平家物語(十二) (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061583627

感想・レビュー・書評

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  • 平家の最後の1人までも殺す頼朝の姿勢は執拗で恐ろしい。
    六代の死は儚く泣ける。
    そしてその最後の1人が死ぬところで物語は終わる。平家の栄華から滅亡まで描き切るのが平家物語なんですね。通読できてよかった。

  • 大地震/紺掻之沙汰/平大納言被流/土佐坊被斬/判官都落/吉田大納言沙汰/六代/泊瀬六代/六代被斬/【潅頂巻】女院出家/大原入/大原御幸/六道之沙汰/女院死去

  • 長かった盛者必衰の物語もこれで終わり。

    清盛の嫡孫・維盛の息子である六代の末路や、頼朝と対立して都を追われる義経の姿など、色々な哀しみと別れが描かれていたけど、中でも特に、平家栄華の象徴であった建礼門院徳子の、幼い我が子と実母、そして多くの一族を血まみれの戦争の中で目の前で亡くしてなお一人生き残ってしまった残りの寂しい人生には胸が苦しくてたまらなかった。(12/12)

  • あれ、おわったのというかんじだった。

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著者プロフィール

1927-2015。国文学者。法政大学大学院日本文学専攻(修士)卒業。法政大学名誉教授。著書に『軍記物語の世界』(名著刊行会)、共著に『平家物語』、『戦記文学:保元物語・平治物語・太平記』、編著に『平家物語と歴史』(共に有精堂出版)などがある。

「2017年 『新版 平家物語(四) 全訳注』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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