絵でわかる日本列島の誕生 (KS絵でわかるシリーズ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 51
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061547735

作品紹介・あらすじ

日本列島はいつ・どのように誕生し、現在の姿になったのか? 地質学と地球年代学が明かすダイナミックな歴史をカラーイラストで解説

感想・レビュー・書評

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  • タイトルからして平の『日本列島の誕生』へのオマージュだろう。

  • 最近関東や長野を中心に地震がたくさん観測されています。そのたびにSNS
    では様々な憶測が飛び交い、地震が核実験によるものといったデマが多く発生
    しています。日本は地殻変動が世界で最も激しいところであるにも関わらず、多
    くの人は正しい情報を理解していません。本書は日本列島ではどうして地震が
    多いのかを皮切りに、プレートテクトニクスの原理や付加体の構造、地質年代の
    測定、背弧拡大、日本の地質帯について様々なイラストを用いてわかりやすく書
    かれています。また筆者独自のたとえが多くの場面で見られ、理解が難しい分野
    でも容易に理解できてしまいます。私が特に良い例えだと思ったところを紹介
    します。「現在では、プレートの駆動力は、通常約95%を占めるスラブ引っ張り
    力と、約5%を占める海嶺の押し力で、ほぼ説明できるとされています。」とい
    う説明に対し、「テーブルクロスのずり落ちた部分が机の上のテーブルクロスを
    引っ張るように、スラブがプレートを引っ張る。」とイラスト入りで例えられて
    います。これなら多くの人が理解できるのではないでしょうか。
    この本を読むと日本の地質いかに多様性に富み、いかに謎が多く残されている
    かわかります。多くの人に読んでほしい本です。 (地球惑星科学コース 4年)

  • 結構専門的(^^;)
    舞鶴帯~☆

  • これは面白い、こうやって日本列島ができたんだ、という思いで接すると、この国もいとおしい。

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著者プロフィール

博士(理学)。国立科学博物館地学研究部研究主幹。
1998年、広島大学理学部地球惑星システム学科卒業。2003年、広島大学大学院理学研究科地球惑星システム学専攻博士後期課程修了。2003年より、国立科学博物館地学研究部研究員。2013年より現職。2015年より、筑波大学生命環境系准教授を兼任。2009年、日本鉱物科学会論文賞受賞。著書に『絵でわかる日本列島の誕生』(講談社)がある。

「2021年 『新版 絵でわかる日本列島の誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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