道路の経済学 (講談社現代新書)

  • 70人登録
  • 3.52評価
    • (4)
    • (7)
    • (12)
    • (2)
    • (0)
  • 18レビュー
著者 : 松下文洋
  • 講談社 (2005年5月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061497825

道路の経済学 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

  • 2005年刊行。道路建設の価値・効用分析を経済学的手法を用いて解読しようとするもの。経済学的な費用・効用分析のみならず、著者の目配せは都市政策、道路以外の交通体系を加味するところまで及び、さらには諸外国との比較までなされている。本書自体は説得力が高く、一読の価値は高い。が、むしろ気になるのは、本書の指摘に政策決定担当者側がどのように応対し、自らの政策の正当性を説得力ある説明で主張するかだ。しかしながら、余り聞こえてこない。道路関連行政担当者・地方自治体で道路建設誘致を進めてきた人はどう答えるのだろう。

  • 道路に関する評価分析の簡単な内容を知りたかったので読んだ。
    建設費がバカ高いというのは改善しなければならないことだろうけど、、氏の意見が壮大すぎてどれくらい実現性があるのだろうかと思いました。

    欧州に比べて山あり、谷あり、川ありの複雑な地形と土地への執着ある人間が多い日本は不便な土地に住んでいる人が多く、建設費が多くなっても道路を作って欲しいという意見が多そうな気がしました。

  • 高速道路を最初につくったのはムッソリーニ。
    建設業界では、公共事業は小さく産んで大きく育てろ、が受注のノウハウになっている。最初の受注の見積は小さくとも、建設が始まってから、なんだかんだと水増し請求する

    渋滞による時間のロス

    渋滞の原因は事故、故障車、違法な路上駐車、坂道やトンネルの直前で速度が落ちるなど。

  • 道路特定財源の一般化より古い、道路公団民営化の時代に書かれた本だが、民主党から自民党に変わったこの時期に読むのもまた興味深い。
    とにかくイギリスが大好きらしく、イギリスの道路整備手法と比較して日本の道路行政のだめっぽいところを列挙していく。自民党はマニフェストで道路のB/Cにこだわらず必要な道路は作る、といっているが、ここでいう「必要」とはなんなのか、ということだろう。アクアラインの話は、ハマコーの本のあとで見るということもまた面白い。コスパが合わないことなんて官僚だってわかっていたのかもしれない。そこは政治なんだ。それがいいと言っているわけではない。むしろもうそんな時代ではないだろう。
    一方で、道路を中心に町づくりをまた考えるてきな発想もいまさらかなり難しい。現実的には作ってしまったインフラがどんどん更新時期を迎えるのを、取捨選択しながら維持改修していくぐらいしか財政的にはもたないんじゃなかろうか。
    まぁ、作るか作らないかはおいといて、さまざまな「分析」が足りないのは間違いない。

  • 著者の不動産鑑定士目線で道路とその経済性を分析した本

    本書によれば、アクアラインの通行料は800円でよいらしい

    面白かったが、道路公団の民営化が叫ばれていたときの本なので古い

    また、著者の想定する数値は正しく、役所の推定した数値はイマイチという自慢話がつづきダルい

  • なぜ高速道路は有料で世界一高いのか?
    という出発点から論理を展開している。

    道路の安全についての記述があまりないのは残念。
    環境については触れているので,
    経済,環境という優先順位なのだろうか。

    安全を主軸にした道路の経済学が欲しいかも。

  • 道路への評価が変化。

  • 著者の宣伝のような感じも受けたが、諸外国の都市計画・道路行政を本格的に学びたいと思った。100点満点が存在しない物事に対しては、できるだけ最適化するために可能な限り情報を集約して評価しないといけない。日本の土地は狭いので一概に諸外国の成功例を踏襲したところでうまくいかないだろう。そういったところを詰めて考えていきたい。

  • なかなか興味深い案が示されていた.
    この手の内容の本を読むたびに思うのが,結局は日本のシステム全体を大幅に変えないとこの問題は解決しないのではないかと感じる.

  • [ 内容 ]
    アクアラインは800円でよい!
    「必要な道路」「ムダな道路」はどう見分けるのか?
    よくわかる公共投資分析。

    [ 目次 ]
    第1章 なぜ日本の高速道路は有料で世界一高いのか?
    第2章 アクアライン通行料は800円でよい
    第3章 「経済性」をどう評価するか
    第4章 環境への影響をどう評価するか
    第5章 持続可能な成長と交通政策の転換
    第6章 本当の民営化とは
    終章 あなたは「合意」できるか?

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2009/5/23借りる
    2009/

  • 2008/08/08
    来年から高速道路で働く者として,
    民営化への闇の部分も知っておこうと.

  • 帯についていた「アクアラインは800円でよい!」という言葉。この本を読んでもいまいち800円で良い根拠が見えてこない。出てくる式には仮定が多すぎて正直適当なのか?と思ってしまう。タイトルには「経済学」とあるものの、たいした分析はされておらず、内容は報道番組に毛の生えた程度。

  • インフラの整備による利益を考えるのって昔から興味があったので、おもしろく読めた。世界における日本の高速道路の料金の高さは有名な話。日本は山国のために、トンネルの掘削とかに莫大な費用がかかるからと今まで思ってたんだけど、それだけではないらしい。著者はイギリスと比較しながら日本の道路整備体制の悪いところを浮き彫りにしている。読みやすい文章で書いてくれてあるのですらすら読める。ただタイトルに「経済学」とある通り、わずかだけど数字も出てくる。そのへんは理解できなかったので流し読み気味になってしまい、著者に申し訳なく思う。

  • 公共経済学、と言うのに初めて触れた一冊。普段使っている道路を金銭的に考えた興味深い本でした。日本に沢山ある有料道路の問題点が話題の中心になっていました。
    道路の使われ方やできる迄なども詳細に解説。
    ちょっと目が覚めて、視点が変わる一冊。

全18件中 1 - 18件を表示

道路の経済学 (講談社現代新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

道路の経済学 (講談社現代新書)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

道路の経済学 (講談社現代新書)の作品紹介

アクアラインは800円でよい!「必要な道路」「ムダな道路」はどう見分けるのか?よくわかる公共投資分析。

道路の経済学 (講談社現代新書)はこんな本です

ツイートする