日本海海戦の真実 (講談社現代新書)

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著者 : 野村実
  • 講談社 (1999年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061494619

日本海海戦の真実 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

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  • 1999年刊行。著者は元防衛大学校教授、愛知工業大学客員教授。◆日露戦争の帰趨を決めたに等しい日本海海戦。①その際、効果を発揮したT字戦法。そして、②何故対馬海峡で待ち続けられたのか。これらに関して、埋もれていた史料からその実相が明らかになった。◆①は一般に、海戦中、東郷平八郎が即座に思い付いたものであり、またT字戦法自体は秋山真之参謀が考案したとされてきた。が、まず、前者は、戦前に東郷が定め、かつ十分な準備・訓練をしてきた戦術案であった。しかも、後者は秋山ではなく、山屋他人(後の第一艦隊司令長官)。
    また、②についても、一般に秋山真之首席参謀の発案とされてきたが、これも第二戦隊司令官島村速雄と第二艦隊参謀長藤井較一、特に後者の猛烈な反対と、東郷と島村との信頼関係の強さにあったとのこと。◇これらの分析が、第二次大戦終戦時に焼却処分された資料(「極秘明治三十七八年海戦史」「五月二四日配布にかかる密封命令」)が皇居に一部残存していたことに由来するということのよう。◇このような史実を歪曲し、日本海海戦の神格化についても最終章で触れるのも良。

  • 新書文庫

  • 長く一般の目に触れなかった「極秘明治三十七八年開戦史」の研究結果から、日露戦争の日本海海戦の定説(=概ね坂の上の雲に書かれている内容)を覆している。
    1999年発行なので、最近発行の本はこの本の説を採用しているかもしれない。
    要旨は下記のとおりである。
    1. 一般には東郷平八郎はバルチック艦隊が対馬沖を通過すると確信を持っていたと言われているが、実際は日本海海戦の数日前まで北進すべきか迷っていた。
    2. 一般に丁字戦法の採用は東郷平八郎が決戦の直前に直感的に決定したとされているが、実際は日露戦争前から山屋他人が考案したものを東郷平八郎が推敲していたた。

  •  いわゆる通説ってやつを知らないと、少し難しいですね。でも、海戦の様子は結構わかりやすかったです。

  • 【資料ID】15099
    【分類】391.207/N95

  • 司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」を読んだあとに目を通すと、いろいろと気づきが得られると思います。

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