- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061547735
作品紹介・あらすじ
日本列島はいつ・どのように誕生し、現在の姿になったのか? 地質学と地球年代学が明かすダイナミックな歴史をカラーイラストで解説
感想・レビュー・書評
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最近関東や長野を中心に地震がたくさん観測されています。そのたびにSNS
では様々な憶測が飛び交い、地震が核実験によるものといったデマが多く発生
しています。日本は地殻変動が世界で最も激しいところであるにも関わらず、多
くの人は正しい情報を理解していません。本書は日本列島ではどうして地震が
多いのかを皮切りに、プレートテクトニクスの原理や付加体の構造、地質年代の
測定、背弧拡大、日本の地質帯について様々なイラストを用いてわかりやすく書
かれています。また筆者独自のたとえが多くの場面で見られ、理解が難しい分野
でも容易に理解できてしまいます。私が特に良い例えだと思ったところを紹介
します。「現在では、プレートの駆動力は、通常約95%を占めるスラブ引っ張り
力と、約5%を占める海嶺の押し力で、ほぼ説明できるとされています。」とい
う説明に対し、「テーブルクロスのずり落ちた部分が机の上のテーブルクロスを
引っ張るように、スラブがプレートを引っ張る。」とイラスト入りで例えられて
います。これなら多くの人が理解できるのではないでしょうか。
この本を読むと日本の地質いかに多様性に富み、いかに謎が多く残されている
かわかります。多くの人に読んでほしい本です。 (地球惑星科学コース 4年) -
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結構専門的(^^;)
舞鶴帯~☆ -
これは面白い、こうやって日本列島ができたんだ、という思いで接すると、この国もいとおしい。