悪の読書術 (講談社現代新書)

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著者 : 福田和也
  • 講談社 (2003年10月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061496842

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悪の読書術 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

  • 「悪の読書術」 ・・・。
    どの辺が「悪」なのか、わかりませんでした。

    著者の「本も服と同じようにTPOをわきまえて、選んだり読んだりするべきだ」との意見にも同調しかねます。
    電車の中で「アナル・バロック」を読んでいる人がいれば、それは変わった人でしょうけど、他人を意識することから分厚い哲学の原著などを人前で読もうとしたりするのは、読書の本質からズレるような感じを受けるのは、私だけでしょうか。
    単なる娯楽や知識欲として、好きな本を読む方が読書の本質に近いのでは。

    著者の意見に従えば、ブクログの本棚への登録も、人に見せるための登録する本としない本が存在すべきなのでしょう。

  • 2003年刊行。

     読書は他人に見られるものであり、またその他人に見せるためになされるべきものだ、との観点から、幾許かの著作、幾人かの作家を論じたもの。
     著者の「上から目線」「皮肉たっぷりな叙述」に耐えられる人は楽しめるのだろうが、私は違った。
     そもそも本書で提起する著者の先述の発想自体、全くもって余計なお世話である。古本屋行き決定。

  • ずっと考えていたことが言葉になった感じがした
    本が持つ品格
    今後意識していこうと思う

  • 女性向けの雑誌への連載を新書化

    「民主と愛国」にデジャブ感
    アッパーの白洲正子、須賀敦子
    居酒屋、アルコール依存症を描く。分厚い本

    何を読むか、というより
    どういう本を読んでいると、こういう人だと見られる
    みたいな指摘が多い

    ヴェルレーヌは醜男
    「破戒」を書くために娘二人がほぼ餓死、島崎藤村
    その後の円本大ブーム。

    新書戦争の裏事情
    映画と原作、少女漫画、知的虚栄心などなど
    いまひとつ脈絡が無い

  • 芥川賞 直木賞 二つの文学賞の話は面白かった
    絵本の魅力とは

  • タイトルのインパクト以上に本編に驚く事はなかった。

  • 2004年10月1日、3版、並、カバスレ、帯なし。
    2014年7月17日、津BF。

  • 福田和也「悪の読書術」http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1496840 読んだ。須賀敦子と白洲正子と石井桃子の対比は面白い、それこそ社交の話題として。読後思い出したけど福田和也の悪シリーズはダメなんだった。女性誌向けという時点でもう。山田詠美の評価はまとも、さすが(わたし何様?)

  • 著者が考える「読書」に対する姿勢を示した本。元は女性向け雑誌の連載だったようで、「こういう本を読んでいると、周りからはこういう風に見られますよ」という説明のような口調で書かれてます。

    この本を軸にして読みたい本を探したりするのはちょっと難しいかな。ただ、ある作家を好きだということや、ある作家の本を外に持ち出して読む姿を見せることが、「読書を通じた社交」としてどのようなサインを出すのか、どのような意味合いを持ってしまうのか、という視点はなかなか面白かったです。作者の独断と偏見が炸裂してますが、そもそもそれを語るための本なので、そこについてツッコんだり反発したりというのは野暮でしょう。

    個人的には、小説はあくまで娯楽なのでどんな作家の作品を読もうと勝手だとは思います。思いますが、確かに電車の中で京極夏彦を読み耽っている女性がいたら、ちょっと引くかもしれません(笑)できれば自宅で読んでほしい。

  • 読んでいると言うと、他人から一目置かれるような本とは?


    白洲正子や村上春樹。しかし、他人からどう見られるかではなくて、自分が好きな本を読むべきだと思うので、星ひとつ。

  • 評論家・福田和也の読書指南書。古臭い教養を説くのでもなく、現代に役立つ読書術でもなく、「社交」という場面で自己を演出することを通じて、自己を作り上げるための本の選び方を論じています。

    若い女性が高村薫や宮部みゆきの本を抱えていると、「この人はプライヴェートが寂しいんじゃないか、と邪推されるおそれがある」という指摘がなされていたりして、おもしろく読めました。本の選び方を通じて、意識的に自己を演出し、本を読むことで、意識的に自己を作り上げていくという、「スノッブ」な立場からの読書術を、やや韜晦的な言葉で語っているのが、類所には見られない、本書の独自性だと思います。

  • 本を読む、本を選ぶというのは、自らの内面よ表明であると同時に、どのように自分自身を、その精神面を作っていくのか、という選択と戦略にも関わっている→本を読む目的を明確にする→社交的
    塩野七生「男たちへ」文藝春秋
    白洲正子

  • あらゆる鑑賞行為にはスノビズムとナルシズムがつきまとう。はわかるんだが、場合によっては自意識過剰なイタイ人になる可能性もあり難しいところ。多少の虚栄心が向上心になる事も否定できないが。
    要するに「ベストセラーや大衆作家を読んでるのは恥ずかしい事であり、公にするとバカにされますよ」って事なんだろうが、まあそんなの皆わかって読んでるんじゃないの?ホームレスは哲学書を読むの因果関係には納得。

  • 「読書」をファッションのように語る。

  • 『悪の読書術』
    福田和也

    虚栄心というもの、評判の悪い心根ですが、しかし人間の向上心を考えた時に虚栄心というのは、なかなかに頼もしい味方なのです。(p28)

    ★マイナスな面も飼いならしてしまうということ。一理ある。

    本を読む、本を選ぶというのは、自らの内面の表明であると同時に、どのように自分自身を、その精神面を作っていくのか。という選択と戦略にも関わっているのです。(p228)

    ★そうなる為に、本を読むというのは決して間違っていない。

    イノセントに読書を楽しむ、自分はこの本が好きだから読む、ではなく、自分を自分として作り、向上させるために何を読むべきか、ということを、客観的に考えるべきでしょう。(p231)

    ★本書の要約でもある。面白い。

  • 個性のあるファッションをしたり
    ランキングに入るような
    流行りの音楽は聞かないこだわりがあるのに、
    本に関しては。。。。 ? 意識が低い人が多い。
    “「自分がどう見られるか」を意識せよ”

    ・公共の場でカバーもかけず自己啓発本や
     話題の本なんかを読んでしまってる。
    ・好きな作家は村上春樹!なんて堂々と言っている。
    なんていう人は、この本を読んだほうがいいですねぇ。
    勉強になります。

    毒舌気味なので、精神的に弱い人は気をつけて下さい。
    共感する部分も多く、とてもおもしろかったです。

  • 20130302読了。
    『どんな本を読んだことがありますか』『好きな作家は誰ですか』と質問された時になんと答えるか。
    服装や化粧でもそうだけど、要は年相応、社会的地位にふさわしい本を読め、ということなのだろうと。
    なぜその本が好きなのか、なぜその作家が好きなのか、とことんまで語り尽くせない人は中途半端な読書はするな、無難に教養がある人ぶれる本を読みなさい、ということだと理解した。
    そういう視点で読むことで自分の読書の幅が広がるんならそれもよし。
    でも、読書ぐらい自由にさせてくれ!!とも思う。

  • 若かりし頃ww自分の本棚を見せるのが裸を見せるより恥ずかしいと思っていたので、意味は解る。
    読んでる本は、その人を表す。
    でも、もうちょっと突っ込んだ内容を期待してた。

  • 愛読書はその人を表すものであり、外殻を表象するものである。低俗な書物社交界で言えば、汚れたジャージを着てくるようなものである。

    更にその人を表す衣服として、私は、著作した本人の本が該当すると考える。なぜならば、読書の動機よりもより強い動機を持つ、能動的な活動であるから。

    この作者が着る衣服は、浩瀚な書物の中で高貴なもののリストで編まれているに相違ない。

  • 作者の他の作品、『悪の~』を読んでいないので、タイトルと内容の乖離をちょっと感じてしまった。ただ、それすなわち質の低さってことは全くなく、読書論を通して、作者のスタンスっていうか考え方も窺い知ることが出来る。自分がそういう読書の仕方をしてるか?と考えると、かなり懐疑的だけど、少なくとも知的読書の必要性を感じていることは確か。そこに向けての道しるべとなるべき書籍が、この中から見つけられそうな気もしています。

  • とても読みやすい、そして興味深い本でした。
    どの作家、作品が好きということを公言することで、一体どういう人間に見られるのか、という自分にとっては新鮮な視点。
    確かに、日本は特にそのことに対して無意識で、いい年したオッサンが本屋大賞受賞した作品を勧めたりする。
    …悪くはないんだが、年齢を重ねるごとに若い人には“読めない”ような本を勧められる人の方が、尊敬する。

    著者が挙げる作品の中で、今まで読んだことあるものが少ないためわからない部分も多かったけど…
    これから読んでみようという作家さんが増えました。
    とにかく、この夏はまた京極さんに染まりたい!!

  • 「悪」という言葉のイメージとは異なる本。要は「本の社交術」。
    筆者に対する好き嫌いが分かれそう。

  • この著者とは話が合わなそう。状況に合わせる選択も必要かもしれないけど、本は飾りじゃない。知的に見せたいから読むとかありえないし(個人的な偏見も多いし)、バカに見える本とか、その著者に対して失礼だと思った。

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