パブリックスクール: 英国式受験とエリート (講談社現代新書 1134)

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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061491342

作品紹介・あらすじ

過熱しない英国式受験のシステムを分析し、エリート生産装置パブリック・スクールの支配の秘密とその変容を解読する。

感想・レビュー・書評

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  • 1993年刊行。日本がお手本とすることの多いイギリスの教育制度に関して、主として中等教育、パブリック・スクールを軸として解説。日本の制度との比較、サラリーマンモデルと専門職モデルとの差などについても言及。イギリスの制度の概要を知る上で簡明な書と言える。

  • 苅谷さんの「大衆教育社会のゆくえ」のしたじきになってる本の一つ。これでまたハマータウンへの予備知識が増えたという感じ。Aレベル試験の難易度は日本の大学生でいう卒論レベルらしい…その卒論レベルの科目三つを評定Aとらなければオックスブリッジに行けないようだ…道は長いが、まぁ、ね。。

  • 実際の内容は、英国式受験とノン・エリート、かもしれない。厳しい身分制、11歳試験(イレブンプラス)、複線式教育、で語られてきた英国の教育が、11歳試験の廃止(中等教育での振り分けが決定的ではなくなった)によって変わったり、変わってなかったりする点が、Oレベル、Aレベル、という科目別試験の制度や入試の手続きを見る中で説明されている。分かりやすいんだが、これもう出てから10年以上経ってるんだね。うーん。

  • ¥105

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著者プロフィール

1942年、東京都生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。京都大学大学院教育学研究科教授などを経て、現在、関西大学東京センター長。関西大学名誉教授・京都大学名誉教授。教育社会学・歴史社会学専攻。著書に『日本のメリトクラシー』(東京大学出版会、第39回日経経済図書文化賞)、『革新幻想の戦後史』(第13回読売・吉野作造賞)『清水幾太郎の覇権と忘却』(ともに、中公文庫)、『社会学の名著30』(ちくま新書)、『教養主義の没落』『丸山眞男の時代』(ともに、中公新書)、『大衆の幻像』(中公公論新社)、『立志・苦学・出世』(講談社学術文庫)など。

「2018年 『教養派知識人の運命 阿部次郎とその時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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