考え方の論理 (講談社学術文庫)

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著者 : 沢田允茂
  • 講談社 (1976年6月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061580459

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考え方の論理 (講談社学術文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 内容としては、現代的な一階述語論理とアリストテレス論理学の最大公約数的な内容をカバーしている。記号の使用も適度で、いろんなイラストもありわかりやすい。記号論理学・数理論理学を既習の人でも、実用との接点や知識の整理のためにじゅうぶん読んで役立つ本。

  • 子供向けの本でした。

  • 「少年少女のための論理学」というタイトルで刊行された本の文庫版です。おそらく中高生くらいの読者を対象に、論理学の基礎について解説しています。

    命題論理と述語論理、さらに論理と機械の関係や、日常の中での推論などのテーマが取り上げられています。ただ、記号が現在よく使われているものとは異なっており、また述語論理を扱った章は伝統的論理学にのっとった説明になっています。

    現在では、論理学の初歩を解説した良書もたくさんあるので、こんにち本書を読む意味はほとんどなくなっているようにも思います。

  • 論理学はプログラムににていて親しみやすい

  • *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます*
    http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB50031320&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 非常に面白い。考えるとは一体どういうことを言うのか。これを明文化することって思った以上に難しい。自分でやってみようと思ってもなかなかうまくいかない。その一つの答えを示した本だと感じた。知ることと考えることを区別し、さらには正しく考えるための論理をかなり分かりやすく説明してある。それは突き詰めればきっともっと難解で複雑なもの、例えば高校の数学の証明問題に用いられた記号の羅列(薄学ゆえこれくらいの知識しかないが)になってくると思われるが、それを用いずに解説してくれているところが、文系の人間にとっては頼もしい限りである。誤用していた三段論法も、つまるところ意味上の間違えより論理上の間違えが重要視される。この点において、それを知ってか知らずしてか利用している政治家の答弁などには舌を巻く。正しい判断には、正しい論理性が必要なのだなあ。

  •  文章の構造である論理についてわかりやすく書いてあり、中身も初歩的なことのため入門書としては最適である。
     論理とというと文章が硬く、論理の本を読んでも頭に入っていかないというイメージを持っていた。それは、論理の中身ばかり書いてあり、論理の実生活での位置付けがあいまいなため、実生活に根付かなかったことが原因だと思う。しかし、この本は論理の中身もさることながら、その外観や位置付けがしっかりしているためわかりやすかった。

  • なにか考えるとき、それはほんとに論理的か、という問を考えるようになった。道筋をそれた考え方は、誰にも認められないという事実を目の当たりにして、自分はすこし怖気づいた

  • 2012/11/3〜

  • 講談社学術文庫の癖して、かかれた対象年齢が高校生くらいに設定されている。なので、読者はほぼ大学生以上だろうとは思うものの、非常にわかりやすい論理学入門書であると言える。しかし、論理学が何ゆえ必要かと言えば、現在的には回路が一つ上げられるだろうし、もう一つ挙げるならば哲学となる。だが、忘れてならないのは日常生活だろう。

    そもそも勉強に対して、「――何のために?」という考えが浮かび上がってくるのは、学んでいることがそれぞれ独立した架空上のものだという認識があるからだろうと感じる。つまり、各科目がそれぞればらばらに独立存在しており、なおかつ、どれもかれも日常生活と密接に関わっていない。なので、実用性がないように思われる。しかし、国語や数学ってやつは実は普段の実生活的な考え方に対して非情に密接に関わってくる。前後に矛盾なく話しをできる人、あるいは、他人の矛盾を指摘できる人は、無意識的にこうした能力を備えているし、その背景には国語や数学がある。また、思考ってやつの本質に関わってくると、そこには国語も数学も英語も科学(理科)も社会(歴史、地理)も密接に関わってくるようになる。どれもかれもが連関している。そして、思考を追及するためにどれもかれもが必要だから取り入れていく。昔の人が総じて頭がいいのは、そのあたりを連関させていたからではないかと感じる。そして、自分で自分が求めた本を選んで読んでいくので自分なりの思考地図が出来上がる。また、本の種類自体も対して多くないので外れることなく良書にめぐり会える。しかし、現代人のいいところは、因習に囚われることなく、柔軟な思考ができる土壌が出来上がりつつあるということだろう。無論、だからといってほんとうに柔軟かというと、過去に比べればという程度であり、依然として、時代やら社会やらに支配された柔軟さでしかないのだけれど……。

    ともかく、本著は記号論理学としては内容がかなり浅めに設定されているものの、記号論理学と日常を結びつけるという点に関しては、優れた良書であると思われる。解説にも述べられているように、著者は、論理学を絶対視しているわけではなくて、むしろ、その限界を知る重要性を訴えかけているよに感じられる。その限界への探求の契機となる一著である。

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