反読書法 (講談社現代新書 1355)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061493551

作品紹介・あらすじ

見栄や義務感は読書の大敵、教養なんか気にしない。本選びの方法、「よりよく読む」ための技術、難解な書をいかに攻略するか、学生時代に何を読むか-知的人生を10倍楽しむヒント、一挙公開。

感想・レビュー・書評

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  • 教養とかスキルアップとか流行とか他人が勧めるからとかそういうのは一切無視して、娯楽として読みたい本を読めばよいという本来の読書の楽しみについて述べたもの。
    とはいえ、これもひとつのアドバイス本ではあるので「読書の呪縛」から解放されるのかと言うと疑問も残る。そもそも、そんなことが可能なのだろうかという疑問もあるのだが。

  • 図書リスト

  • 1997年刊行。イスラム史専門の著者による書評録、読書方法論。教養主義を排し、短い時間を有効に使いつつ、好きな本を楽しくたくさん読むことを推奨。また、難解な本は、判る箇所(著者の場合は伝記的側面らしい)を取っ掛かりにすればよし(実に身も蓋もない)と言い切るところは気持ちが良い。個人的には、独特な用語法の理解は、何か具体的比喩に落とし込む(現実に起こりうる場面に引き寄せられればなお良いが)べしと考えている。他方、著者の書評の評は悩ましい。現実主義者と思いきや、ジャパン・ロマンチズムの持ち主で、所々?なため。

  • ただ楽しむための読書。

  • イスラーム史が専門の著者が、専門にとどまらず幅広い読書を楽しむ秘訣を語ったエッセイと、雑誌『週刊文春』に連載された「私の読書日記」という記事で構成されている本です。

    ハウツーものの読書術とは違い、読書の楽しみを追いかけてさまざまな分野の本に手を伸ばしていく著者自身の関心の動きを追っていて、おもしろく読めました。

  • [ 内容 ]
    見栄や義務感は読書の大敵、教養なんか気にしない。
    本選びの方法、「よりよく読む」ための技術、難解な書をいかに攻略するか、学生時代に何を読むか―知的人生を10倍楽しむヒント、一挙公開。

    [ 目次 ]
    第1章 「反」読書法とは何か
    第2章 「よく読む」ための技術
    第3章 本選びのヒント
    第4章 学生時代に何を読むか

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 「「反」読書法」というタイトルで少し損をしている気がする。

    内容は著者の読書に関する思いと、これまでに綴った読書記録の一部を載せている。

    読書法という程の法ではなく、読書に対する心構えみたいなものか。それはそれで良く、「一」読書法ではあるが、、、

    それはともかく、中に出てくる書籍で気になった本がいっぱい。付箋を17枚もつけてしまいました。

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著者プロフィール

一九四七(昭和二二)年札幌に生まれる。
現在、東京大学大学院総合文化研究科教授、学術博士。中東調査会理事。
最新著書として、『岩波イスラーム辞典』(共編著、岩波書店)、『歴史の作法』(文春新書)、『帝国と国民』(岩波書店)、『歴史のなかのイラク戦争』(NTT出版)など。

「2004年 『イラク戦争データブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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