- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061495852
作品紹介・あらすじ
夢解釈の理論確立の経緯、ユダヤ人としての苦悩、そして知られざる私生活…。フロイト論の決定版。
感想・レビュー・書評
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フロイトが考えたことをざくっと掴むのに良い本でした。
興味わいたから、もっとフロイト関係の本読んでみたい!
勉強ワード
ユング
マルクス主義
ユダヤ人迫害詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
精神分析にとどまらず、思想家・フロイトの軌跡をたどることができる名著だと思います。入門編としてもお勧めできる内容です。
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小此木啓吾の最後の著作。
また読み返そうと思う。 -
標題の通り、思想の側面からフロイトをたどったものだが人物像もしっかりととらえているのはこの著者ならではである。
今回確認できた点。
1)生物としてのヒトの弱さへの立脚
2)考古学的アプローチからのヒント
3)父性、母性の二重構造
4)戦争国家論の現代企業社会への適用
5)反復脅迫の正の側面
6)自己鏡像説の展開
7)ライウス・コンプレックスと阿闍世
こうリストしてみると、凄い新書である。 -
[ 内容 ]
夢解釈の理論確立の経緯、ユダヤ人としての苦悩、そして知られざる私生活…。
フロイト論の決定版。
[ 目次 ]
序章 フロイト―その思想と人生
第1章 フロイトらしいその生と死
第2章 ヒトの無力さと心の適応
第3章 無意識への王道
第4章 喪の仕事と回想
第5章 エディプス・コンプレックスとは
第6章 心的外傷か内的幻想か
第7章 宗教、国家、民族からも自立して
第8章 フロイトからフロイト以後の精神分析へ
終章 裏から見たフロイト思想
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
わかりやすい!!
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フロイドの理論を、フロイドという人間を通して描こうとした本であるといえるでしょう。なかなかおもしろかったのですが、少しフロイド個人に重心がよってしまって、肝心のフロイド思想に関しては若干薄くなってしまっているように思われます。
個人的におもしろいなぁ、と思ったのは、死の本能について。自然死を願う本能があって、だからこそ生の本能があるのだ、と。フロイドって人は、おもしろいこと言いますね。 -
ごめんなさい
まだ途中読み
人間心理ってやっぱりあるんだな 枠組みが -
20世紀の偉大なおっさん=フロイトの思想を知るのに、それも様々な逸話を楽しみながら知るのにうってつけの概説書です。そして同時に小此木啓吾先生を読むこともできるという感動的な一冊なのだ。そういう意味でこの本は辞書的なものではない、たしかに小此木本なのだった。キーワードで読むというには各項目はわりと長い文章になっていて、キーワードのなかにさらにキーワードが現れるといった具合なのだけれど、変に別立てにされるよりよほどわかりやすいかなと。
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というか、各章は基本的に独立して書かれているので、各々それなりに長いながらも別個に読んでいけます。そして、それぞれの節の最後に付けられた参考文献が網羅的で非常にありがたい。ひとまず、「あとがき」が短いけど妙に泣けたので、そこだけでも読むといいと思う。小此木本としては、どうやら<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122008778/yumemine-22" target="_blank">『モラトリアム人間の時代』</A>や<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480081003/yumemine-22" target="_blank">『シゾイド人間』</A>の系譜にあるらしい<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022614587/yumemine-22" target="_blank">『「ケータイ・ネット人間」の精神分析』</A>が最近、出版されたのでチェックしてみようと思っています。ひとまず前のふたつは好著&安価なのでおすすめ。 -
下の本と一緒に読んだ。