう一度、泳いで!」
これはほんとうにあったイルカと人間たちの物語。

沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館のイルカ、フジは原因不明の病気で尾びれをなくしてしまった。まったく泳がなくなったフジに、イルカの泳ぎを取りもどさせたい! 水族館の獣医・植田の熱い思いから、世界初のイルカの人工尾びれをつくるプロジェクトが手さぐりではじまった。
作っては壊れる人工尾びれ。年齢も職業も性格もちがう大勢の人たちの協力のもと、フジはまた泳げるようになるのか? 
10万部超の児童書ノンフィクションのベストセラー。

<総ふりがなつき 小学中級から ノンフィクション>

感想・レビュー・書評

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  • フジは、尾びれをなくしても、また泳げるように
    なったので、すごいと思いました。       感動して泣いちゃいました。

  • イルカさんが好きなのて読みました。イルカさんのために皆が知恵を絞って
    しっぽを作っていく姿勢に感動しました。

  • 尻尾を病気で壊死させてしまったイルカのフジとその獣医、飼育員を中心とするフジがもう一度泳げるようになるまでの話。
    泳げなくなって浮かぶだけのフジの絶望。
    獣医の植田さんのブリヂストンに人工尾びれをつくってもらいたいという熱烈説得。
    新人飼育員・古網さんと肝っ玉母さんのフジの関係。
    ブリヂストンの人たちの休日返上での尾びれの開発。
    少しずつ前に進んでいく様子が良い本だった。

  • 動物とこんなにも人は通じ合えるんだ!と感動しました。本当にわかりあいたいと思えば、会話はできなくても意思疎通ができる!
    美ら海で働いている方々はじめ、動物を相手に活動されている人々を改めて尊敬しました。
    動物好きなら誰でも感動できます!

  • H28年度イベント「ブックリンク~本でつながる心と心~」で、中学生が紹介してくれた本です。

  • しっぽが白くなっていき、しっぽを切るとうちわのような形になって泳げなくなりました。それで義足をつけています。義足をつけたイルカは泳げるようになるのでしょうか!?

  • ある、しっぽをなくしたイルカを必死で直すお話です。

  • イルカの“フジ“はかわいそだと思った。

  • 失敗のつみかさねでやっとできたときは、フジも嬉しかったと思います‼‼

  • 小四のムスメが学校の図書室から借りてきました。ムスメとの話題に!と読んでみると、なかなか良い話なんだ。
    水族館という現場で、獣医、エンジニア、芸術家、研究者、調教師といったプロフェッショナルが所属の枠を超えてイルカジャンプ再起を目指す。まさしくプロジェクトX。
    動物モノというキャッチで読み始めたムスメも、将来役立つモノを得れるといいな。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家、モータージャーナリスト。横浜市出身。おもな作品に、『しっぽをなくしたイルカ  沖縄美ら海水族館フジの物語』『ハチ公物語  待ちつづけた犬』『ゾウのいない動物園  上野動物園  ジョン、トンキー、花子の物語』『青い鳥文庫ができるまで』『お米ができるまで』『わたし、がんばったよ。  急性骨髄性白血病をのりこえた女の子のお話。』『もしも病院に犬がいたら  こども病院ではたらく犬、ベイリー』『未来のクルマができるまで  世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI』『キリンの運びかた、教えます 電車と病院も!?』『命をつなげ! ドクターヘリ2 前橋赤十字病院より』『ガリガリ君ができるまで』『世界でいちばん優しいロボット』(すべて講談社)など多数。





























「2022年 『法律がわかる! 桃太郎こども裁判』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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