生きづらい<私>たち (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
3.10
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784007000386

感想・レビュー・書評

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  • 38279

  • 標準をどこの読者に設定しているのか?
    色々引用して論理展開してあり、論文みたい。
    題名と帯の文句から面白そうだと思ったが、書かれていることは違うよう。
    帯にすべての日本人への処方箋と書いてあるが、中には処方箋を書けずにいるとある。
    混乱がそのまま記されていて、混乱する。

  • 平面  

    本当に演技が好きなわけでも売れなくてもいいから小説を書きたいわけでもなく、ただ『特別なだれか」になりたいだけであることがほとんどなので、地道な努力や修業はほとんどせずに、ただ『どうしてなれないんだろう?」と思い続けるだけなのです。p75

    p95
    正常か異常かの基準は時代で変わる

    隣の駅と死、
    あなたはどっちが遠くにあると感じますか?

  • 「心に穴があいている感じ」
    「表の自分と裏の自分がいる」
    「家に帰るなり、ドドッと疲れが出てくる」
    っていう感覚、よく分かる。

    この本でそういうことを正面からいろんな方向から取り扱ってくれただけで少しほっとした。

  • オフ会に出てるとき、ホントウのワタシ。仕事、家庭、ホントウのワタシ、違ウ・・・・。どれも自分でした。

  • ☆3.5
    精神科医の香山リカさんが、今の若い人が抱える問題(うつ、自傷など・・)について言及している。若い人が「生きるのが辛い」と言うのはなぜなのか。最近、中高生がいじめで自殺する問題が次々に起きているけど、それも「死んでも死ななくてもどっちでもいい」とか、「いじめに立ち向かうより自分が死んだほうが早いし楽」って思っちゃう子もいるのかなって考えた。

  • 解離障害ぽい友人が何人かいた。本当に身近な問題になりつつあるんですね。

  • 自演を続ける現代の若者の分析。 
    なかなか的確。

  • 2007/7-2007/8 読。

  • 要約ができない,要点をまとめられない傾向はは人格をまとめられないことにつながっている?
    人格は外部との関係で生じ,その数だけ存在するため,世界(人付き合い)の拡大は人格の増大につながっている? その拡大を防ぐためには世界の広さをある程度限定するまたは人格をまとめることで同じ人格で対応できる世界を増やす必要がある.
    ひきこもりによって,世界とのつながりを減らすことによって人格を制限できる.

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著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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