日本一周ローカル線温泉旅 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061495692

感想・レビュー・書評

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  • 4-06-149569-0 246p 2001.9.20 1刷

  • この書籍では、おいしい旅の温泉旅というより此処の温泉地は良かったとか、こうゆう行程で行きましたとか書かれています。

  • 全国いろんなところに行って
    温泉に入って おいしいものを食べて飲んで
    いうことないでしょう。

  • あえてローカル線でゆっくりと景色を楽しみながら行くのがオツなんだろうな。
    地元の郷土料理と地酒と温泉があれば他に何もいらないだろうなと思える本。
    新幹線や飛行機で全国津々浦々まで短時間で行ける今日で、鈍行で行く意味ってなんだろう。
    何か旅行へ行ってもガイドブックに載っている観光地やお店をいかに多く回るかみたいな、ガイドブックをなぞる旅行をしてしまい、楽しい旅行のはずなんだけれど、そこでホッとしたり、癒されたり、その土地の雰囲気を感じたりっていうことをしないまま、逆に疲れながら旅行が終わってしまうことが多々あるように思う。
    旅行へ行っても達成感を求めてしまうというか、ガイドブックを制覇=その土地を制覇のような感じで何か味気ない旅行をしている人たちが多いんじゃないかなと思う。
    それは、効率かつ完璧を求めながら目の前の仕事に追われ、時間との戦いのようなわびしい毎日を過ごしているサラリーマンが多いからなのか、情報が溢れすぎていて自分に必要な情報を選択できない逆の意味での情報弱者が多いからなのか分からないけれど、そんな次へ次へと急き立てられるように過ごしている中で、あえて鈍行で行くというのは、自分を見つめなおす時間を与えてくれるものなんじゃないだろうか。
    その町の歴史を街並みから感じながら、うまい料理とうまい酒、癒しの温泉につかり、ふと自分自身についてしっかりと考え直してみる。見つめなおしてみる。それが、新幹線なら1時間で行けるところを、3時間以上かけてローカル線で行く醍醐味でもあるんじゃないだろうか。
    こんな意味とかを考えること自体、無意味なことなんだろうけれど。

  • 嵐山光三郎による、文字通り日本のローカル線による温泉旅紀行。
    読むと国内鉄道旅行をしたくなる。

    単なるエッセイなので、評価の対象外。

  • [ 内容 ]
    いとしい日本列島をスイスイとのし歩こうではないか。
    安くておいしく贅沢な快楽旅行虎の巻大系。

    [ 目次 ]
    第1部 北上編(宇都宮から日光、会津へ 氷見から能登、山中温泉へ 村上から酒田、新庄、盛岡へ 青森から函館、長万部、登別へ ほか)
    第2部 南下編(清水から浜松、琵琶湖へ 米子から萩、山口市へ 四国一周 博多から佐賀、唐津へ ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 日本には世界に誇る鉄道網がある。新幹線ではなくローカル線にのって、のんびり巡る旅先には、これまた世界に誇る温泉が待っている。電車を降りて温泉につかり、身体を拭いたら再び電車に乗って旅立つ。次の降車駅は温泉のある町。一読すれば旅に出ていきたくなる好著です。

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著者プロフィール

嵐山光三郎(あらしやま・こうざぶろう):1942年東京生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞。他に『文人悪食』『追悼の達人』『「退歩的文化人」のススメ』『不良定年』『人妻魂』『年をとったら驚いた!』『枯れてたまるか!』など多数。

「2024年 『老人は荒野をめざす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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