女たちの大英帝国 (講談社現代新書)

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  • 講談社 (1998年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061494077

女たちの大英帝国 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

  • 1998年刊。著者は甲南大学文学部助教授。多数の植民地を有していた19世紀後半の英国。一方、その時代、産業革命後、中産階級家庭の増加により、「レディ」を目指す女性たちが増えてきた。この両面相まって、植民地に赴く女性の積極的な活動が表に出るように。本書はその社会的背景と実際の活動に光を当て、帝国主義国英国の一面と、従前語られてきた植民地での英人の活動(ただし、女性に限られない)のステレオタイプ的な見方の打破を目論む。若干、女性に甘い牽強付会な推測を混ぜるのは玉にキズだが、同種の書籍は少なそうで貴重か。
    多数の人物評伝を束ねたり、一般化したものでないので、ある種の限界はあるものの、女性の地位や行動規範に関する、新旧時代の綱引きが描かれている点は、読みごたえを感じる。

  • ヴィクトリア時代の「レディ」(敬称としての、ではなく階層としての彼女たち)のそれぞれの植民地への向き合い方。それは「植民地の奥方 現地に馴染まず本国の流儀を通す」であったり、女性宣教師としてであったり、旅行家、学者、看護婦であったり。彼女たちの行動は目を見張るものが多い。そして何より彼女たちが求め求められた「英国のレディであること」。その重みは、でも彼女たちの誇りであったんだろうと思う。〈2007/08/25〉

  • 英国で言うとビクトリア時代から始まる帝国時代が、日本では明治からの「ハイカラさん」時代に対して、私は並々ならぬ興味関心と憧れ、ある種の郷愁を抱いている。
    当時の英国人は「帝国」内部とはいえ、自らが生まれ育った町を、境を越えて飛び出していく、その一点において地理学者としての興味が尽きないのである。一体何が彼らを突き動かしたのか?引っ張り出したのか?
    (2004.4.17)

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女たちの大英帝国 (講談社現代新書)の作品紹介

時は19世紀、レディたちは新天地を求めて植民地世界を駆けめぐった。知られざる冒険物語から大英帝国最盛期の光と影を活写する。

女たちの大英帝国 (講談社現代新書)はこんな本です

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