<非婚>のすすめ (講談社現代新書)

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著者 : 森永卓郎
  • 講談社 (1997年1月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061493384

<非婚>のすすめ (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

  • ん~!何から言えば良いか…。

    メディアにちょいちょい顔を出すようになった森永氏。彼の言動に若干の不快感を覚え、 アンチ的感情を増幅させるためにと思い、手にした本です(笑)
    国策(主にマインドコントロールによる大衆操作)によってつくられた出生率や戦後家族計画、 恋愛・結婚・セックスの三位一体主義の心理的アプローチの紹介、 現行税制面からとらえる合理的なライフスタイル等、目から鱗の内容になってますが…
    如何せん経済学者的視点が強すぎて、現在新進気鋭の行動経済学から見たらもはや 『過去の遺産的論理』みたく感じました…。
    つまり、税制面から見るとシングル世帯が一番コストパフォーマンスが高く、 現在日本社会では生涯未婚率が高くなっているのはその証左だと主張していますが、実際税制面の事を熟慮して結婚を考えている人は少ないと思うし、良否を別にして、今で言う『授かり婚(旧できちゃった婚)』によって想定外の結婚をする人も多いようです(特に地方)。
    要するに理性的な行動をするはずもなく、仮に理性的判断ができても、それをいざ実行に移せるかは別問題であり、概して人間は理性的に行動しているという(理性万能主義のような)思い込みが前面に出ている感がありました。
    当事者は当事者であるが故に全体を俯瞰することが難しく(所謂岡目八目、エミック・エティックの立場)、無能な哲学者気取りに思えました。
    実存主義を排斥したような…兎角『キルケゴールを読め!』と(笑)

    本書後半からは、いよいよ日本もアメリカ社会のような格差拡大社会が到来するような様相を呈し、選択自由の社会(希望的観測)を予言しています。
    僕に言わせれば、人々の結び付きが緩くなって今までの結婚観が崩壊(離婚率上昇、シングルペアレントの普遍等)。でも現在進行の日本社会を見渡すと社会起業家やNPOの躍進を考えると、人々の結び付きが緩くなるということは有り得ず、『結び付き方そのものの転換』と思わずにはいられません。

    総評としては…まぁまぁでした!

  • [ 内容 ]
    ポジティブ・シングルライフ。
    それは家族からの解放という革命である。
    日本型恋愛の謎、税制・年金のカラクリを明かし、人生設計の見直しを迫る注目作。

    [ 目次 ]
    第1章 第二の家族革命(「国策」につくられた戦後家族 終身結婚制の終焉)
    第2章 日本型恋愛と結婚の謎(変貌する「愛の三角形」 オンリーユー・フォーエバー症候群 経済体制と結婚システム)
    第3章 シングルライフの経済学(税制・年金は専業主婦優遇か 結婚・住宅・子育てのコスト)
    第4章 非婚社会で何が起こるか(経済構造はこう変わる 少子化時代の発想転換)

    [ POP ]


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    [ 参考となる書評 ]

  •  大学の図書館で借りましたが内容が古すぎます。勝間さんと対立しそうな内容。

  • 090102購入。090104読了。
    「ザ・フェミニズム」で上野女史は「結婚するか、しないかではなく、フェミニストなら結婚という『制度』そのものを認めるべきでない」といったようなことを言っていた気がする。メタに言及する行為は物事を批判的に見る場合には重要な方法だ。森永氏はこの本で人々に深く根付いた結婚観を懐疑的に検討していく。
    1989年の「1.57ショック」に見てとれるように、日本の出生率は低下を続けている。この出生率の低下は実は極めて政策的奈ものである。
    岩倉具栄の『戦時人口政策』は戦争へ向けて恣意的に母性をコントロールすることで子どもを増やそうとした(1941年)。1947年から1960年の間に、団塊の世代を最後に日本の出生率は4.54から2・00へと激減する。これは『日本繁栄への道』に端を発する、日本の企業が先導した策であった。電産方賃金によって労務型になった企業構造は、安定した企業戦士の育成のため「一家に子ども2人」という現代の標準家庭を根付かせた(第1の家族革命)。1973年をピークに再び少子化。晩婚化、単独世帯者の増加による少子化である(第2の家族革命)。
    ・出生率の低下の大きな原因→第1革命
    ・家族構造の変化→第2革命
    日本の家族構造は、大家族→核家族→単独世帯と変遷している。
    <日本型恋愛>
    ・愛の3要素「性愛、相互依存、相互理解」
    ・ドラマチック・ラブ・イデオロギー
    多くの夫婦が逓減する「相互理解」や「性愛」の基にありながら、愛情をもち続けていられるのは「相互理解」がそれとは逆に時間をかけるほど増大するからである。
    <税制・年金>
    ・個人課税(現行税制)では片稼ぎ世帯に不利(累進課税)なため、配偶者控除がある。
    ・公的年金は女性の方が優遇

  • 男性にとって、経済的に結婚にはいったいどんな価値があるのでしょうか。ほとんどいいことなんてありません。けど、だまされた気になって、というかこの人ならお金損してもいい、ってゆう気になるのかもしれません。そうゆう意味ではキャバクラと原理は一緒なんですか?

  • 数字は小難しいが根拠はしっかりしていて、一人で生きていく元気が出てくる本。

  • 恋愛という極めて感情的な問題が社会制度と社会思想のコントロールによって影響を受けてきたことがすっきりわかりやすく書かれていて目からうろこ。常識や規範というものは私が思っていたよりも流動的で、私の思う常識も、ごく最近の潮流でしかないことがわかった。そう考えると、一般常識にとらわれ、そこからはみださないようにという努力にはあまり意味がないな、と思う。

  • 負け犬がナンボのもんじゃい! という、巷のベストセラーを敵に回すような一冊。といっても、こっちの方が先に出てたんですが・・・・。
    とにかく、男にも女にも結婚しない人生という選択肢があるのだという事を教えてくれる。著者が女の人だったら、もっと面白かったのではないかとは思いますけど・・・。

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